オーク軍との激しい戦いを終えたブリタニア。
しかし桜のトランメルは依然夜明けを迎えてはいなかった。
ブリテイン衛兵長ケンが演説を行った場所から程近くにあるカウンセラーホールにはオーク軍との戦いに疲れ、身体を休ませる為に訪れる冒険者の姿があった。だが、ひとりの冒険者がカウンセラーホールに踏み入ったその時、突然扉が閉まったかと思うと堅く閉ざされ
開け放つ事ができないようになっていた。
冒険者は困惑した。誰かの悪戯だろうか疲れているのに酷いじゃないか。そう思いつつ、彼が扉を思い切り押した瞬間、奇怪な笑い声がホールに木霊した、それは邪悪な魔道師の死した後の姿と言われる不死人リッチの嘲笑であった。カウンセラーホールへと顔を出しに行ったまま戻らない彼の帰りが遅いのを不安に思ったのか、仲間達もやってくるが共にホールに幽閉されるに至る。
そして、彼らは見た。邪悪なリッチがホールをすり抜け、背筋の凍る嘲笑とともに去っていったのを。
こうして、冒険者達の大追跡が始まる。
それは、激しい戦いの始まりを意味していた。
辿りついた先、それはブリテイン北にある墓場だった。
日頃も下級アンデットが徘徊する場所ではあるが

リッチっ?!
下級アンデットに混じり、無数のリッチが市民を襲っていた!
既に犠牲となった市民もいるようだ。
ブリテインの目と鼻の先とあって、衛兵達も黙ってはいない。ブリテイン市街地へ侵攻を企てる勢力は衛兵達が果敢に守りを固める!

ブリテインと墓場とを結ぶ道は衛兵だらけ
冒険者達はリッチと激しく交戦しつつ、墓場深くに侵入!一際巨大な墓場からアンデット達が這い出ている事を発見する。
必死に墓場の包囲を固め、リッチを駆逐する冒険者達だったが

緑先生っ!
次々と這い出てくる緑先生を前に苦戦を強いられるようになる冒険者たち。
そして遂にはリッチロードまでもが墓場に姿を現す!まずい!原因は何なんだ?!流石にリッチロードの出現に戦列を維持できなくなった冒険者側の顔に焦りが見え始める。
そんな中、私はあるものに見入っていた・・・・

黒いリッチ像がある・・・・・。
あんな像、ここにあったかしら?首を捻りつつリッチロードの猛攻撃から逃げる逃げる。
[Siel] この像が怪しいぞ!
[Siel ] えい! えい!
私は果敢に像の前に進み出て、殴り飛ばした・・・素手で。
[Cello.] あ
[Vine] うあああ
[Kaori] ぐっは
次の瞬間、冒険者らが一様に絶句
あるいは悲鳴を上げる事となった!

わらわらわらわらわら
突如、像を守るかの如く出現する大量の・・・・リッチロード。
間近の私が回避できようはずもなく・・・・

ごめんなさい。
・・・・・・そして、さようなら。

壊滅的打撃を受ける冒険者たち。さらには謎のリッチ像が行方をくらまし、事態はより一層深刻となる。このまま放置するわけには行かない!犠牲者を多く出した冒険者たちもさらに必死の捜索を続けた。
墓場前で多くの血を吸い紅に変化したリッチ像は

捜索の結果
凄く判り難い部屋隅に隠れていた!

そして一人の冒険者が事件を収束させる。彼は手にした斧を振りかぶり、像を粉々に粉砕する事に成功する。
像を破壊された為だろうか?あれ程まで熾烈な猛攻を見せていたアンデットの大群も徐々にその姿を消し、いつも通りの墓場へといつしかなっていた。
高らかに平和の再来を祝う冒険者一行

集った冒険者達はいつしか墓場の前に脚を運んでいた。

墓に祈りを捧げ、死した者達の安息を願うのだった。
こうして、やっとブリタニアに平和な日々が戻る事となる。
私もやっとゆっくりと腰を下ろす事ができた。

儚い平和だろうとも危機が訪れればまた冒険者達が戦うだろう。
投稿者 Siel Dragon : 2003年11月11日 03:28
