日本シャードの徳之諸島禅都南に建設された桟橋。そこに安置されていた甲冑が突如動き出すという騒動がありました。
釣り師のジローが奇妙な色のシーサーペントを釣り上げてから幾日か経った今宵、禅都南の桟橋へ足を運ぶと異様な光景が広がっていた。立派な桟橋の至る場所から炎が吹き上げ、今にも床が崩れ落ちそうな程の有様だったのだ。

桟橋で寝泊りしていたのだが、立ってる床が落ちてなくてよかった。
さて、問題はこれだけに留まらない。見ると桟橋に飾ってあった甲冑がなくなっていたのだ。火事場泥棒にでもあったのかと思いきや、禅都方向から悲鳴が聞こえてきた。日常は平穏な禅都だが、何か事件が起きているようだ。急いで向かってみるとそこには冒険者相手に暴れ狂う甲冑の姿があった。しかも近づいた途端、剣先に触れてもいないのにダメージを与えられる。

どうやら奴の手にする野太刀に宿る力の影響だ。

冒険者たちも必死に戦いを挑み、この動く甲冑を撃破した。その後、釣り師のジローは粉砕された甲冑の残骸をかき集め、再び桟橋へと飾ったのだが、甲冑からは一冊の本が発見されたようだ。






本からこの甲冑をまとっていた男の運命を知る事が出来た。
Title : Logbook
Author : Mitaji
ついに某は船を手に入れ大海原へと出る事にした。今まで刀一筋で生きてきた某にとって、まだ見ぬ地にいる強者達と相見える事こそ至上の喜び。我が愛刀も期待に震えておる。この本に某が進んだ道筋を刻む事にしよう。
海に出てついに陸地が見えなくなった。潮風も気持ちの良いものだ。しかし、愛刀が錆びてしまわぬか心配ではある。しっかり手入れをせねばならぬな。まだ陸地が見えてこないようだ。まぁ焦る事もあるまい。腹も減った事だし魚でもとる事としよう、釣りもまた侍の嗜みよ。この辺りはなかなかに良く魚が釣れるようだ。まれに大物がかかる事もあるが、釣り上げるまでにはいかない。しかし某も侍の誇りとして負けるわけにはいかぬ。やつめついに海上へ顔を出しおった、しかし釣り糸を引き千切られるとは無念。今度こそやつを釣り上げ、食してみせようぞ!
・・・こ、ここはどこだろうか?真っ暗で何も見えぬ。持っていた蝋燭のみが頼みの綱か。何故某はこんな所にいるのか、しばらく気を失っていたようで良く覚えておらぬが、とにかく外へ向かうべきか。
どれくらい経ったのだろうか、ここは光がまったく入ってこぬようだ、地面がべとべととしていて非常に歩き辛い上に何か常に揺れているような感覚がある。あまり長居するべきではない・・・か。
そろそろ限界が近付いてきたのだろうか、動けなくなりつつある気がする。不気味な鳴き声のする方へと向かっていたが刀が重
い・・・。しかしこれは某のたまし・ ・・------... -. --... -. ..--.. ---

