桜のトランメルブリテインに自ら書いた詩集を失くして苦悩する男の姿がありました。
ブリタニア最大都市であるブリテイン。

そこにひとりの男が茫然自失といった表情で立ち尽くしていた。どうやらポエムを探しているらしい。ポエムといえば多感な若かりし頃の苦い思い出!ガキの頃に書いた日記なんてものは何故か駄目なポエムになっちまうもんだ。

多感な青年の全身図
ナイフを片手に持っているのは多感な年代だからに違いない。

どうか本の中身を見たとしても大きな声で読まないで欲しい。私は恥ずかしくて逃げ出してしまうだろう。もし見つからないことがあるならば私も自分の行動を思い出しその場所へ向かっているだろう。私を探し出して欲しい。
どこに忘れたのかも覚えていないようだ。
早く見つけて抹消せねばいけない過去という事か。

さて・・どうしたものか。昨日はどこにいたのだろう・・

銀行前で必死に考え込む青年。
考えながら男の足は街の南へと進み始めた。その先にあるのは波止場と酒場くらいのものなのだが、どうやら彼は昨晩酒場に立ち寄っていたらしいのだ。

おおそうだ。昨日この街についた時ちょっとばかりの金で安い酒を飲んだのだ。だがしかし。。。酒の代金はしっかりと払ったのだ。路銀とともにPoetryを入れておいたのだからここでなくしたハズはない。これは困った・・・どうしたものか、早く思い出さねば。誰かに拾われ戻ってこないかもしれぬ。あぁなんという失態だ!
どうやら旅の途で落としたというわけではなく、昨晩までは確かに持っていたようだ。言ってることが余りにしどろもどろだから、旅路で落としたのかと郊外に出ようとしてる冒険者まで居たのだぞ!

安い酒ではあったが久しぶりの酒で私は少し飲みすぎてしまったのだ
そしてそう・・・大事な路銀にまで手を付けてしまった・・

男がなかなか思い出してくれないので酒を酌み交わし始める冒険者。
だが、やっと少し記憶が戻ってきたらしい。

あぁ!そうだ、思い出したぞ。ここで気分よくなったはいいが路銀のことが心配で金に困った時に売るためにコツコツと集めた羊毛を売りにいったのだ!
羊の毛を売りに行く場所と言えば裁縫屋だ。
冒険者たちは早速酔っ払ったまま裁縫屋へと足を向けた。


あぁ、だがしかし少しばかり値を上げようとふっかけてしまったのだ。
どうにも私は入りにくい
どうか代わりに探してきてはくれないだろうか!
我々は家捜しさせるために集められたのか?犯罪を依頼されてる気分だが、まぁ家捜しした程度で衛兵が呼ばれることもあるまいと裁縫屋に乗り込む冒険者たち。

しかしながら、詩集らしきものはどこにも見当たらない。
唯一怪しいのは厳重に鍵をかけられた箱だけだが・・・

*箱の中身をこっそり覗き見た*

裁縫屋の主人殿、無礼な言葉を許してくれ。
結局、ここでは何ら収穫を得られることもなく冒険者たちは屋外へと出ることとなった。男に家捜しの結果を伝えるとガックシといった表情。

なんということだろう、ここでもないとは
さて、昨日私はそれからどうしただろう・・・
またもや記憶の糸を手繰り寄せ始めるモーガン。

あぁ。。どうか皆様私の記憶力の悪さを許して欲しい。私はそう、羊毛を売りに裁縫屋へきたが買い取ってもらうことはできず宿へ泊まることができなくなったのだ。あぁ・・・なんという臭い。皆様に失礼ではあるが動物と一晩を過ごせば臭いもつくものだ。あぁなんということだ。この私の臭いも気にしないでいてくださるとは。さぁさて少しずつ思い出してきたぞ。
路銀を使い果たしたモーガンはなんと厩舎で一夜を明かしたというのだ。ブリテインには3店も厩舎があるのだが、その一軒へモーガンと共に向かうことにした。

あぁ、気をつけて欲しい。そこは昨日私が・・・
いや、やめておこう
ゲロでも吐いたのか?!記憶がないと苦悩してるくせにどうでもいいことは詳細に覚えてるんだな。更にモーガンはブリテインのメインストリートである徳の道に差し掛かると宿屋を眺めやる。

そう。。そうだ、このこぼれる光を尻目に私は肩を落としこの道を歩いたのだ
宿屋にも入れないなんて哀れだな・・・
でも、ブリタニアの宿屋って民衆に無償で提供されてるんじゃないのか?
・・・少なくとも私は宿賃を払ったことなんてないや。

こうして厩舎までやってきた。

あぁ、この臭い、私の服と同じだ。この干草、ベッドとしてやわらかいがチクチクと服にささるのだ。オススメしない宿だ。
いや、ここは宿屋じゃないし!

宿屋の主人も必死に否定してるじゃないか!
必死に干草を漁るが詩集なんて姿形もなかった。
ここでも骨折り損だったようだ。

一つあなた方の忠告しておかなくてはならない。私は自分で起きなければとても機嫌が悪いのだ。そして・・・自分で起きたところで低血圧なのだ!私の寝起きに近づかないほうが身のためだ!さてさて・・・今朝私は最悪の気分で目覚めたのだ。羊毛は売れずそしてなによりこの臭い!この臭いに寝ている間に慣れてしまっていた!!私はとうていこんな場所では過ごせないデリケートな人間だと思っていたのだ。さぁ、そんなことはどうでもいい。私はもう少し起きてからのことを思い出すとしよう・・・
よっぽど厩舎で泊まった経験がショックなようだ。過酷なブリタニアの住民の癖して貧弱な発言、こいつはどこかのボンボンだったのだろうか?

あぁ・・・この間に誰かわけを知らぬ人に拾われていないだろうか。心配でしかたがない・・・誰しもあるだろう、見られて恥ずかしいポエムを書いたことが。私のPoetryは私にとっての心のダイアリー、とてもじゃないが皆様にお見せできるものではない・・・さてさて少し思い出してきたぞ。私は起きてから、そう・・・ここを出て

厩舎の水桶で朝の爽やかな洗顔かよ!

あぁ・・・ここの水を飲んでいる方にはどうか内緒にしてほしい
さてさて・・・少しサッパリしたおかげで思い出してきたぞ
そこの水飲んでるのは馬やらの動物だと思うぞ。
・・・たまに不謹慎な料理人が使用する例もあるようだが。

私はこっちへきたのか?それともこちらに?
あぁ・・思い出せない・・・どうやらお腹が空いてきたようだ・・・
そう・・・起きた私も、ちょうど同じことを考えた
そういうとモーガンの腹が *gu- gu-*と鳴り響いた。
・・・・別に朝昼関係無く腹減ってるんじゃないのだろうか。

あぁ・・この腹の音はどうか聞こえないフリをして欲しい
これ以上あなた方に迷惑はかけられないのだ
そう・・私は寝起きに顔を洗ったあと水を飲み
そして・・・そう。私は朝はパン派なのだ。
あぁ。そうか・・・私はパンを求めて彷徨ったのだ
そういって再びモーガンはふらふらとブリテインの町並みを歩み始めた。

あぁ・・・そうだ、この匂い、なんといい匂いだろうか
さて・・・困った、どこにあるだろうか

辿り着いたのはパン屋。
ところでモーガン曰く「パン派」とのことだが、ブリタニアには他にどのような「派」があるのだろうか?「ごはん」なんてごく最近発見された食文化だし、弁当や寿司なんてとても朝っぱらから食うようなもんじゃないぞ。

おお! これはもしや私のPoetryですか?
突然、モーガンがパン屋で奇声をあげた。
私には判らなかったが、どうやら詩集を見つけた冒険者がいたようだ。

robin殿、どうか確かめさせてはもらえないだろうか
robin: はい

おお!皆様貴重な時間を私に割いてくださったこと心から感謝いたします! 私の大事なPoetryは無事に見つけることができた!Robin殿正直に私に返してくださったこと感謝いたします。力を貸してくださった皆様もどうもありがとう!
*smile*
こうして、よく判らんが無事モーガンの手元に恥かしい詩集は戻ったようだ。しかし、散々ブリテインを連れ回された冒険者の一群は納得いかない!詩集にどんな赤裸々な内容が書かれているのかモーガンに質問責めを始めた。
・・・まぁ当然のことだ。誰にも見せたくないのなら独りで探すべきだしな。

あぁ・・・どうか私を困らせないで欲しい・・・皆様にお見せできるようなそんな代物ではないのだ。あぁ困った・・・しかし・・・皆様が力を貸してくれた事実、そして私には何のお礼もすることができない。ならば一つだけお聞かせいたしましょう!たいした代物ではないがこれが私の感謝の気持ちであると思っていただきたい。
恥かしがりつつも実は満更でもなかったモーガン。
発表の機会を虎視眈々と狙っていたのやもしれん。

さて・・・このように狭い場所では皆様に窮屈な思いをさせてしまう。
一度外へよろしいですかな
こうしてパン屋をあとにしたモーガン一行。
その目的地は

ブリテインの音楽大学だった!
我々が窮屈だから・・・とはいうが
本音は「でっかい舞台で発表したい!」だけなのかもしれん。

こんなにもの人が私のために一生懸命になってくださった。まずはそのお礼を高いところからですが申し上げたい。ありがとう!
*smail*

さて・・・これがお礼とはならぬだろうが聞いていただこう!
MorganのPoetryより 「雲」
雲ひとつない空
夕日に染まる赤い空
星の輝く空
あぁなんとすばらしい
あの空にとけてみたい
ご清聴感謝いたします
・・・・・題名は「雲」なのに雲は邪魔者扱いな詩?
と大きな疑問はあるが兎に角は拍手喝采。

あぁ・・・そんなにも暖かく受け止めてもらえるとは路銀は無くしたが皆様の暖かい心に触れてとても気分がいい!お恥ずかしながらもう1つだけ聞いてくださいますでしょうか

ありがとう!では。
MorganのPoetryより「羊」
メェメェ羊
ヒツジ ヒツジ
メェメェ羊
可愛いな
「メ〜リ〜さんのひっつじ〜♪ひっつじ〜♪ひっつじ〜♪」という旋律が聞こえてきそうな気がするが、やっぱり拍手喝采しとく。

ありがとう!ありがとう!
さぁ・・皆様に少しでもお返しができたのなら私もそろそろ旅に出る支度をしなくてはしかし・・・私はどうしてもこの
*gu- gu-*
*gu- gu-*
この腹の音が止まらない・・ これ以上皆様から頂くわけにはいきません!どうか気持ちだけでお納めください。私は・・・腹ごしらえに向かうことにします!皆様ありがとう!

そういって腹がぐーすか鳴らしつつも大量の御捻りを必死に拒み続けたモーガン。夢にまで見た舞台での詩の朗読を終えたあとには

乞食生活を送ったようだ。

