2007年11月09日
ハロウィン(4)

ハロウィン(Halloween) は、カトリックの諸聖人の日の前晩(10月31日)に行われる伝統行事。古代ケルトのサウィン祭にカトリックが融合したものと考えられている。英語圏のゲームであるウルティマ オンラインにおいてもお菓子の配布やモンスターの襲撃、「死者のシャード」と呼ばれる特設シャードが期間限定で開設される。商業的にしかハロウィンが普及していない日本地域においても、同時期に開催されるイベントの飾りつけではハロウィンを意識したものが見受けられる。

2007年度のハロウィンでは、パブリッシュ47(2007年10月18日)でジャック・オー・ランタン(Jack-O'-Lantern)やトリック・オア・トリート(Trick or Treat)といったイベントが開始された。また、2007年10月31日にマジンシア侵攻が開始された。

マジンシア侵攻は段階的に状況を変化させていく侵攻イベント。季節限定のハロウィンイベントという側面とは別に、背徳の都市マジンシアの存亡がかかる歴史上重要なイベントでもある。

2007年10月18日(パブリッシュ47)、マジンシアムーンゲートが消失、マジンシアの施設群がハイライトするタイルに変更されるといった前段階が施された。

2007年10月31日、いよいよ侵攻が開始されたがマジンシアガード圏は健在で侵攻軍は島の西部にあるジャングル地帯、旧マジンシアムーンゲート付近に出現するのみだった。この時点ではマジンシアへ渡航する手段はプレイヤー自身の船舶に限られていた。初日からダークファーザーや新モンスターのLight Daemon、Void Daemonの姿が確認されたが、シャード人口に基づいて侵攻規模が異なっており、日本地域ではホクトシャードにおいては橋頭堡たる島南端部の桟橋まで侵攻を許す程の苛烈なファーストコンタクトとなった。侵攻モンスターは赤ネームであり、戦闘の際にモンスター周囲に炎のフィールドが生じる等の違いがある。また、侵攻モンスターの討伐においてはカース属性のドゥームアーティファクトに加え、戦利品としてStaff of Pyros、Vorpal Blade、Berserker's Scytheといった新しい武器がモンスターの死体に収められている場合がある。

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堕落のムーンゲート(corrupted moongate) はマジンシア西のジャングル地帯に出現した漆黒のムーンゲート。パブリッシュ47(2007年10月18日)で消失したマジンシアムーンゲート跡に出現した。このムーンゲートから悪魔族が出現している。

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虚空の悪魔(a void daemon) は今回のマジンシア侵攻で初めて確認された新種の悪魔族。漆黒の体躯を有し、プレイヤーや動物をブラックホールへ引き込み、大きなダメージを与えた上で世界のいずこかへ飛ばしてしまうという。

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パイロスの杖(Staff of Pyros) は稀に向いている方角へ一条の炎を放つ武器であり、マジンシア侵攻モンスターの戦利品として得ることができる。パイロスとは正史ブリタニアにおいてガーディアンの支配する異世界ペイガンにおける炎を司る巨人の名。

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2007年11月1日、トリンシック港とマジンシア港とを結ぶフェリー運航が開始された。常設されているスカラブレイのフェリーとは異なり、帆船に乗り込むと即座に移動することができる。

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マジンシア侵攻は2007年11月7日のミニパブリッシュを経て2007年11月8日に第二段階へ移行した。トリンシックからの船舶が往来し冒険者を輸送していたマジンシア港に砲兵と衛生兵、更には銀行員まで展開、港を橋頭堡とする。また、丸太の防壁や土嚢で防衛線が構築された。マジンシア市街地を当初から防衛していたガード圏は瓦解し、市街戦が展開されるようになる。侵攻時から炭化の始まっていた木々以外にも植物が黒く炭化し始めた。フェルッカ世界では罠、ガードの配置が森側へ拡張される配置転換があったもののマジンシアに本拠地を置く魔術師評議会は維持されている。また、今回のマジンシアガードの完全撤退を受け、"汝、謙譲を知れ"クエストのクエスト提供者"Gareth the Emissary of the RBC"はマジンシアからトリンシックへと去る。

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砲兵は射程に入った敵に砲撃を加え、一瞬にして消し飛ばしてしまう。ただし、テレポートによって接近を許した敵に対しては全くの無力。強力さと引き換えに極めて射角が狭い兵器。

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過去ログ
ハロウィン(1)
ハロウィン(2)
ハロウィン(3)

2007年10月31日
BNN: A Minor Inconvenience
BNN: マジンシアが侵攻を撃退!
【ご注意】 ペットを残したまま船から離れないでください
侵攻の進化について(Draconi_EA)
"Andrew the Servant"の出現について(Draconi_EA)
マジンシア市長はまだ助けを求めていない
2007年11月01日
BNN: デーモンがマジンシアの防衛線を打ち破る!
フェリーが就航した(Draconi_EA)
侵攻の強さと複雑さは増していく(Draconi_EA)
2007年11月02日
瓦礫はまだ出現しない(Draconi_EA)
"Halloween 2007 Test Shard"更新
2007年11月07日
マジンシア侵攻の更新(ミニパブリッシュ)
2007年11月08日
マジンシア侵攻第二段階へ移行(Draconi_EA)
2007年11月09日
BNN: 軍がマジンシアを強化! 侵攻はますます苛烈に!
ホクトの橋頭堡

2007年11月9日 ホクトの橋頭堡

先日11月8日に市街地の放棄と港の橋頭堡構築が確立されたはずのマジンシア。だが、ホクトシャードでは僅か1日しか維持することは出来なかったようだ。防壁と土嚢による防衛線こそ残されているものの、駆けつけていたはずの砲兵や衛生兵、銀行員らは忽然と姿を消し、防衛線の目前まで多数のダークファーザーが押し寄せてきていた。防衛線で戦うのは最早、冒険者たちのみ。補給線や治療要員も冒険者が代わりを務めている。

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しかしながら、砲兵なくとも砲撃自体は機能している様子。ホクトシャードの砲台は高度に自動化されたもののようだ。いずれにせよ、ホクトシャードがこのマジンシア侵攻当初から不幸に愛されていることに間違いはない。

2007年11月9日 軍がマジンシアを強化! 侵攻はますます苛烈に!

- ねずみのシェリーからの報告 -

今朝早くに、絶望的に不足している兵士と補給物資を陸上に輸送するための軍艦がマジンシアの海岸に錨を下ろしたの。海軍中佐ファルコンが指揮するその船団は、街へのデーモンの絶え間ない侵攻に対抗するために王国評議会の要請によって急遽派遣されたのよ。

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住民はトリンシックへ避難するために設置された急ごしらえのバリケードと防衛線を通って脱出を続けているの。兵士たちと医者たちは負傷した市民の世話をして、状況を落ち着かせるために生存者と一緒に一生懸命働いていたわ。

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一方で、あらゆる社会的地位の人々で構成されたボランティアの大きな一団が王国の増援たちと並んで武器を取ったのよ。王国全土から援助が殺到していて、街の市民軍は全てやられてしまったけれどまだ、まだ潮が止められるかもしれないという希望があるわ。

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でも、このメモでは、軍はまだマジンシアに対する断続的な脅威を認識できていなかったということを読者の皆さんにお知らせしなくちゃいけないわ。デーモンの侵攻部隊の大波はこれまでの数時間で何度も防衛隊を圧倒しそうになったの。ロイヤルガードが新しい海軍部隊を派遣しているかもしれないという噂があるけど、この助けが街にどんな結果をもたらすか現段階では何も言うことができないわ。

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2007年11月8日 マジンシア侵攻第二段階へ移行

マジンシア侵攻は2007年11月7日のミニパブリッシュを経て2007年11月8日に第二段階へ移行した。

Draconi_EA
マジンシア侵攻は次の段階へと移行した。本日諸君らは次のような変化に気づくだろう。週末にかけて更なる変化が生じるはずだから、注意を怠らぬように!

1. 難度調整が開始される。侵攻モンスターの出現頻度は当初こそ脆弱だが、討伐が速まるにつれ難度は上昇する。これはグリムリーパーで用いられたものと同様のシステムだ。

2. マジンシアからガード圏が完全に取り除かれる。派閥は罠とガードを森の奥へ拡張した上で維持される。

3. 防衛線が構築される。丸太の防壁と土嚢によって港へと侵攻するモンスターを食い止める。

4. 砲兵が港の防衛に配置される。この大砲はプレイヤーに扱える代物ではない。侵攻するモンスターのみを駆逐し、死体すら残さず消し飛ばす。

5. 港には衛生兵が配置される。

6. マジンシア市街地北西部の森に赤ヒーラーが現れる。

The invasion is now moving on to the next phase, here are the changes you'll notice today. There will be additional changes over the weekend, so stay tuned! Difficulty balancer enabled. Spawn will initially be weak, but will become harder the faster its defeated. This is the same system used with the Grim Reaper. Guard zone removed completely from Magincia. Factions should still operate correctly, with extensions for traps/guards further into the forest. Barriers and defensive lines established. Wooden walls and debris should better control enemy flow towards the dock. Soldiers with cannons guarding the docks. These are not the player usable cannons: these will only destroy incoming monsters (no corpses). Healers available at the docks. Red healer available northeast of the city in the woods.

Draconi_EA
UO Designer
Daemon Summoner
Next phase of invasion
11/08/07 04:10 AM

2007年11月2日 "Halloween 2007 Test Shard"更新
  
The Halloween 2007 Test Shard has been published with the following:

Greater delay between fire attacks by the invading monsters
Fixed an issue that could cause too many monsters to spawn
Plants are now affected by the fire as well
Invading imps will be red instead of green
Due to their overwhelming deadliness, removed the hostile invading rabbits. Hellcats will spawn instead
Removed misplaced tile of foliage near the moongate

2007年11月2日 瓦礫はまだ出現しない

Draconi_EA
瓦礫は敵主力が市街地に攻め込みLight Daemonが実際に建物を破壊し、防衛軍が到着して大砲を設置するまでは出現しない。

既に出現している瓦礫の破片は来るべき日を前にした前哨に過ぎない。

戦いはまだ始まったばかりだ。そして、戦士や魔法使いたちだけではこの難局を乗り越えることは出来ないだろう。

Has anyone from Pacific managed to get any rubble?

No one that's been fighting that I've talked to, nor myself of course, have managed to get any. There are blackened trees everywhere (cajun style) but nothing seems to be removable, and nothing seems to be missing, at least from what I can tell. I know I've tried picking up every piece of shrubbary, rock and building on the island, but nothing so far.

Just wondering if Pac is simply doing a good job of defense, or if something is amiss here?

Edited> seems a small amount has been picked up as I've found a piece or 2 of fallen log missing. It must take a lot to turn these things into rubble, as the rest of the log is still there and it's right by the gate, which has been on fire countless times...

Until the city is actually attacked by the main horde, where light daemons start physically attacking buildings, and the military arrives and sets up cannons, rubble won't be spawning.

The few tiny pieces of rubble that've already spawned are just a taste of what's to come.

This battle is barely begun, and it won't be won just by the fighters and mages.

Draconi_EA
UO Designer
Daemon Summoner
Re: Rubble.....?
11/01/07 12:04 PM

2007年11月1日 侵攻の強さと複雑さは増していく

Draconi_EA
デーモンの出現は一般的にプレイヤーの強さや数に反映される。フェルッカでは全シャード通じてデーモンの侵攻もそれほど迅速ではない、今のところはね。今後もそうだとは言い切れない。

改めて言及するが、侵攻は今後一週間で更に強さと複雑さを増すことだろう。

The spawn will be reacting to player strength and numbers in general. Felucca on all shards is not as quickly moving... yet. This is not going to be the case for long.

Again, the invasion will grow in strength and complexity over the coming week.

Draconi_EA
UO Designer
Daemon Summoner
Re: Baja Event Spawn Broken In Fel.
10/31/07 04:20 PM

2007年11月1日 フェリーが就航した

Draconi_EA
既に全シャードでトリンシックとマジンシアの間をフェリーが就航しているはずだ。これらの船舶はトランメル、フェルッカ双方の港に接岸されているよ。

1. フェルッカのフェリーは派閥シギルも転送してくれる。

2. このフェリー以外のマジンシアに接岸された船舶はすぐに朽ちてしまう。

もしフェリーが出現していなかったり、シギルの運搬が適切に行われない場合はスレッドに返信して欲しい。

All shards should now have ferries between Trinsic and Magincia. These boats are located on the docks, in both Trammel and Felucca.

The boats are marked by a simple glowing effect, and are guarded by two armed militiamen. Passage is free of charge, simply step onto the ship plank.

Notes:
Felucca ferries should allow Faction Sigils to teleport with you
All ships left unattended in Magincia are subject to rapid decay, except the ferries

If there are any missing boats, or sigil teleportation isn't working on a shard, please post in this thread.

Thanks!

Draconi_EA
UO Designer
Daemon Summoner
Trinsic <-> Magincia Ferries available on all shards
10/31/07 05:07 PM

2007年11月1日 BNN: デーモンがマジンシアの防衛線を打ち破る!

勝利を祝う住民たちの喧騒の夜が、早朝に森を抜けて街の中へとなだれ込んで来たデーモンたちにより悪夢へとかわってしまったの。記憶にも新しいあのオフィディアンの侵攻以来最大の、ブリタニアの地におけるこの信じられない殺戮によって何十人もの死者と数百人にのぼる行方不明者が出ているわ。

勝利を祝う住民たちの喧騒の夜が、早朝に森を抜けて街の中へとなだれ込んで来たデーモンたちにより悪夢へとかわってしまったの。記憶にも新しいあのオフィディアンの侵攻以来最大の、ブリタニアの地におけるこの信じられない殺戮によって何十人もの死者と数百人にのぼる行方不明者が出ているわ。

西の森には火の手があがり、煙は島全体を覆いつくしているの。煙はさらに、岸から攻撃してくる様々なデーモンたちから逃げようと必死に島外に向けて漕ぎ出していく船々の灯りも覆い隠しているわ。

港は今の所は安全な状態だけど、地元自治体の崩壊と共に市民は我先にと街から避難を始めているの。市長は行方不明となってしまって、噂によれば評議会のメンバーたちは貿易船に乗り込んで既に避難してしまったそうなのよ。また、街の高名なヒーラーと魔法使いたちはこの猛攻撃による最初の犠牲者に名を連ねてしまったわ。

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新しい情報が入り次第、また皆さんにお知らせするわね。

以上、マジンシアからねずみのシェリーがお伝えしました。

2007年10月31日 マジンシア市長はまだ助けを求めていない

フィードバックフォームに対する感謝と回答より抜粋

Q. マジンシアへのデーモンの侵攻が始まったそうですが、トリンシックの船着場に船がありませんし、大砲も見当たりません。どうなっているのでしょうか?

A. 落ち着いてください。侵攻はまだ始まったばかりです。これまでに公開された情報や物語を注意深く読んで下さった方は薄々お気づきかと思いますが、これからの数日間で様々な進展があることが示唆されています。マジンシアの市長はまだ冒険者の助けを求めていませんし、モンスターの襲撃も小規模なものです。
 
え、Hokutoシャードで起きてる侵攻は小規模とかそういうレベルじゃない! ですか? えー、確かに。現在のHokutoの状況は……他のシャードの近い未来の姿を映しているのか、誰かのブラックロックの実験が失敗して空間が歪んでしまったせいなのか、まだ詳しいことは分かっていませんが、とりあえずは……そうですね、無理に前線を押し上げたりせずに、倒せるモンスターがいる位置で侵攻を食い止めるのが賢明かもしれません。私たちもドラコヌラ伯爵にコミュニケーションクリスタル経由でコンタクトを取っている所です。

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回答者:Wasia

2007年10月31日 "Andrew the Servant"の出現について

Draconi_EA
現在は個々のシャード人口に合わせて行われる初動段階に過ぎないよ。この段階はまもなく収束し、所謂嵐の前の静けさという奴が訪れるだろうが、長くは続くことがないだろう。

"Andrew the Servant"の存在が確認できれば、順調と考えて差し支えない。しかしながら、彼に対抗しようなんて考えない方が身のためだね。

This is just the initial part, scaled appropriately for different shard populations. This stage will end soon, as we enter a very short "calm before the storm."

If you see "Andrew the Servant", you know that you've done well so far. Oh, and don't stand next to him.

Tim "Draconi" Cotten - UO Designer - EA Mythic

Draconi_EA
UO Designer
Daemon Summoner
Re: [News] BNN: A Minor Inconvenience
10/30/07 05:20 PM

2007年10月31日 侵攻の進化について

Draconi_EA
注意事項:
今回の侵攻は時系列の推移に従って徐々に進化していくだろう。今日目にした事柄は明日には様変わりしていることもあり得る。事実として、本日の戦闘は諸君らの想像以上に早く沈静化するかもしれない。

Note: This invasion evolves over time. What you see today is not what you'll be dealing with tomorrow. In fact, today's battle may be over sooner than you might expect...

Tim "Draconi" Cotten - UO Designer - EA Mythic

Draconi_EA
UO Designer
Daemon Summoner
Re: [News] BNN: A Minor Inconvenience
10/30/07 04:13 PM

2007年10月31日 【ご注意】 ペットを残したまま船から離れないでください

【概要】
マジンシア島周辺に停泊した船にペットを残した状態で離れると、デーモンにより船に放火されて船が沈没した際に、ペットが船と運命を共にする(消滅する)場合があります。

【詳細】
現在発生している「マジンシア侵攻」のライブイベントでは、デーモンがマジンシア島の周辺に停泊中の船に放火することがあります。船に火が燃え移った場合には船を動かせば消し止めることができますが、近くにプレイヤーがいない場合は沈んでしまいます。この沈没が発生した時にペットが船上に残っていた場合、船と共にペットが消滅することが確認されております。

マジンシア島周辺で船を利用される際には、貴重なペットを失うことのないようくれぐれもご注意ください。

参考:
UO:私は自分の船の上で死んでしまいました! どうすればいいですか?

2007年10月31日 BNN: マジンシアが侵攻を撃退!

何百というデーモンは市民軍によって即座に駆逐され、勝利の歓声がマジンシア中に響き渡りました。市長は短い声明を出しています:

「今朝、私はムーンゲート近くへのデーモンの突然の、いわれのない侵攻について知らされました。部下と私は直ちに戦場を調査し、我々の優秀な現場指揮官は侵攻軍を素早く撃退して、街の境界線を守りました。数名の住民が建造物への小規模な被害を報告していますが、生命が失われたという報告は受けておりません。私は我々の市民軍が自分たち自身の指揮の下で活動していることを誇りとしています。そのため、本土からの支援の提案は丁寧にお断りさせていただきました。今、私は繰り返して言いたいと思います。まだ数匹のデーモンが残っているかもしれませんが、街に対する重要かつ持続的な脅威にはなりません。これはいうなれば『侵攻』は終わったということになります。」

しかしながら、マジンシアへの魔法での移動は依然として行うことができず、マジンシアのムーンゲートは完全に機能を停止しています。BNNは明日、勇敢な現場調査官としてネズミのシェリーを現地に派遣する予定です。

2007年10月31日 BNN: A Minor Inconvenience

「閣下!」

ベールとドレープが勢いよく左右に開くと、だらしなく寝乱れ、この瞬間にひどく機嫌を損ねた市長が眠っていた天蓋付きベッドに陽光が差し込んだ。しかし、いかつい影に阻まれ、まばゆい日の光がやや弱まると、再び大声が響いた。

「閣下、どうか起きてください、緊急事態です!」

市長は体に掛けていた毛布やら毛織物やらを払いのけると、ドレープを掴み、自分の体を引っぱり起こした。楽しいパーティーだった。ダンスは深夜に及び、酒に、女に、「ああ」 市長は思いを馳せる。「それに……」

「デーモンです、閣下、森に!」 市長に無視され苛立った声が訴えた。市長は目の焦点を合わせると、激しい頭痛に襲われた。それでも、なんとか体を起こしたまま、声の主を見上げた。

「デーモンだと? 森にか。ムーンゲートの近くの?」

「そうです」

市長はうなずき、自分の両手を見下ろした。なぜか、両手が腕の長さよりずっと遠くにあるように思われた。市長は視線を戻すと、膝の上で、手が白くなるまで固く拳骨を握りしめた。

「デーモンのために……、わしを起こしたのか?」

その口調の意味するところを察し、兵士はうろたえた。「しかし閣下、こんなことは今までに……」 市長は彼の言葉を遮った。

「森のデーモンに対して、通常はどのように対処しているのかね、ベルフリーくん?」

兵士は気まずそうに態勢を整えると、鎧がカチャカチャと鳴った。「退治いたします。または、魔術師を呼んでディスペルを」

市長はもう聞いていない。よく気の利く召使いがミードのゴブレットを置いていったベッド脇のテーブルに手を伸ばしていた。やがて市長はうなずき、何かを決断するような声を出した。鼻に抜けて聞こえたが、その意味はクリスタルのように明確だった。

「魔術師か? うん、魔術師でいこう」

「しかし閣下、今度ばかりは異常事態で」 と言いかけたが、これ以上は続けられなかった。

「とにかく、今すぐ、魔術師を、呼びつけて、くだらん、ことで、わしを困らせるんじゃない!」
市長はベッドから飛び降りると、一言発するごとに手に持ったゴブレットを兵士のダブレットに押しつけ、そのつど酒をまき散らした。

「はっ! 了解しました!」 そう言い残して兵士は去った。

市長は這い上がるようにしてベッドに戻り、いつもと違う一日が始まった。だが、それを気に留めることもなく、市長は体温の残るシーツの間に潜り込んだ。「デーモンだと。馬鹿臭い。次は何だ?」シルクの枕に顔を埋めて、彼はつぶやいた。

“Milord!”

The veils and drapes were ripped aside, pouring daylight into the canopy bed upon which a much disheveled, and suddenly very displeased, mayor had been sleeping. The blinding light lessened, obstructed by a rough shadow, and the voice yelled again.

“Milord, please! Wake thyself, ‘tis urgent!”

The Mayor threw aside his blankets and wools, and grasped at the drapes, pulling himself aright. There had been the party, the long dancing into the night, the wine, the women, “Ah”, he thought, “the…”

“Daemons, milord, in the forest!” the plaintative voice continued, failing to heed the state of the lord of the house. The mayor’s eyes focused, the headache was horrendous, but he composed himself and looked up.

“Daemons? In the forest. Near the moongate?”

“Yes, milord!”

He nodded, looked down at his hands, they seemed very far away from his arms for some reason. The mayor looked up, his knuckles white as his hands clenched into fists on his knees.

“You woke me up, for… daemons?”

The soldier knew the tone, hesitated. “But sir, we’ve never seen them like this…” He was cut off.

“What do we usually, well, do, about daemons in the forest, young Belfry?”

The man’s armor clinked as he shifted uncomfortably. “We destroy them, sir. Or call the mages and dispel them.”

The mayor wasn’t even paying attention now, his hand hovering over his nightstand where an understanding servant had just placed a goblet of mead. He nodded, made an assenting sort of sound, nasal in quality, crystal clear in meaning.

“Mages? Yes, mages seem like a good idea.”

“Sir, we’re concerned that this isn’t ordinary,” but the soldier got no further.

“I said SUMMON SOME MAGES AND STOP WASTING MY TIME!” the mayor jumped up and pushed the spilling goblet against the poor man’s doublet, punctuating his point with each spilled drop.

“Sir! Yes sir!” and he was gone.

The mayor climbed back into bed, another day begun, and mindlessly worked himself back beneath the warm sheets. “Daemons. Unbelievable. What’s next?” he mumbled into a silk pillow.

投稿者 Siel Dragon : 2007年11月09日 21:40