2012年06月01日
第8回銀蛇自警団出動指令

銀蛇自警団とは,Yamato においてイベントモデレーターにより組織されたイベントコミュニティ。ドーン女王亡き後のブリタニアにおいて新たな統治者が現れるまで八徳を守ることを目的としてサー・ファントムをリーダーとして2011年8月に設立された。

第8回 銀蛇自警団出動指令 - 恋するドラゴンとは,2012年5月24日22時から開催されたロールプレイイベント。ロイヤルガードのカーティスから暴動によって母親とはぐれた幼いドラゴンを世話するように諭された銀蛇自警団長のファントムは,師スーテックの助力を得て機械生命体の母ドラゴンを作ろうと考える。師スーテックから指示された材料のうち最後となるドラゴンのフェロモンを入手すべく団員らとともにトランメル世界ドラゴン島へ赴き濃赤色のドラゴン,ジュリアナと交渉,ドラゴンのキサラドゥ捜索に助勢する代わりにフェロモンの提供を受ける約定を交わす。船舶にてロストランドへと赴き汚染生物との遭遇戦となるがワイバーンポイントにおいてキサラドゥの発見に至り,フェロモンを入手した。しかし,師スーテックの組み立ては相次いで失敗に終わり,結局幼いドラゴンはファントムの世話するところとなった。

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2012年05月22日
第8回 銀蛇自警団出動指令
2012年05月24日
恋するドラゴン
2012年05月28日
第8回 銀蛇自警団報告書提出期限
2012年06月01日
第8回 銀蛇自警団活動報告

2012年6月1日 第8回 銀蛇自警団活動報告

2012年5月24日に開催されたロールプレイイベント,第8回 銀蛇自警団出動指令 - 恋するドラゴンでは参加した団員にレポートの提出を呼びかけていたが,提出されたレポートの内容報告がYAMATO EM SITE上およびYamato のEM リワードホールにおいて行われた。

第8回銀蛇自警団 活動報告
Posted on June 1, 2012
by Phantom of Castle British

銀蛇自警団 団員諸君!

久しぶりのミッションだったが、駆けつけてくれた諸君に心より感謝申し上げる。今回のミッションでは、機械生命体を作成するという当初の予定に届かなかったものの、多くの犠牲を出しながら我が自警団はよく持ちこたえ、師スーテックに目的の品をお届けすることが出来た。一方でワイバーン島での戦闘や、はからずもドーン女王の墓前での戦闘は、私自身の見通しの甘さを露呈させることとなり、改めて私にとって学ぶことの多い印象深いミッションとなった。

そんなわけでいつになく神妙な面持ちでこれを書いている私だが、前置きはこれくらいにして活動報告を始めたい。

今回回収レポート: 64冊

皆なかなか忙しいようだが、今回も粒よりの優秀なレポートが出揃った。本当に嬉しい限りである。

・新人紹介
今回も我が銀蛇自警団は新人を迎えている。先輩団員各位におかれては、ぜひ暖かく迎え入れてあげてほしい。
(アルファベット順/敬称略)
Abnus団員、Gian団員、goemon団員、Seiju団員、Siel団員、ようこそ銀蛇自警団へ!

・ボイド・プール
ところで世間では今ボイド・プールなるものが話題のようだ。
- ボイドプールにハマりまくっていて、時間がきたのに気づいていなかったのは・・・内緒です!-中略- いまだかってないほどの大船団に興奮しきりでございました。(nemu団員

間に合ってくれてよかった。ご指摘の通り、今回我が銀蛇自警団は陸路を離れ、ロストランドに慣れない船隊を組織して遠征するという、まさに、
- 気合いだけではだめ(KING団員

な活動と相成ったわけだが、忙しい中集まってくれた諸君にあらためて御礼申し上げる。まずは当日の流れをいつものことながらよくまとまった、Hiroaki団員nana団員のレポートで振り返ってみよう。

ヒロアキの第8回銀蛇自警団報告書
ナナの第8回銀蛇自警団報告書

・機械生命体の作成
まずは今回のミッションにおける論争の焦点となっている、機械生命体作成の是非について諸君の意見を整理してみよう。

どのような生物であれ、幼少期の環境は、その後のその生物の性格やステータス形成に多大な影響を与えることは私も認識している。今回私は思いがけず幼いドラゴンの面倒を見ることに相成ったのだが、いかんせん専門知識もなく、家族というものに接した経験がほとんど無いまま気楽な独身生活を謳歌する身である。いささか忍耐がないと思われた節もあろうが、餅は餅屋とばかり、早々に機械生命体作成の権威である師スーテックや、団員諸君の助力を仰ぐことにした。果たせるかな、そんな私に諸君の怒号(?)が飛んだ。

- どの機械生命体もチビドラを育てるなんて無理! まして、愛情を持ってとか無理だから!!(Namida団員

とりわけテイマー諸君からはこのような、心の叫びが垣間見えるレポートが多く提出された。それでも各々が戸惑いながら建設的な意見を述べようとしてくれたことにあらためて感謝する。その他の職業の者からも、実に様々な意見があったが、大多数の者は私が育てるべきだとの主張であったようだ。

- まずは団長が女装をしてエプロンを着けて母親役を試してみたほうがよいのではないか。(Mareni団員

- 団長と子ドラゴンのために、ドラゴンの育て方を書いた本を一緒に入れておきます。(seven II団員

- 団長の資産がドラゴンに食い潰されませんように団員から肉の寄付を受け付けるのも良いかも知れません。(Lakshata団員

ありがとう。さすがにエプロンは着けていないが、にわかテイマーとしてどうにか若ドラゴンと暮らしている。また、私の懐具合を心配してくれたのであろう、多くの団員から生肉やデキャンタの寄付をいただいている。本当に感謝の念に堪えない。

一方で、同情や一時の気の迷いで容易に動物の飼育を引き受けるべきではないとする、感情に流されない現実的な意見も多かった。中にはやや極端なものもあったが、それほど命というものは重く、真剣に向き合わねばならないということであろう。

- Julianaの持つDragonのネットワークを使い、母親を探す方が良いと思います。特に人間が関わる事は避けるべきである、人間になついてしまうと元々持っている能力(ステータス)が落ちてしまい、本来のDragonとは変化してしまう危険性があります。(Eleria団員

肝に銘じておこう。ところで今回、師スーテックより指示された機械生命体の材料は、問題のドラゴンのフェロモンの他に、ホワイトウィルムの鱗50枚と、革が100枚であった。

- ペットはいいが、野良は駄目ってことなのか?これが格差社会ってやつか!-中略- ファントム卿、そこに愛はあるのかい?(kottan団員

- 肉屋を出た私の傍らで、やせ衰えた男性が「た、食べ物を・・・肉を・・・」と息も絶え絶えに訴えかけてきたように思えたが、満ち足りた気分の今の私にそんなネガティブな声など届くはずもなかった。「肉がないならマフィンを食べればいいじゃない?」(ZagZag団員

既にブリテインをはじめとするブリタニアの街は恐慌の様相を呈している。命の重さはどれも変わらないはずであるが、市民が飢えているのにドラゴンに肉を与え続けることもまた、できないはずである。しかし、我々はどのような残酷な局面にあっても、その行動に「愛はあるのか」を、常に自問し続ける必要があろう。ここでは、Eleria団員の、冷静沈着ながら愛あるレポートを紹介しよう。

Dragon[Young]の母親について(エレリア 著)

・飛ばないドラゴンの謎
神秘なるドラゴンJulianaが発見された島は、その形状もドラゴンとは異なり、ドラゴンに近しい固有種もいないにもかかわらず、ドラゴン島と呼ばれる。ここブリタニアには実に様々な種類のドラゴンが存在しているが、その昔、ヒューマンが降り立つ前のソーサリアには、今以上に数多くの亜種が存在したのかも知れない。そんな物語を思い起こさせる紅色と藍色の対のドラゴンたちについて、早速団員たちが鋭い洞察力を持って切り込んで行く。

- 2匹のドラゴンは船にて新たな地へと、旅立っていった。(何故飛んでいかないのか謎を残して・・・)(Koumei団員

なるほど。我々ヒューマンやエルフも時に騎乗し、周囲の景色を楽しみつつ遠出したりする。いつもと違う景色を見たいからだ。ドラゴンたちも船上デートを決め込んだだけだと思いたいが、飛べないことも含めておよそドラゴンらしからぬJulianaの見せた人間的な感情やあの知性は、何か得体の知れないものの所作であることも考えられないだろうか。

- ここで1つの疑問がある。なぜドラゴンのフェロモンは汚染されていたのに、ドラゴン自体は何ともなかったのだろうか?(Rachel団員

既にブラックロックの影響を受けていないことを祈りたい。

・汚染人魚と汚染スカリスの謎
サーペントピラーからロストランドへ抜けると、そこで我々はけばけばしい色をした「人魚」の群れと遭遇した。

- ぽにょ ぽにょ ぽにょ〜ん(Love-chan団員

魚の子にはとても似ても似つかないそれは、「人魚」というより「人面魚」であると激闘のさなかに誰かが言っていた。団員のスケッチによるとこのような顔であったようだ。

news120601-etc-1.bmp - (karo団員

過去に遭遇した汚染されたオークブルートもまた鮮やかなピンク色の体躯をしていたが、もしかしたらブラックロック汚染の初期症状なのかも知れない。これらの不気味な生物が与えたインパクトは、後から登場した汚染スカリスの姿形がほとんど話題にならなかったくらいである。

- 汚染されるとブレスを吐くのか、人魚よ…。(JUNK団員

- 人魚はブラックロックに汚染されており、デートを邪魔するうような行動もその影響からと考えられる。(Lethe団員

- ブラックロックに汚染されると、凶暴性が増すだけでなく、尋常ではないほど肉体が強化されることが確認された(Hiroaki団員

人魚とはかなりの激戦を強いられたが、どうにかワイバーン島に上陸した時には、どの船もかなりのダメージを受けており、死体や骨を多数搭載したままの船は、ドライドックもままならぬ状態であった。その後は慣れないワイバーン島の地形に悪戦苦闘しながら、どうにか汚染スカリスを討伐し、我々は神秘なるドラゴンのJulianaから、「ドラゴンのフェロモン」を手に入れた。ところで、ある団員から気になる話を聞いた。

- 人魚の肉を食べてしまった少女は老いることも死ぬこともなくなり、数百年の時を生きたという伝説。(Misto団員

オークガールのコルの姿を思い浮かべたのは、私だけであろうか。

・師スーテックの謎
次に師スーテックの人物像に迫ってみよう。諸君のレポートからも、彼が実にユニークな人物であることが伺い知れる。

- 変わり者と言われているスーテックさんですが、見事にその性格が出てましたね。
「(自分がピンチでも)いやぁ。じつに興味深かった!」←転んでもタダでは起きない。
「失敗は成功の元なんだよ。」←プラス思考。
「今度こそ成功するかもしれないぞ?」←希望的観測すぎる!
匿名希望団員

度重なる機械生命体の作成失敗により、多くの団員諸君を危険にさらすことになってしまったが、実はけっこう気のいい好人物であるのかも知れないという声もあった。

- スーテック氏が、あんなにキレのあるボケができるとは予想外でした。(Cocoa団員

一方で彼はブリタニアの壮大な歴史に関わる重大な秘密を握っている可能性もあるらしい。

- シャドーロードが暗躍した時のことだ。クロノスがムーングロウでブラックロック発見装置の起動に失敗し異次元へとゲートが開かれた。その時にシャドーロードの姿を初めて確認したわけであるが、そのシャドーロードと戦っていたのがタイムロードであった。最後の爆発でタイムロードはホークウィンドという人間の姿でロングのダンジョンでスーテック先生の世話になっていたわけであるが、タイムロードがその後、どうなったかというのが全くわからないのである。(Christina団員

かってはシャドーロードを消滅させる方法を編み出したとまで言われた偉大なる魔術師である。当時の彼を知る者は、皆一様に口をそろえる。

- ロストランドには元々ブラックロックが出現しやすい何かしらの条件は揃っていると考えて良いだろう。-中略- そしてその要因を突き止めることができるのは・・・スーテック師を置いて他にいないかもしれない。(Happy団員

彼はあの日、
「サー・ファントム。またいつでも困ったことがあったら連絡を。」
と、予言めいた言葉を残して去って行った。我々銀蛇自警団は、遠からず彼の助力を仰ぐ日が来る気がしてならない。ここで、師スーテックをするどく観察し、その素顔に肉迫したLayla団員のレポートを紹介しよう。

スーテックを眺める(レイラ 著)

・ブラックロックゴーレムの謎
師スーテックは三度にわたり、機械生命体の作成に失敗した。しかしここはむしろ失敗したと言うより、三度にわたり合計7体ものブラックロックゴーレムが、いともたやすく産み出されてしまったとことをむしろ懸念すべきであろう。「ドラゴンのフェロモン」自体は入手が困難であることは我々が身をもって実証済みであるが、代替品をもってしていつこの危険な生物が量産される危険がないとは言えない。かねてより我が銀蛇自警団にはスパイが潜んでいると噂されており、一瞬いやな考えが頭をよぎったが、当のオークも被害を被ったようだ。

- バカな人間たち。生き物を作ろうだなんて、おこがましいにもほどがあるわ!kraltch(オークの侮辱語で病気のモンバット)め!!(Lio Leia団員

確かにオークの言う通りだ。団員は誰一人として悪くないが、これもひとえに私の未熟さゆえであると認めざるを得ない。

- 機械生命体の母親が作られなかったことは、これはこれで良かったのではないか、とも思う。作り物の母親人形は居らずとも、実際に甲斐甲斐しく面倒を見ておられる団長の愛情は、きっと幼きドラゴンに通じるものと確信いたします。(seiran団員

- 結局、サーが出した結論、若ドラゴンは「私が面倒をみる」・・・・・・・・。「だったら最初からそうしろよーーー!」と、団員全員が心で叫んでいたはず。(Tokiwa団員

何ともはや返す言葉もないが、今回のミッションは諸君ではなく、他ならぬ私のためのミッションであったということで、今回の報告書を〆させていただきたい。

・総括
先日の騒ぎがうそのように、時が止まったかのように静かなドーン女王の墓所で、女王に非礼をわび、カーラの墓石に手を置いて私はしばし瞑想した。ここ数か月の間というもの、忙しさにかまけて我が身を振り返る余裕もなかったが、いつの間にブリタニアは暑すぎず、かと言って涼しすぎもしない、実に良い季節になったようだ。今回諸君からいただいたレポートのうち、alianrhod団員、Cesario団員、Chocolate団員、Mareni団員、Siel団員、Tokiwa団員、ZagZag団員のレポートを、EMリワードホールに展示させていただいた。さわやかな初夏の一日、ぜひ読書を決め込んでみてはいかがであろう。本当はまだまだ紹介したい私好み、かつユニークなレポートがたくさんあるのだが、スペースの都合上やむなく割愛したことを申し添えておく。さて、諸君が心配した「ドラゴンのフェロモン」の試飲だが、スピリタスで割りたい誘惑は抗いがたく、フェロモンが蒸発して完全に消えるまで、私は詰め所の隅に置かれたそれを、未練がましく横目で見ていたことを告白する。消える前に匂いを嗅いでみたが、想像したような濃厚な匂いではなかったし、思いもかけないような味になることはまずなかったであろう。素直にいつも諸君が差し入れてくれる酒と肴をいただくとしよう。私の傍らでは愛ナマコと若ドラゴンが食事をしている。心なしか若ドラゴンの食欲も落ちついたようだ。心優しい団員諸君からの差し入れで、彼も当分食べるものに困らないだろう。最後にひとつ。ドラゴンのカップルに思いを馳せて、匿名希望の団員が、デートスポットのルーンブックを寄贈してくれた。こちらは詰め所にロックダウンしてあるので、ラブラブな諸君にぜひ活用してもらいたい。いずれもおすすめのスポットばかりである。

では諸君!次回のミッションでまた会おう!

2012年5月25日 恋するドラゴン

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トランメル世界サーペンツホールドの北端に位置する巨大施設,カウンセラーギルドホール。そこはかつて第二代国王ドーン陛下がブリタニアの騎士であった頃に演説した名残を今なお残す歴史的な場所でもある。今,この場所はブリティッシュ城の怪人こと,サー・ファントム率いる銀蛇自警団の拠点として利用されていた。

今宵22時と告知されていた銀蛇自警団の招集としては,私自身も初めてこの施設を訪れたこととなるが,辿り着いたのは21時前。断言して早すぎたらしく,時折施設に顔を出しては去っていく団員らしき人影を目で追いつつ,演台の前でかつてこの場所で起きた事件に想いを馳せた。

22時を目前とした頃,ようやく演台へ団員らが集まってきた。同じく団員のひとり Happy 氏が団員らに酒を振る舞っていき,サー・ファントムが到着する前から酒を呷る諸氏。

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かような風紀の乱れを咎めることなく,サー・ファントムは演台に立った。

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そしてファントムに続き,その隣には幼いドラゴンの姿も現れる。

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ファントムは団長として演台を囲む団員らに向かい高らかに挨拶する。そんな団長に対しても Happy 団員は脇からおごり酒を投げつけて,団長に歓声とも悲鳴ともわからぬ叫びをあげさせていた。

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Phantom of Castle British
元気だったか?

団長の問いかけに次々と挙がる意気揚々たる声。そして,見知らぬ幼いドラゴンも連れだっていたことで,団員から生肉が放り入れられていく。

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Phantom of Castle British
それは何よりだ。おお,肉は助かるよ!

A Dragon (Young)
*お腹すいた*

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Phantom of Castle British
おたべ!

A Dragon (Young)
*ムシャムシャ*

Happy
ブラックソーン城消えたらしいです!

Phantom of Castle British
うむ。後には水樽ばかりだったな。

Happy
ご存知でしたか

Phantom of Castle British
うむ。……シッ! 静かにするんだ。

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Phantom of Castle British
いい子だ。待て。そのまま待て,だ。……失礼した。まずは諸君にいくつか連絡事項がある。よろしいかな?事後報告になってしまってすまないが,先日カーラ・デスリンの葬儀が身内だけでしめやかに行われた。

Happy
エー,行きたかった。

Phantom of Castle British
私が所用でブリテインを留守にしている間に起こった。身内だけでひっそりと行いたいということだったので,私も後からうかがった。葬儀が終わってから,彼女の仲間たちにお会いした。この一連の痛ましい出来事については,既にシェリーから報告を受けている。団員諸君がブリタニアの市民と一致団結し,カーラと共に事態の収拾に乗り出してくれたことについてもだ。私は諸君の勇気ある決断に敬意を表す。そして諸君がカーラと最後まで行動を共にしてくれたことについては,彼女の友人たちも諸君に最大の感謝を惜しまないであろう。

pelu
力及ばずだったけどな・・・

Phantom of Castle British
私からもお礼を申し上げる。本当にありがとう。カーラの遺体はシェリーをはじめとするカーラの友人たちの陳情もあって,特別にユーのドーン女王の墓所の一角に埋葬されることを許可された。私は彼女のことをよく知らないが,どうやら彼女はかってトリンシックの衛兵長を務められた,フィンス・デスリン氏のご令嬢であったらしい。真偽のほどは不明だが,彼女の行為はまさに武官の娘の名に恥じないものであった。よって私は彼女の墓碑に「トリンシックの薔薇」と刻んだことを,ここに諸君にご報告申し上げる。ぜひ時間のある者は彼女に花を手向けてあげてほしい。そしてもうひとつ……。

A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!

Phantom of Castle British
ひとつ私……いや、この若ドラゴンのために骨折ってもらえないだろうか?この若ドラゴンは先日ブリテインが暴徒によって襲撃された際に,母ドラゴンとはぐれてしまったらしい。迷子を保護するのもブリタニアの市民として,また,銀蛇自警団の団員として当然果たすべき義務であろうことは承知している。それは良いのだが,何しろ私も専門家ではないので,育ちざかりの若ドラゴンをきちんとケアができているのかどうか,それが気がかりでならないのである……。

A Dragon (Young)
ピギャーーーーーーー!
*お腹すいた*

Phantom of Castle British
大事なときだからね。よしよし,……シッ!待て。しょうがないな。

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挨拶をそこそこに幼いドラゴンの世話に追われるファントム。高級料理である豚の丸焼きもわざわざドラゴンのために持参していたようだ。勢い余ってファントム自身がドラゴンに食べられはしまいかと冷や冷やと見守る団員ら。

Phantom of Castle British
よしよし。いい子だ。……つまり,旺盛な食欲は育ち盛りであることの証であると同時に,何かの代償であることも考えられるのではないかと思う。

A Dragon (Young)
*ムシャムシャ*

Koumei
サーの財布か

Phantom of Castle British
それも心配なのだが,この若ドラゴンは愛の欠乏を食べ物で埋め合わせているのではないだろうか?

Hiroaki
サーの愛を!

Phantom of Castle British
私の愛では足りないらしいのだ。母親の愛だ。やはり子どもには母親が必要なのではないだろうか?

A Dragon (Young)
*ぷい*

Phantom of Castle British
そこで私は妙案を思いついたのだが,諸君は師スーテックをご存知か?カーラの仲間でもあった師スーテックだ。アビスのダンジョンにいるスーテック師だ。彼がアビスのダンジョンの研究室にこもって何をしているか知っているね?

Hiroaki
やばい研究…

Phantom of Castle British
そう,彼は機械生命の権威なのだよ!そこで私は彼に機械仕掛けの母親役のドラゴンのレシピを伝授してもらえはしまいかと考えたのだ。変人とのうわさもあるな。

Hiroaki
それこそ愛が無い…

Namida
それでいいのか!?

Happy
この子が大人になったとき相当うらまれますよ

Phantom of Castle British
いやその,なにしろ私の愛では!足りないらしいのだよ!

Hiroaki
機械こそ愛が無い

alianrhod
生身の愛情こそ必要でわ…

Koumei
隊長がテイマーになるんだ!

A Dragon (Young)
*ぷい*

Phantom of Castle British
うう,そうか……。まあ聞いてくれ。

Happy
それとも団長,この子を手元におかなければならない理由が?

A Dragon (Young): *ムシャムシャ*

Phantom of Castle British
うむ?つまりロイヤルガードのカーティスいわく,これもブリタニア市民としてのつとめだと言うのだよ。

Hiroaki
とうの本人は放置なのに…

Phantom of Castle British
果たしてその機械生命は師スーテックしか組み立てができないらしいのだが,彼は材料さえ揃えば組み立てをしてくれると快く約束して,折しも師は今日,カーラの墓参りにユーまで来ることになっている。それに間に合わせることができればいいのだが。

Koumei
お墓でスーテックを確保だ!

Phantom of Castle British
うむ。そうなると思う。材料は全部で3つある。そのうち2つは何の変哲もないものだ。ホワイトウィルムの鱗を50枚と,革を100枚。これら2つの材料は難なく用意することができた。しかし残るひとつが問題である。それは「ドラゴンのフェロモン」なるものであるらしい。いいか?ドラゴンのフェロモンだぞ!

Happy
初めて聞きます。

Phantom of Castle British
そうなのだ。私も見たことがない。師スーテックによるとそのフェロモンは、高度な知能を持つ特殊なドラゴンが,特殊な環境下ではじめて分泌するものらしい。私は師スーテックの助言と独自の調査に基づき,そのドラゴンが文字通りドラゴン島に棲息していることをつきとめた。

Ami.S
どこから分泌するの?

Phantom of Castle British
ど,どこからだろうな。諸君もこのめずらしいドラゴンの捜索に付き合ってはもらえないか?

Koumei
その島も初耳だな…

Phantom of Castle British
ああ,ドラゴン島は固有種もないし,なぜドラゴン島とよばれているのか謎らしい。しかし,諸君も行ったことはあるだろうな。トレハンなどする者はおそらく行ったことはあるはずだ。

pelu
頭良いなら話が通じるかもだ

Phantom of Castle British
ああ,言葉を話すらしいな。そこはトランメルだ。つきあってもらえるかね?

ファントムの要請に無論団員らは肯定の意を口々に示した。

Phantom of Castle British
おお,ありがとう!ところで今日初めての者はいるか?連絡用にチャットチャンネルVSSに入っておくのを忘れないように。今日は銀蛇自警団初心者にとってとっつきやすい内容になることと思う。ただしUO初心者という意味ではないぞ。*smiles*
では行こう!

ファントムは演台を下りるとホールの東端,団員らのいる場所まで歩み出ると,ムーンゲートを創出させた。ムーンゲートを用いて調査対象地,ドラゴン島へと向かおうというのだ。

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ファントムに続いて次々と団員らがムーンゲートへと飛び込んでいく。幼いドラゴンもまた演台から出るところで戸惑っている気配は見受けられたものの,勢いよくムーンゲートへ翼を広げて飛び込んでいった。

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そうして辿り着いたドラゴン島。比較的大きめの島ではあるが,多くの団員が名を聞いただけではわからなかったようだ。私自身も大陸の西海岸線沿いに浮かぶ島のひとつだという程度の認識しかなかった。

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由来の定かでないこの島だが,背徳のダンジョン,デスタードを代表的な存在としてトリンシック以西の地域にはドラゴンの名を冠する地名が多い。

Phantom of Castle British
若ドラゴンがはぐれてしまったようだ。見かけた者はいないか?

Happy
いました

Phantom of Castle British
島の西側に集合してくれ。

ムーンゲートを潜った先はドラゴン島の東海岸線であったが,ジャングルを横断して西海岸線へと抜ける。そこには後世の入植を除けば島唯一の遺構があった。

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そこで,幼きドラゴンよりひとまわり大きな体躯のドラゴンが確認できた。しかし,その体色はしばしば目撃されるドラゴンよりも遙かに濃く鮮やかな赤色をしており,ひとめに特殊なドラゴンであると伺えた。

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その濃紅のドラゴンを母親と呼んでじゃれる幼きドラゴン。しかし,どうも様子がおかしい。濃紅のドラゴンは,不快そうに幼きドラゴンをあしらっていた。

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Phantom of Castle British
いや,母親ではないようだな……。

Juliana the Dragon
シッシッ!失礼ね!うら若い乙女をつかまえてお母さんとか何寝ぼけたこと言ってるのよ!しかもこんな大勢で押しかけてあんたたち一体何者なの?!

Phantom of Castle British
すみません……。

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遺構を取り囲んだ銀蛇自警団に対し,人語を用いて怒りを露わにする濃紅のドラゴン,名をジュリアナというらしい。団長のファントムもいきなりの叱責に即座に縮こまってしまう。

Juliana the Dragon
私は機嫌が悪いのよ?何の用なの?!

A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!
*お母さん*

Juliana the Dragon
……しょうがないわね。あんたどこの坊やだい?まさかこの野蛮な人間だとか,エルフだとか,ガーゴイルどもに悪さをされてるんじゃないだろうね?

Phantom of Castle British
……ジュリアナ殿! 私は首都ブリテインから来たファントム卿と申す者だ。大勢で押しかけてしまってすまない。この通り,危害を加えるつもりはまったくないのでご安心いただきたい。

さきほど,状況がわからぬとはいえ取り囲んで遺構ごと消し去る勢いでフィールド魔法を流し込んでいた一団,その長とは思えぬほど,さらりと危害の意志がないと断言するファントム。そして,いよいよこの島へ赴いた理由をジュリアナへ依頼する。

Phantom of Castle British
この若ドラゴンは首都ブリテインが暴徒によって襲撃された際に親とはぐれ,縁あってこの私が保護を仰せつかっている。それで実は……。この子の母親が見つかるまで,機械生命の母ドラゴンをあてがおうと思っているところなのだが,その材料に「ドラゴンのフェロモン」なるものが必要なのだ。……何とか分けてはもらえないだろうか?

Juliana the Dragon
あたしのフェロモンをですって?

ファントムの依頼を聞いた途端,またもや険しい口調で聞き質すジュリアナ。そして,またもや縮まりこむほどのか弱さで返事するファントム。

Phantom of Castle British
はい……。

Juliana the Dragon
何言ってるのよ!言っとくけどフェロモンって言うのはね,おいそれと安くまき散らすもんじゃないのよ!

Phantom of Castle British
それはそうだな……。

A Dragon (Young)
*ムシャムシャ*

ジュリアナの剣幕にファントムは相づちを打つしかできず,幼きドラゴンは団員に餌付けされて黙々と食べていた。

Juliana the Dragon
あたしそんな女じゃないわよ! 失礼ね!あたしはこう見えても一途な女なの!キサナドゥひとすじなの!

Phantom of Castle British
キサナドゥ……?

Juliana the Dragon
そうよ。彼ったらとーってもステキなのよ。
*うっとり*

Phantom of Castle British
ほう……。

Juliana the Dragon
皮膚はサファイアのように青く,顔はあくまでもキリッとしてて,引き締まった体は鋼のように強靭でたくましくて……。

Phantom of Castle British
青いのか。

Juliana the Dragon
でも……でも……。ある日彼といっしょに船上デートを楽しんでいたら,私たちがあんまり仲がいいのに嫉妬した人魚たちが,渦巻きを起こして私たちが乗っていた船をこっぱみじんにしてしまったの!

Phantom of Castle British
ほう……。

Ami.S
ドラゴンも船に乗るんだ

Juliana the Dragon
私も彼も必死で泳いで何とか岸に辿りついたんだけど,以来私たちがお互いに逢いに行こうとすると,海のけだものたちが邪魔をするようになったのよ。

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Juliana the Dragon
でも毎日思いはつのるばかり……。彼をあきらめるなんて絶対無理よ!ああ,一体どうしたら……。
*ため息*

Phantom of Castle British
ふむー。

Juliana the Dragon
……!そう,そうよ! どうしてそれを思いつかなかったのかしら。ねえ!もしあなたたちが私がキサナドゥに逢いに行くのを手伝ってくれるなら,フェロモンを分けてあげてもよくってよ?

Phantom of Castle British
おおおお,なるほど……!してキサナドゥ殿はどちらにいらっしゃるのか?

ジュリアナから取引の申し出が飛び出したことで,恐縮しきっていたファントムも思わず声を荒げていた。

Juliana the Dragon
そうね。唯一わかっていることは,渦巻きに飲み込まれそうになったとき,キサナドゥだけサーペントピラーを通ってロストランドにワープしちゃったってこと。だけど私が彼を探そうと船に乗ってサーペントピラーからワープすると,いつも大量の人魚たちが私の行く手を阻むのよ。彼はきっとそのすぐ近くにいるのよ。私にはわかるわ。

Phantom of Castle British
ふむ。では、サーペントピラーを経由してロストランドへ調査に向かうとしよう。ジュリアナ殿。我々が貴殿を護衛つかまつり,無事にキサナドゥ殿を発見できたあかつきには,フェロモンを分けていただけるとお約束願えるか?

Juliana the Dragon
もちろんよ! ドラゴンに二言はないわ。

A Dragon (Young)
ピーーー!

ジュリアナと約束を取り付けたファントム,遺構の周りで待機していた団員を振り仰ぎ,新たな任務の遂行を提案した。

Phantom of Castle British
海賊が出るのか……。諸君!これから私はドラゴンのフェロモンを手に入れるべくロストランドでジュリアナ殿を護衛し,キサナドゥ殿の発見に全力を上げる。諸君も手伝ってくれるか?

これに対して口々に協力の意を宣言する団員ら。

Phantom of Castle British
ありがとう!

A Dragon (Young)
*ムシャムシャ*

ファントムの感謝の声と幼きドラゴンの咀嚼の音が遺構にこだました。

Phantom of Castle British
船を持っている者から順次サーペント・ピラーからロストランドを目指してほしい。船が無い者は持っている者に同乗させてもらってくれ。自力だ。乗り切れなかった者は陸路を発見した段階でここに迎えをやるので待っていてほしい。わかったかな?では準備のできた者から出発しよう!

A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!

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ジュリアナを新たに加えた銀蛇自警団は,ドラゴン島西海岸線に次々と船舶を進水させていく。その規模,旗艦を含む大型船舶2隻と小型船舶3艘。

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Koumei
船あるんで?

Phantom of Castle British
あるよ。ない人いる?準備出来た人から出発してくれたまえ!今回は豪華だ!

銀蛇自警団の団員らに加え,幼きドラゴンとジュリアナを加えた一同は各船舶に分乗していった。

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乗船を終えた船舶から次々と出航を開始。ここからは他船とは交信によってのみ意思疎通が可能となる。

Siel
[通信]ロストランドへ向け出航しました。

Phantom of Castle British
[通信]了解!

だが,大型船舶と小型船舶とでは船速がまるで異なる。大型船舶2隻はあっという間に視界から消えていき,残る三艘が後を追うことに。

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pelu
当てずっぽうで辿り着けるほどプリタニアの海は単純じゃないぜ。

Koumei
ピーラーに向かってるんだよな?

Happy
うん,みなみだよね?

しかし,船舶での移動はブリタニアでの集団行軍において最も難度が高い。充分な用意なくばブリタニアの詳細な地理知識と方向感覚を要求されるからだ。

Phantom of Castle British
[通信]皆乗れたかな?私もサーペントピラーを目指している。

しかも今回は日常的に利用する機会の少ないサーペントピラー。出航地点のドラゴン島の座標すらよくわからぬ船団にとっては苦難の旅が始まったのだった。

当初,ドラゴン島から北に進路をとってしまった小型船舶団。方角そのものに誤りがあると南へ転進した頃には既に先発艦はサーペントピラーへ到達していた。

seven II
[通信]サーペントピラー到着しました

Phantom of Castle British
[通信]了解。

seven II
[通信]人魚がいます!

Phantom of Castle British
[通信]なんだと!気をつけて進んでくれ。

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seven II
[通信]ピンク色の人魚が…

Hiroaki
[通信]人魚は汚染されてるみたいなんですが…

Phantom of Castle British
[通信]汚染だと……?

先発隊からの通信から戦端が開かれた敵,通称人魚らは汚染生物であることが発覚する。汚染といえば真っ先に思い浮かぶのは忌まわしきブラックロック汚染。

かつてブリタニア本大陸でも汚染によって醜く変容し化け物としか言いようのなかった生物らの駆逐に奔走せねばならない時期があった。それらは師スーテックが深く関わっていた事件だが,師と面談しようというときに再び遭遇してしまうとはなんたる皮肉だろうか。

Leaf
[通信]サーペンツピラー行き待機中です

Phantom of Castle British
[通信]ロストランドへワープしてくれ

nana2
[通信]ロストランド入りしたらどちらへ?

Phantom of Castle British
[通信]沿岸を注意深く航行してキサナドゥ殿を探してくれ

次々とロストランド突入の報が入るなか,私の乗船する船舶はひたすら南進。ここでようやく陸地が視界に入る。この陸地確認でようやくジェロームからやや東にそれた海洋を南進していることがわかるといった状況。

ジェロームから見て西海洋にサーペントピラーはあるはず。ジェロームを構成する島々の間を抜けて西海洋へと進んだ。

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Hiroaki
[通信]キサナドゥ殿を探して上陸した島でブラックロックを発見…

ブラックロック鉱のある島…それはロストランド側のサーペントピラー座標とかつて出現したブラックロック鉱を比較するとひとつに絞られる。

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Phantom of Castle British
[通信]ワイバーン島にいたようだ。にょっきり出た島がある。

先発隊が探索を終えて島への上陸を開始しているであろう頃,小型船舶団は未だサーペントピラーを求めてジェローム西海洋を進んでいた。船団を構成する団員らからは本当に辿り着けるのか,このまま海を漂い続けるのではないか,との不安が満ちてくる。

だが,仮にもサー・ファントムより幼きドラゴンをお預かりした船団である。辿り着かねばならない。辿り着かねばファントムからのお叱りは必至!

不安をよそに,私はさも航海は順調であるかの如く通信を続けた。

Siel
[通信]しんがり部隊はドラゴンの安全を確保しつつ進行中です。

これぞ既成事実の捏造。決して我々は海の迷宮で迷子船団と化しているわけではないのだ。同乗する団員らにもその意を伝え,いざというときの口裏合わせを目論む。

Siel
我々はドラゴンの安全を確保するため、"ワザト"道に迷ったふりをしているのだ。

だって怒られたくないもの…。

そして,ファントムから探索対象のドラゴン,キサナドゥ発見の報が送られてきた。

Phantom of Castle British
[通信]ワイバーン島にキサナドゥ殿を発見!待ってるのでゆっくり来てくれ。ワイバーン島についた者は船をドライドックしてくれるか。

ファントムから言われても逸る気持ちは抑えられない。レーダーマップ上に小さな点が現れ出たときには,同乗する団員皆が歓喜の声を挙げたほどなのだった。

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サーペントピラーへ横付けし,急ぎロストランドへ至る呪文を叫ぶ団員ら。

Goumon
doracron

激しく世界が暗転し,次の瞬間にはサーペントピラーの消えた海が広がっていた。そう,船はロストランドへと流れ込んだのだ。

だが,無事に辿り着けたことに安堵することもできなかった。

A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!

幼きドラゴンが警告の咆吼を挙げ,周囲を見渡せば,船を取り囲むように数体の異形が迫ってくる。鮮やかな…パッションピンクのようなどぎつい鱗を持つ汚染生物,A Rogue Mermaid (Infected) の襲来である。

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Koumei
あれが人魚なのか!?

Happy
しまにいこう!

A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!
ピーーーーーーー!

必死に汚染生物の包囲網を突破しようと船舶を走らせる一行。しかし,その前進を阻むかのように次々と新手の汚染生物が行く手を塞ぐ。

振り切ることができぬまま,前から後ろから襲いかかる汚染生物に団員らの被害が出始めていた。汚染生物の群れを突破することは断念し,やむなく進路を変えて視界に入った陸地へと接岸せざるを得なくなったのだ。

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接岸を終えてもなお,追いすがり船尾に食らいついた数体の汚染生物による苛烈な攻撃は,団員らに下船する余裕を与えぬまま戦闘に突入してしまう。狭い船上での戦いは数多くの団員に負傷者を出していた。

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必死の下船作業が続き,戦列の立て直しと負傷団員の収容を図る。狭い船上では救助活動に二次被害が次々と発生するため,戦力が徐々に削られる一方だからだ。

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Siel
[通信]本船は敵襲を受けている…

汚染生物の猛攻に晒されるなか,ここまで航海してきた船舶では身動きの取れぬ状況となっていた。幼きドラゴンは本隊と離れてしまった我らの船舶に対して必死に合流するよう咆吼をあげるが,ひとたび戦闘に突入してしまった以上,強引に突破することは困難を極める。

A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!
ピーーーーーーー!
*←*

Koumei
左へ進めとのことだ。

Siel
まずいことになった…

A Dragon (Young)
*←←*

Siel
あぁ,わかっているよ…すまないねぇ。よしよし。

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とりあえず幼きドラゴンには餌付けをして憤懣を押さえようと試みる。

A Dragon (Young)
*ムシャムシャ*

こうして大幅な遅れを取ってしまうものの,張り付かれた汚染生物の駆除を達成。本隊への合流を具申する。

Siel
[通信]本船は人魚に取り付かれて遅れたが,倒し終えた。

Phantom of Castle British
[通信]了解。

Happy
[通信]団長手近な島に下りてます,これからどこへいきましょうか?

Phantom of Castle British
[通信]今,他の船を迎えに来ている

Siel
よし,しゅったーつ!いそいでのってー!全員のったかな?

Musashi
たぶん?

Siel
ワイバーン島へ緊急出航!

体勢を立て直した殿軍船舶が,再出航しようとしたときだった。係留地の南から巨大な船舶が姿を現す。

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A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!

それはサー・ファントム御自ら指揮する旗艦の救援だった。だが,救援に駆けつけた旗艦も既に壊滅的な損傷を被り,なんとか駆けつけることができたか如き惨状。本当にワイバーン島へと辿り着けるのか,と再び不安になる一行であった。

Happy
しにまくってるやん。

IGGY
しずみそうだな。

A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!

ファントムは下船し,小型船舶へと再乗船を終えていた団員らへ集合するように指示する。

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Phantom of Castle British
タイタン島にいるものは一か所に集まってくれるかだいじょうぶか?

損傷の酷い船舶でのワイバーン島到達は断念し,既に上陸済みの本隊へ向けムーンゲートを創出するファントム。

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長き船旅と戦闘で疲弊した殿軍を組み込んで,いよいよ目的地へと達する。

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Happy
みんなでこれました

pelu
長旅だった…

団員らは疲れを口にしつつも島の突端へ赴くと,そこには寄り添う対のドラゴンが海を眺めていた。

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これでようやく,謎に満ちたドラゴンのフェロモンとやらを受け取れるのだ,と安堵しようとしていたが,団員らには未だ不安も残されていた。殿軍の救援活動の折,人魚とはあきらかに異なる汚染生物の目撃例が報告されていたのだ。

そして,その姿を見た団員らの不安を裏付けたかのように,海上から黒光りする異形の姿がワイバーン島へと直進してきた。汚染生物 Osiredon the Scalis Enforcer the Infected の襲来である。

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ワイバーン島の突端,入り組んだ丘のようになった狭小な場所で突如戦端は開かれた。狭い場所ゆえに戦列をシフトさせながらの戦いは不可能。故にこの場では,戦士は海岸線で肉薄し,魔術師は丘の上から魔法を放つしか策はない。選択の余地はなくとも丘の上に陣取る銀蛇自警団が圧倒的優位かと思われた。

しかし,戦況は汚染生物の圧倒的な異能によって覆される。

pelu
遠距離攻撃あるのか…船まで壊されてるのか…

広範囲へ同時に影響を及ぼす汚染生物の攻撃は,丘の上に戦列を敷いていた魔術師たちを一瞬のもとに薙ぎ倒していき,次々と死体が折り重なっていく。

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銀蛇自警団は支援部隊を後退させ,ワイバーン島北岸に治療班を展開するも,断続的に丘一帯に影響を及ぼす汚染生物の災禍と狭い丘陵地帯ゆえの足場の悪さに戦線復帰を困難としていた。

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銀蛇自警団としての連携は極めて困難な戦闘であったが,それでも治療班を備えた部隊は時間を追って徐々に汚染生物の生命力を奪い去っていき,長き戦いに終止符が打たれる。
汚染生物が海岸線に倒れ,団員らにようやく歓声が挙がったのは,サーペンツホールドを出立してからブリタニア時間で半日,地球時間で1時間を過ぎてのことだった。

seven II
フェロモンが手に入りました〜

Phantom of Castle British
おお本当か,よかった!おめでとう!

そして,団員の何名かはドラゴンのフェロモンを得ることに成功していた。それはジュリアナの体色を表すかのような濃赤色をしており,フラスコに注がれて管理された。

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seven II
期限があるので,早くスーテックに作成お願いしないと…

JUNK
期限切れる前にスーテック師のところへ行きましょう。

Phantom of Castle British
うむ。あと何秒残ってるかね?

JUNK
99920秒です。

Phantom of Castle British
了解だ。

ようやく喧噪が絶え,ジュリアナは蒼きドラゴン,キサナドゥにあらためて寄り添った。

Juliana the Dragon
みんなありがとう! キサナドゥ,逢いたかった!

A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!

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Phantom of Castle British
船出せるかい?

ジュリアナとキサナドゥは,かつて離ればなれになったときの続きを愉しむかの如く二匹で船に乗り込んでいった。

Juliana the Dragon
あんたたち,少しは気を利かせなさいよ。悪いけどキサナドゥと二人きりにしてちょうだい。

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Phantom of Castle British
ははは,ごきげんよう!

Xanadu
ありがとう皆さん! ごきげんよう!

Juliana the Dragon
悪いけどキサナドゥと二人きりにしてちょうだい

Phantom of Castle British
おしあわせにーーー!!!さようならーー!

A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!

二匹を乗せた船はゆっくりと東へと漕ぎ去っていった。結局,何故にドラゴンがデートで船旅を愉しむのか,その謎は解明されぬがままに。

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Phantom of Castle British
しかしみんな,よく戦ってくれた!

Happy
団長,俺の船,崩壊寸前でのってかえれません…

Phantom of Castle British
みんなドラゴンのフェロモンは持っているね?よろしい。島後方に退避しようここへはあとで来るので,とりあえずみんな島後方に退避してくれるか!

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海岸線にくらべれば幾分開けた内陸部の砂浜へと移動し,ファントムはあらためて団員を労った。

Phantom of Castle British
みんな集まったか?おつかれさまでした!……ふむ。どうやらここはブラックロック結晶によるエネルギー放出地点のようだ。

ワイバーン島の突端に隆起したブラックロック鉱を見遣り,ファントムは若干の不安材料を口にした。

Phantom of Castle British
むむ,みんなそこにブラックロック結晶が見えるかい?諸君は体調に変化はないかい?それならばいいのだが,ドラゴンのフェロモンのような液体や,不安定な物質は,ブラックロックの影響を受けやすいとも言われる。その点が少し気がかりだが,ひとまず師スーテックの元へ向かうとしよう。

A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!

今宵幾度目かのファントムによるムーンゲート創出,団員らはようやく任務を達し得たのだという安堵とともにブリタニアへと帰還を果たすべく潜っていった。

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そして場所はブリタニア大陸の北海岸線,女王ドーンとカーラ・デスリンの墓が建立された小さな岬へと移される。

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そこには,既に材料と道具を並べて準備していたらしき師スーテックの姿があった。

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Phantom of Castle British
うむ。大変な戦いだったのだ。

Sutek the Mage
大変だったのか…

Phantom of Castle British
うむ……。

互いに見つめ合い,労るように会話するファントムとスーテックであったが,仕切り直しとばかりに襟を正して向かい合った。

Sutek the Mage
こんにちは。サー・ファントム。それで,材料は揃ったのかい?

Phantom of Castle British
スーテック殿。お待たせして申し訳なかった。ご覧の通りです。

Sutek the Mage
どれどれ……。ふむ。間違いない。無理だと思っていたが,よく手に入ったものだ。

Happy
これです。渡すの惜しいですが…

Sutek the Mage
おぉ,もう受け取ったぞ。ありがとう。鮮度も申し分ないようだね。

Phantom of Castle British
いや,ハッピー君,とっておきたまえ。もう私がお渡しした。

Sutek the Mage
早速組み立ててみることにしよう。

ファントムから受け取った最後の材料を加え,すぐさま機械生命の発明に取りかかるスーテック。しかし,その言葉の余韻が消え去る間もなく,岬に激しい爆発の炎が広がる。そして,眩い炎の切れ間から覗いた創造物にぎょっとせざるを得ないのだった。

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銀蛇自警団一同の目の前に組み立てられていた機械生命体,それはドラゴンとは似ても似つかぬ二足歩行の異形, Blackrock Golem だったのだ。

A Dragon (Young)
!!!

Sutek the Mage
うわっ!

団員から次々と悲鳴が上がるなか,現れたブラックロックゴーレムは二体。しかもかつてブラックロック鉱の隆起にともなって世界に溢れ出た記録のあるブラックロックゴーレムよりも体躯に勝るものだった。

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Phantom of Castle British
なんだこれは。スーテック殿,これはいったい……。ああ,もう,危険だ……。

次々と散開して迎撃体制を整える団員。ブラックロックゴーレムから噴出される禍々しく蒼白い気が団員の体力を削っていったが,小さな岬とはいえ先ほどのワイバーン島沿岸戦と比べれば戦列を整えるは容易だった。二体のゴーレムを武力を以て駆逐し,とりあえずの安全を確保した。

そして,壊れたゴーレムの骸だけが成果物として残される。これでは本来の目的とはほど遠かった。

Tao
もう一度挑戦しますか?

やむなく再挑戦を具申する団員。

Phantom of Castle British
もう一度挑戦したいかい?

Sutek the Mage
もう一度やってみるか?

誰もが疑問形で応じるあたり,失敗する可能性が高いことを感じ取っていたに違いない。だが,ほかに講じることの出来得る手段は残されていなかった。

pelu
ジュリアナ,どこ行ったか分からん。

Phantom of Castle British
ジュリアナさんはキサナドゥさんと船に乗って去って行かれた。スーテック殿。材料はありますが自信のほどは……?もう一度挑戦されます?

Sutek the Mage
もう一度組み立ててみようか。

Phantom of Castle British
今度こそ成功していただけます?

Sutek the Mage
任せなさい。

最後は,本気のほどのわからぬスーテックの自信こもる発言に押し切られる形で二度目の機械生命体組み立てが開始されることとなった。

だが,周囲の誰もが信頼とは無縁の感情を隠すことなくじりじりと後退していく。

pelu
離れておこう

Phantom of Castle British
うむ。諸君。離れてくれたまえ。

Koumei
隊長…腰が引けてるぞ……

Phantom of Castle British
いや!そんなことはない!

A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!

Phantom of Castle British
頼んだぞ!今度こそ頼んだぞ!

Sutek the Mage
では早速組み立てよう。

Sutek the Mage
*ガチャガチャ*

ファントムの度重なる念押しの結果。
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Blackrock Golem ,完成です。

Phantom of Castle British
おい!!!!!!!

思わず裏返った声でスーテックに向けて叫ぶファントム。

Sutek the Mage
しまった!うぅむ、すまない……

A Dragon (Young)
ピギャーーー!

新たに出現した二体のゴーレムを,団員たちは包囲駆逐していく。その惨状を眺めやり,ファントムも実験の失敗を確信に近い形で感じていた。

Phantom of Castle British
もうやめておいたほうがいい。……。

Sutek the Mage
きっと次は……!

それでもスーテックは,今のはちょっぴり失敗しただけよ,と言わんばかりに余裕の表情。しかし,すぐさま団員らは否定する。

Christina
危険ですわね…

Phantom of Castle British
うむ。

JUNK
安定の失敗率…だめですねこれは。

Phantom of Castle British
100%に違いない。

alianrhod
安定しすぎ。

Christina
ココを荒らすわけにもいかないし…

Phantom of Castle British
うむ。そうだ。その通りだ。

alianrhod
どこだとおもってるのよ…

Sutek the Mage
す…すまない…。

Phantom of Castle British
……。反省しているふり……?スーテック殿……。

Leaf
何か別の対策をしないと…

こうして,二度目の失敗作を破壊し終える間もスーテックに対する団員の詰問は続いていたのだが,ゴーレムらが全て動かなくなると,スーテックは真っ先に破壊されたゴーレムの確認をしていた。

Sutek the Mage
いやぁ,じつに興味深かった!

Phantom of Castle British

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幼きドラゴンもスーテックの蛮行に警戒心を露わにしていた。

Phantom of Castle British
なんと!スーテック殿!研究者とはそういうものなのであろうか……。

Sutek the Mage
うぅむ,失敗は成功の元なんだよ。

Phantom of Castle British
それはそうだが……。

Sutek the Mage
もう一回か?

先ほどの謝罪は記憶から消し去ったかのように三度目の挑戦を自ら提案するスーテック。

Phantom of Castle British
うむ。もういいであろう

Sutek the Mage
……。

nana
陛下の墓前でどんだけ大暴れさすねん!

A Dragon (Young)
ピーーーーーーー!

Sutek the Mage
そうか……。そうだな

Phantom of Castle British
そうだな,さすがにここは陛下の墓前である。

nana
改善策を考案していただきたい

seven II
2度あることは3度ある?

Sutek the Mage
いや,やってみないとわからないぞ!

Koumei
隊長の家でやろうよ!

JUNK
汚染除去装置はつくれませんか?

Phantom of Castle British
やるのしても,ここはだめだ。

Sutek the Mage
そうだな…

Phantom of Castle British
ちょっと離れて……。じゃあ,今度こそ最後だぞ?

Hiroaki
うわぁ,のりのりだ。

Phantom of Castle British
ちょっと離れてくれるか?

nana
やるんかーい!

実験中止を宣言するのかと思いきや,三度目の挑戦をすると言い始めたファントム。だが,実験は成功させたい,でも怖い,という相反する状況の中で,ファントムはやせ我慢せずに離れることを選択する。

我先にと全力疾走で現場を離脱することを決意したのだ。
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追いすがる団員の前でようやく足を止めたファントム,それはエンパスアビーの西に広がるワイン農園だった。

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逃げ去っているようにしか見えなかったファントムだが,最後は毅然と後方の団員を振り仰いだものだから,思わず私も同じ姿勢で後続を見る。ちなみに,私自身は団長たるサー・ファントムに付き従っていただけであって,断じてファントム同様に全力での逃亡を謀ったわけではないのだ。

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Phantom of Castle British
みんなスーテック師のまわりからはなれておくんだ!

Sutek the Mage
そんなに離れなくていいだろう,今度は成功するぞ!

Phantom of Castle British
いや信用ならん。まったく油断ならん。もう最後だ。

JUNK
研究者の名にかけて,成功させてくれ

Sutek the Mage
それじゃあ組み立ててみるか。

Siel
今年のワインまで汚染されそうだ…

JUNK
ワイン汚染はゆるさん!

Phantom of Castle British
ちゃんとやってくれよ。……。

Sutek the Mage
今度は慎重に……

Hiroaki
さっきまで慎重じゃないのか

Musashi
最初から慎重にしろよ!

もはや祈るしかないとの境地に達したファントムと団員らが見守るワイン農園のなか,スーテックは三度,機械生命体の組み立てを開始する。

Sutek the Mage
*カチャカチャ*

そして誕生した生命体は…
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A Dragon (Young)
!!!!!

Sutek the Mage
!?

Phantom of Castle British
こら!!!!

Siel
まったく慎重ではございませんでしたーーーー!

Sutek the Mage
す,すまない……。

JUNK
しかも3匹かよ

Sutek the Mage
今度こそ成功するはずが…すまない……。

Phantom of Castle British
スーテック殿……。

こうして前の二回よりも状況の悪化した機械生命体戦が勃発,ユーのワイン農園が深刻なブラックロック汚染を被ったことは間違いないが,この事実が市場に明るみに出るか否かはファントムによる情報規制の手腕によるところだろう。

Sutek the Mage
いやぁ,すまないね。

A Dragon (Young)
ピギャーーー!

Namida
辞世の句をどうぞ

pelu
爺さん,まだいたのか?

nana
フェロモンから汚染を抜くか,別の材料を用意するかせんとね…

Sutek the Mage
こ,今度こそ成功するかもしれないぞ?

Phantom of Castle British
いや,もういいから。

Sutek the Mage
そ…そうか……。

Aimai moko
懲りない人だ…

Phantom of Castle British
うむ。また汚染されていない材料を用意して持って行くことにしよう。

Sutek the Mage
ぜひそのときはよろしく頼む。

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Sutek the Mage
皆さん,時間があったらブリタニアの為に雄雄しく戦って散ったカーラに花を手向けてあげてほしい。墓は私が綺麗にしておくから……。

Phantom of Castle British
頼んだ……。

Koumei
いま散った人にも頼む・・・

Sutek the Mage
サー・ファントム。またいつでも困ったことがあったら連絡を。それではごきげんよう

Phantom of Castle British
あっ! スーテック殿!この若ドラゴンはどうなるので?!スーテック殿!

A Dragon (Young)
ピーーー!

nemu
団長がやしなうしか…

Phantom of Castle British
……。仕方がない。縁あって私が身元を引き受けた以上,母親が見つかるまで私が覚悟を決めて面倒を見るしかないだろう。

Aimai moko
団長,ナマコも飼っているのに…

Phantom of Castle British
うむ。ナマコは元気だ。諸君! 今日はご協力に感謝する。思いがけずブラックロック結晶体のエネルギー放出地点が新たに発見されたことや,とうに絶滅したと思われていたブラックロックゴーレムが現れたことなど,諸君の検証能力を余すところ無く発揮してレポートを提出してくれたまえ。

Happy
了解です

Phantom of Castle British
ハードな一日だった……。ゆっくり休んでくれたまえ。いつもの通り提出〆切りは月曜深夜までとする。

Tokiwa
初心者向きって言ってませんでしたっけ…

Phantom of Castle British
うむ。

Hiroaki
過去最大に初心者向けじゃなかったなぁ

Koumei
楽に死ねるという意味だろ…

Phantom of Castle British
銀蛇自警団,初心者向け……。

nana
調査系じゃないのはレポート書く上では初心者向けかもね

Phantom of Castle British
すまない……。

Luna
んでフェロモンはどーすれば?

Phantom of Castle British
フェロモンは飲んでみるか。

seven II
のめるの?!?!

Phantom of Castle British
私はブランデーで割って飲んでみようと思う。

nana
汚染されてるのに…

Hiroaki
次回は,汚染されたサーと涙の戦いか

JUNK
次回,汚染団長と対決だけはやめてくださいよ

Phantom of Castle British
アルコールできっと消毒される……。

nemu
というかただたんに,のみたいだけか!!

Phantom of Castle British
それもある。来月,無事に諸君に会えることを祈っている。

Koumei
隊長のフェロモンが混じってたせいじゃないのか?

Phantom of Castle British
うむ。私は草食系なので。濃くないのでだいじょうぶだ。

Musashi
飲むならハッピーさんの特級スピリタスにしとこう

Phantom of Castle British
ああ,そうだな。スピリタスで割るか。さて諸君。今日はゆっくり休んでくれたまえ。次回のミッションでまた会おう!元気で!

A Dragon (Young)
ピーーー!

こうして,銀蛇自警団による第8回目の任務は当初の目的とされた母ドラゴン型機械生命体の完成を見ることなく解散となった。しかし,機械,ましてやあの師スーテックによって組み立てられたものをあてがわれるよりは,サー・ファントムのもとで飼われる方が遙かに愛に満ちた生活を送れるであろうと,団員らは考えていただろう。それゆえに今回の任務は成功したとも言えよう。

2012年5月22日 第8回 銀蛇自警団出動指令

第8回 銀蛇自警団出動指令
Posted on May 22, 2012
by Asiantam

ファントム卿と呼ばれた男は、不意に声をかけられて我に返るまで、暮れなずむ海を背にひっそりと佇む墓石をぼんやりと眺めていた。

「サー・ファントム、そろそろおいとまいたします。」

西日を背に立つ男のメイジ帽が、ひょっこりと傾(かし)いだように見えた。声の主は続けた。

「おかげさまでカーラの葬儀も無事執り行うことができました。彼女の肉親はとうに世を去っておりますが、彼女は私たちの本当の家族のようでした。私たちの妹のためにあなた方がしてくださったことを、私は決して忘れないでしょう。」

ファントム卿の唇は何かを言い淀んでかすかに動いたが、メイジ帽の男は気付かぬそぶりでファントム卿の手を素早く握るとまっすぐに目を見つめて言った。

「困ったことがあればいつでも連絡をください。世の人は私を変わり者だと噂しているようですが、少なくとも自分が至極まっとうだと思っている人間よりは役に立つことでしょう。」

師スーテックはいたずらっぽくほほ笑むと、敬礼するファントム卿の目の前を軽やかなリコール音を残して去って行った。

そんな一連の情景を思い出しながら、ファントム卿は詰所のデスクで頭を抱えていた。
ドラゴンと言うものは、毎日何ストーンもの肉を食し、何ガロンもの水を飲む生き物であることは、その巨体からして想像に難くないのだが、この若ドラゴンの食欲と来たら想像をはるかに超えていた。ブリテインのロイヤル・ガードのカーティスが言うには、ブリテインが暴徒に襲撃された際に、親ドラゴンとはぐれた子どもだと言う。そう、いつもと変わらない昼下がりに、カーティスは突然現われ、ファントム卿にこの若ドラゴンを押し付けて風のように去って行ったのだ。

「恐れながらサー、ブリテインを混乱に陥れた責任の一端はあなたにもございます!私は暴徒の収監手続きで手一杯なのです!銀蛇自警団の団員の中にはきっとドラゴンの飼育に明るい者もおられましょう?市民としてあなた方は協力を惜しむべきではない!」

ファントム卿はため息をついた。ブリ南の肉屋も若ドラゴンを伴ったファントム卿がベーコンの一枚に至るまで、在庫を残らず買い占めてしまったものだから、当分の間店を閉めると言う。自らの貯金をはたくことはやぶさかでないにせよ、ただでさえ物資が不足している昨今、いつまでもこのような目に余る行為を続けるわけには行かないだろう。

「仕方がない。こんなに早く師スーテックに助力を仰ごうとは思っていなかったが……。」

ファントム卿は真新しい羊皮紙を広げ、インク壺を引き寄せた。

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日時:5月24日(木)夜10時より開始
場所:サーペンツ・ホールドのカウンセラーギルド 
(六分儀座標: 153o 11′S, 115o 44′E)
※二ジェルムEMホールよりゲート設置予定

投稿者 Siel Dragon : 2012年06月01日 14:00