高貴な娘とは、覚醒 -第六章において開始された治療薬の調剤にかかる材料を集めるガーゴイルの娘リスタ(Rhista)が人々に支援を求める幕間の物語。Wakoku ではそれぞれの使命、HokutoおよびMugenでは治療薬のタイトルにて実施された。
2012年07月09日
高貴な娘の開催について(Yamato, Izumo)
2012年07月10日
高貴な娘 1日目(Yamato)
2012年07月12日
高貴な娘の開催について(Mizuho, Sakura)
高貴な娘 2日目(Yamato)
高貴な娘(Izumo)
2012年07月13日
高貴な娘 3日目(Yamato)
2012年07月15日
それぞれの使命の開催について(Wakoku)
2012年07月16日
高貴な娘(Izumo, Mizuho, Sakura)
2012年07月18日
高貴な娘(Izumo)
2012年07月19日
高貴な娘(治療薬)の開催について(Asuka, Hokuto, Mugen)
それぞれの使命(Wakoku)
2012年07月20日
モンスター情報について(Hokuto)
2012年07月21日
治療薬(Hokuto)
2012年07月22日
【回想】それぞれの使命(Wakoku)
高貴な娘(Asuka)
治療薬(Mugen)
【回想】それぞれの使命
July 22, 2012
By Kanata
冒険者の皆さま、暑い中いかがお過ごしでしょうか?
倭国EMホールにて執事を勤めさせていただいておりますSwansonでございます。
先日このブリタニアに、ひとりのガーゴイルの少女が現れたとのこと。どうもただならぬ覚悟と使命を持ってやってこられたようでしたが、どうやら無事、冒険者の皆さまのご協力を得られたと耳にしております。
ブリタニアの混乱、エクソダスの復活、そしてテルマーの災厄と続く大きなうねりを形作る、これもまたひとつの欠片であるように思います。
冒険者さまよりのご報告を元に、わたくしスワンソンが簡単にまとめさせていただきましょう。
冒険者を募る謎の文章がブリタニアを駆け巡った数日後、Destard南に広がる沼地帯の一角に彼女は現れた。
傷ついた彼女は、すかさず駆け寄る冒険者の手当を受けながらも、名乗る間も惜しみ集まった冒険者に懇願する。
「わたしはなんとしてもあのブライトボーンスライムの残骸を集めないといけません!」
「どうか……助けて!」
いきなりのことに戸惑うものの、彼女が駆けてきた沼地から既にそのあとを追う緑色のスライムの集団が迫ってきているのを見るや、冒険者達はリスタをかばうようにスライムの群れに突入してゆくのだった。
しかし、威勢よく突撃した冒険者を待ち受けていたのは、緑色のスライムだけではなかった。沼と同化するかのような身体を持つ毒々しい葡萄茶の物体が冒険者達にまとわりつく。
「なっ……プレイグビーストか!?」
確かにその形はプレイグビーストのそれであったが、その醜悪な色は冒険者の背筋を凍らせる。それでも果敢に武具を振るう彼らであったが、それをあざ笑うかのように葡萄茶の悪魔は声なき呪文を唱え、死した仲間を甦らせ冒険者に襲いかかった。
冒険者側にも深手を負う者が続出するも、さすがに歴戦の強者たちであった。
ひるむことなく戦い続ける勇者達は一匹、また一匹と強敵を突き崩し、ガーゴイルの少女が望むスライムの残骸を集めることに成功したのだ。そこで一旦、冒険者達は彼女と共に安全な場所へと下がった。
傷ついた身体を癒やすべく包帯を巻く音、呪文の声があちこちから聞こえる中、ガーゴイルの少女は皆の真ん中に立ち、凛として自分の使命を語りはじめたのだ。
「……わたしはリスタ。テルマーから来ました」
「あなたがたに助けを……乞うために」
口調の重さに、治療を続けていた冒険者たちも手を止め、彼女の顔を見る。
そんな空気の中彼女が語ったのは、テルマーを襲う疫病の存在と、それを隠し、罹患者を隔離したまま、なすがままに任せているザー女王の行動だった。彼女は女王の女王としての使命を理解しつつも、倒れゆく同胞達を見捨てるが如き方策に従うことができず、ブリタニアの冒険者達の助けを求めにやってきたのだった。……女王の命に背いてまでも。
薄汚れたローブを羽織っているものの、少女らしからぬ威厳と、その強い光をたたえる瞳は、彼女のただならぬ素性を皆に感じさせずにはいられない。
そんな彼女は冒険者達に、惨状を自身の目で見てほしいと懇願し、ゲートを出現させた。本来自分たちには直接関わりのない遠い異国のことであるのに、冒険者達はためらいもなくゲートをくぐってゆく。
その先はドラゴンウルフ村。今は鉄柵で囲まれ、立ち入りは禁じられている。
もちろん、その鉄柵が放つ異様な雰囲気から汲み取るまでもなく、そこが病人を隔離している地であることは一目瞭然だった。……彼らが到着した今この瞬間でさえ、ガーゴイルのうめき声があちこちから聞こえ、目の前で倒れ、死んでゆくのだから。
リスタは街に入ったところで、再び語りはじめた。
「ここでは今も弔いの言葉を捧げる間もなく、次々と……次々と仲間が倒れてゆきます」
「彼らを外界から隔つ柵は、絶望の象徴に見えたでしょう。そして……その彼らの眼に、柵の外で何もできずに佇むわたしのことは……いったいどのように映るのでしょう?」
自分の無力を呪うがごとく語る彼女だったが、ふと顔を上げた。
「そんな時でした。その絶望の柵の中、ただひとり倒れゆくガーゴイルに手をさしのべる人物がいるのに気がつきました」
彼女は柵の中に視線を向けながら語ったのだ。漆黒のローブをまとったそのヒーラーが、この疫病――老廃病の治療薬を開発したこと、しかしその材料が集まらず、治療がいっこうに進まないことを。これでようやく、ブライトボーンスライムがこの治療薬の材料のひとつであること、そして、彼女が冒険者達に頼みたいことの全体が明らかになったのだ。
ザー女王の女王としての徳を信じつつも、自分にできること、使命を遂行すべく冒険者たちに膝を折り懇願するリスタ。やがて、彼女は立ち上がり、冒険者達を誘いつつ街の奥へ……。
煌々と美しい炎を上げる薪を背にリスタは冒険者達に向き直った。
「この炎は仲間を焼く炎」
「今死んだ者が次死ぬ者に焼かれる」
「次に倒れた者はその次倒れゆく者に……」
彼女の後ろで揺らめく炎は、彼女の、そして焼かれていった者達の焦燥を表すように冒険者達の心を焦がす。
「わたしは母……いえ、女王の命に背いてでも」
「ただ、この連鎖を断ち切りたいの……」
気丈なその瞳がほんの少し潤む。
「……どうかみなさん」
「わたしたちを」
「死に逝くガーゴイル達を」
「助けてください」
「お願い……します!」
以上でございます……少々長くなってしまいましたな。
リスタという少女は、強い使命感を持つ素晴らしい少女でございますな……。
しかし、この世は彼女だけでなく、皆さまを含めた全ての方々の使命や宿命、そして運命が絡み合って動いてゆくものと存じます。
ならばこそ、この先どうなるものやら、一介の執事であるわたくしには想像もできませぬが、運命はより多くの方々の心が向かう方に傾きやすいのも否定はできませぬ。
皆さまのご決断が……よりよき、後悔のない方向を向くことを。
わたくしは祈ってございます。
倭国EMホール執事 Swanson
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
さて、今回はライブイベントの幕間のミニイベント的なストーリーでしたので、時間も短く、戦闘も軽めで、拍子抜けした方も多かったかも知れません。
でも、リスタという少女のことを、今のテルマーの現状を心に刻んでいただくべく、彼女の語りを中心とした形にしたというのも事実です。
テルマーだけではなく、ブリタニア、イルシェナーの全てを巻き込んだ大きな流れは、これから佳境を迎えてゆくことでしょう。そして、リスタもまたいつか皆さまの前に現れることもあるでしょう。
よりよき未来のために、これからもみなさんの力が必要です!
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
EM Kanata
HOKUTO EM SITE が更新され、トランメル世界デスタード近郊の湿地帯に、Dreadful Plague Beast なるモンスターが出現する可能性があると報じられた。
hNN:モンスター情報
Posted on July 20, 2012
by Riccia
Blightborn Slimeが生息している沼地にDreadful Plague Beast という少々危険なモンスターが時々現れるようなのでご注意ください。
高貴な娘
Posted on July 19, 2012
by Misaki
「もういくつ集めたんだろう……。」
ヒーラーの近くに来たガーゴイルの娘は、ふらつきながらも集めてきた材料を数え始めました。
彼女の名はリスタ(Rhista)、治療薬の材料を集めるため各地をまわっていました。
「だめ、まだまだ足りない……。 頑張らなくちゃ!もっと材料をあつめないと……!」
彼女のまわりで苦しむガーゴイルたち。
目をやったリスタは頭を振り、身支度を整えると、その場から駆け出しました。
【開催日時】 7月22日(日) 22時〜
【集合場所】 テルマー ドラゴンウルフ村
(六分儀座標: 125o 56′S, 48o 14′W)
※当日ニュジェルムEMホールよりイベント会場まで送迎ゲートを設置します。
(ニュジェルムEMホールへは、ブリテイン第1銀行西側の直通ゲートをご利用ください)
● ガーゴイルの娘リスタとガーゴイル治療薬の材料を集めるため各地をまわります
イベント:治療薬
Posted on July 19, 2012
by Riccia
Kal lem-mur!
Ide nom est Riccio
今回は、テルマーのとあるガーゴイルさんから依頼がきました。
みなさん
いまテルマーでは病が広がり、皆不安な日々を過ごしています。
感染した者はドラゴンウルフの村に隔離されていますが
治療法が見つからないため放置された状態となっています。
最近、隔離エリアに謎のヒーラーが現れ病の治療法を探し始めたのです。
そして先日、病の進行を抑える薬の調合方法を見つけたみたいですが
素材の収集と調合をしてくれる人が足りないくて困っている様子・・・・・・
どうかみなさん、素材の収集に協力してもらえないでしょうか?
薬の調合は私が後日行います。
手伝ってくださる方はドラゴンエルフの村にお越しください。
開催日時:
北斗シャード7月21日(土)22時より
無限シャード7月22日(日)22時より
集合場所:
テルマードラゴンウルフ村
(六分儀座標: 125o 51′S, 48o 9′W)
※会場までゲートを設置予定
北斗シャード:ニュジェルム EMホールより
無限シャード:ニューヘイブン銀行付近より
WAKOKU EM SITE において、"それぞれの使命"と題されたイベントの開催が告知された。タイトルは異なるが、既にYamato および Izumo において開催されている"高貴な娘"と類似のイベントと思われる。
それぞれの使命
July 15, 2012
By Kanata
ぬかるんだ沼地は、その少女の体力を着実に奪ってゆく。
そのガーゴイルの少女の瞳には未だ強い光が宿り、彼女の標的である緑色の物体――ブライトボーンスライムだけを捉え続けているが、足取りは明らかに鈍くなる。
「くっ……こんなはずではなかったのに……!」
感覚が鈍ってきた両足を必死に踏みしめ、手に持ったスタッフを縦に一閃、横になぎ払う。が、伝わる感触は心許ない。元々狩りに慣れ親しんでいるわけでもなく、たしなみとして武具の扱いを知っているにすぎないこの少女に、異常繁殖して襲いかかるこの敵は、あまりにも荷が重い。
強い動機、使命感に裏付けられたその心は折れずとも、傷ついた身体はその命令を受け付けなくなりつつある。そんな時、追い打ちをかけるように、背後に今までのものとは違うおぞましい空気を感じた彼女は、本能的にその場を駆けだした……。
倭国冒険者諸氏へ
テルマーからやってきたという、このガーゴイルの少女の勇気ある行動に応え、救ってやってはもらえないだろうか?
小さな胸に抱える大きな使命を共有してやってはもらえないだろうか?
日時・場所
日時 : 2012年7月19日(木) 22:00〜
場所 : デスタード南 湿地帯
(六分儀座標 110o 55′S, 7o 52′W)
※ 現地へはニュジェルム・倭国EMホールより送迎のゲートをご準備いたします(ブリテイン第一銀行近くにEMホールへのゲートがあります)
2012年7月13日21時、ガーゴイルのリスタはトランメル世界大陸北西部に位置するオークの洞窟に現れた。

その最下層ではオークブルートの大群がひしめき、人々の手によって洞窟の床を覆うほどの骸が積み上げられていった。
次にリスタが赴いたのは、前回と同様の勇島。

Sarado the Awakened を討伐したほか、多数の河童を次々と倒し尽くしていった。リスタは最後に三度テルマー世界の漁村、ドラゴンウルフの村を訪れたのち、人々と別れを告げた。
2012年7月12日21時、二日前に約束したとおりガーゴイルのリスタはトランメル世界デスタード近郊の湿地帯に現れた。テルマー北方の漁村、ドラゴンウルフの村で進められている老廃病の治療薬実験に必要な材料を収集するためだ。

二日前にはテラサンキープ、徳之諸島を巡ってテラサン薄皮のうとサトウキビの種を収集したが、今回はブライドボーンスライムの収集が狙いだった。
湿地帯のひとところに密集して生息するブライドボーンスライムは厄介な相手だが、集団で襲い掛かれば怖くない。ちなみに私は前日に魔術師であるにもかかわらずこの密集地帯に突っ込み、ボックスされた挙げ句にアバババババっと凄まじい連続ダメージにパニック悶死したばかりだから、やっぱり怖い。
しかもこのスライムには擬態能力を備えた亜種でも誕生したのか、今宵に限っては奇妙なスライムまであらわれた。体色は同じく緑色なのだが、その姿は河童なのだ。河童がブリタニアまで生息域を拡大させたとは耳にしていないことから、河童の亜種ではなくこのスライムの亜種なのだろう。
この粘液性の河童(Slimy Kappa) はことのほか数多く観測され、ブライドボーンスライムの骸とともに湿地帯を鮮やかな緑色に染めていった。この粘液性の河童からは、とても使おうという気分には至らない緑色のネバネバした砂糖袋が回収された。
その後、リスタは更に徳之諸島の勇島にあるチャンピオンスポーンを新たな戦地として旅立った。ここでは本来の河童原種が常以上に大量発生していた。

今宵はスライムボーンスライムとサトウキビの種を人々とともに収集し、漁村にいるヒーラーのもとを訪れて解散となった。

高貴な娘
Posted on July 12, 2012
by Nekomata
テルマー北の漁村、通称ドラゴンウルフ村にいる黒いローブを着たヒーラーに会ってください。彼は女王ザー(Zhah)によりこの村に隔離されている老廃病に侵されたガーゴイルの治療薬を作るため、材料集めを手伝ってくれる人材を求めています。ガーゴイルの娘リスタ(Rhista)は病に侵された同胞を救おうと彼女の仲間とともにヒーラーの手伝いを買って出ました。彼女に賛同してくださる方はご協力お願いします。
開始予定日時:
桜シャード 7月16日(月)21時〜
瑞穂シャード 7月16日(月)22時〜
※瑞穂シャードのスタート時刻は桜シャードのイベントの進行具合によって若干遅れる場合がございます。予めご了承ください。
集合場所:
テルマードラゴンウルフ村
(六分儀座標: 125o 51′S, 48o 9′W)
※当日瑞穂シャードはルナ銀行より、
桜シャードは二ジェルムEMホールより集合場所までゲートを設置予定です。
ニジェルムEMホールへはブリ第1銀行南側のゲートをご利用ください。
2012年7月10日21時前、Yamato のトランメル世界ニュジェルムにあるEMホールにムーンゲートの輝きが出現した。それはテラサンキープへと向かうもののようだった。
ムーンゲートを潜ると、そこはトランメル世界ロストランド、テラサンキープの広大な地下区画。私も昨晩この地を調査したが目立った異変は観測されていなかった。

そこには、ひとりの有翼種の姿があった。
彼女の名はリスタ(Rhista)。

リスタは我らが彼女自身と女王ザーに関する知識があると知り驚いた様子だったが、女王ザーの行った旧ヴァーローレグの避難所設置とその後に起きた疫病の蔓延に言及した。
Rhista
実は私たちの女王は故郷を追われた彼らのために避難所の提供を申し出たのよ。ご存知?ところがどうやら彼らが避難して来てからというもの、テルマーの先住ガーゴイルたちの間に正体不明の疫病が流行り始めたの!彼らは故郷を追われ、受け入れた我々には疫病がはやっているというわけ!恐ろしいことだわ……。
そして、その真意をリスタなりに国益を目的としたものに違いないと推察していた。
Rhista
もともとお母……いえ、私たちの女王は、こほん。善意と言うよりもむしろボイドの脅威からの防衛と、テルマーの国力の強化のために、ヴァーローレグのガーゴイルを受け入れたのではないかと思うの。
しかし、その後に彼女のとった行動には首を傾げざるを得ない。
Rhista:
ええ、もちろん彼女は立派な女王よ! それはわかっているの。
でも……。皆さんは病気にかかったガーゴイルたちが今どこにいるのかご存知?彼らを見た?ひどい話だと思わない?
宮殿……いえ、街のガーゴイルたちの噂話を小耳にはさんで、私、いてもたってもいられなくなって、ええと、家を抜け出してようやく村を探しあてたのよ。ひどいありさまだったわ!どうしたものかと途方に暮れたけれど、なぜかそこにはヒューマンのヒーラーが1人いて、献身的に患者の世話をしていたの。あら、あなたはもう彼に会ったのね?そう、彼は黒シュラウドで顔も見えないし、裸足だし……。かなり怪しげに見えたけれど、献身的に患者の世話をしていて、信頼できる人物のように私には思えたわ。でもマントもつけていなくて裸足だし。
彼は言ったわ。彼は患者の世話で手いっぱいなのだけれど、私たちに治療薬の材料を集めて薬の調合に協力してほしいと。
私にはなぜ女王がこれを広くテルマーに告示して、同胞たちの協力を得ようとしないのか怒りを感じるわ!皆さんもそう思わない?もっと広く皆さんに知らせるべきよ!あなたのお友達に知らせてちょうだい!できるだけ多く!
このことを知る数少ない側近たちも、疫病を恐れるあまり固く口を閉ざしているの。病気がうつるですって?! だから何だと言うの?!多くの同胞たちの命が消えようとしているこの時に、どうして知らんぷりを決め込むことができるのかしら!
……わかってる! 私だって女王の立場はわかっているの!彼女は他ならぬ自分の申し出によって避難して来た、ヴァーローレグのガーゴイルたちによって疫病がもたらされた事実が広がってしまうことを恐れているのよ……!ああ、こうしている間にもどんどん尊い命が失われて行く……!早く材料を集めなくては!皆さんも協力してくださるわね?
リスタは女王ザーの判断を是とせず、単独で異を唱える行動に出たというのだ。なんともヒューマン的な発想のように受け取れる。
これは統制を徳の原理に据えるガーゴイルにとって、背徳的な行動のように思える。しかし、リスタがその資質から次世代の指導者となるべく支配階級へ選抜されているのであれば、現女王の判断とは独立した判断と行動が可能ということだろうか。
いずれにせよ、血縁の概念が薄く種族を単位とし、資質で階級分類がなされるガーゴイル族。ガーゴイルの王族がヒューマンと同様に血縁で構成されるものかは疑わしい。
リスタが何故このような行動に出たのか、その考察はさておき、我らはテラサン族の虐殺に手を染めた。ガーゴイルほどでないにせよ、種族として文明を栄えさせてきたテラサン族を我らはどれほど虐殺していったことか。ひとつの種族を救うために他の種族の骸を剥ぎ取る行為は正当化され得るのだろうか。
しばらくの間テラサンキープの地下区画湿地帯を埋め尽くすほどの虐殺が行われたのち、リスタは人々に改めて語り掛けた。
これからドラゴンウルフの村へいったん戻ると語ったリスタだったが、いま少し治療薬の素材収集を進めるべきとの声におされて別の地へと転戦することとなった。
次なる目的地は河童を求めて徳之諸島へ。

ここでも大規模な虐殺が行われていった。ただ奇妙な種を得んがためだけに。
リスタは次の機会があればスライムを討伐に赴こうと提案していた。
最後にリスタと一行はドラゴンウルフの村へと赴く。

ちなみに、リスタが執拗に裸足であると言い張っていたヒーラーだが、実際にはサンダルを履いていることが、改めて確認された。


高貴な娘
ここはどこでしょう。
薄暗い沼地におよそ似つかわしくない雰囲気を漂わせたガーゴイルの娘が、自分よりも一回り大きな雌蜘蛛に果敢に挑んでいます。
慣れない手つきでスタッフを握りながら、ようやく雌蜘蛛を倒した彼女は、死体から何かを取り出しながら小さくつぶやきました。
「まだまだ足りないわ……。もっと、もっと多くの人たちにこのことを知ってもらわなくては!」
けれど今の彼女にできることは、ひとつでも多くの治療薬の材料を、ひたすら集め続けることだけなのでした。
Yamato
日時:
7月10日(火)、12日(木)、13日(金)実施
各回夜9時より開始
Izumo
日時:
7月12日(木)夜10時より開始
16日(月)夜9時 10時より開始
18日(水)夜9時より開始
場所:毎回未定
※ 毎回二ジェルムEMホールよりゲート設置予定。
ガーゴイルの娘リスタ(Rhista)が皆さんの支援を求めています。
イベントチャンネルTamchannel(#なし) にお入りください。
戦闘準備の上、お越しください。
予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願いします。
以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
- イベント進行の妨害、かく乱行為。
- EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!