UOエッセイコンテスト入賞作品 - Atlantic（Memorable Moment Winners - Atlantic）とは、2012年10月9日に発表された5作品。
Tim Chappel
Atrantic シャードの入賞者選出は極めて苦労をともなうものだった。Atrantic シャードからは22作品が寄せられ、そのすべてを愉しませていただいた。
我々の愉しんだ上位5作品をご紹介したい。
Story 1
友や他人の思いやり
私には長年に渡るウルティマ オンラインのプレイを通じて得た幾多の思い出があり、どれかひとつを選びがたい。
友人や巡り合った人々こそ最も大切な思い出であろう。彼らがソーサリアと名づけられたこの世界で得た体験を掛け替えのないものとしてくれた。
西暦1998年当時、私は初めての家を建てることを目標に掲げていた。トランメルとフェルッカへ分かたれるより前の旧き時代であり、Atlantic シャードでは小さな家を建てることすら困難であった。
私は大きな炉付きの家が腐り落ちる瞬間を丸一晩待ち続けた。炉付きの家のある場所は大抵の住居を建てるに充分な敷地であった。私にとって家の倒壊を狙い待つことなど初めての経験であったため、何の気構えもなくそこにいた数人の人々と談笑していた。隠れ潜む殺人者たちが引き起こす騒乱を予期することなど到底できなかったのだ。
長い夜が明け、朝7時半を過ぎたときのことだ。ついに家は倒壊し、その途端どこからともなく人々が殺到したことに私は驚愕した。
人々が慌しくかき集めていくアイテムに私は関心を示さなかった。アイテムが片付けられ、人々が敷地からいなくなったときに新居を建築しようと私は集中していたのだ。
殺人者の一群が出現すると、敷地のアイテムを強奪せんと群がる人々を一掃しはじめた。壮絶な戦闘のさなかでも人々は敷地に落ちているものの回収を継続していった。
友人のうち何人かが遅くに起きてきたものだから、私は救援を求めた。私は彼らに自らが陥っている状況を知らせたのだ。私が如何なる支援もないまま戦闘の渦中に取り残されていることを。
幸運なことに、そこはよく知られていて多くの友人がその場所をルーンに焼き付けていた。略称をLOAというthe Lost Order of Akalabeth（アカラベスの失われし秩序）ギルドのメンバーやほかにも数名がゲートから飛び出し、敷地にいた敵を掃討するのに20分を要しなかった。
私は深呼吸すると証書をクリックした。すると家が現れた。だが悲しいことに、それは私が夢見た家ではなかったのだ。私が苦労して得た敷地は、南手の家のなかに潜んでいた何者かが手に入れたのだ。私の夢が打ち砕かれた瞬間だった。
友人たちから得た予期せぬ感動せざるを得ぬ支援を得たにもかかわらず、私の手には何も得られなかった。私は一晩中得られなかった家を想い、眠れぬままとどまった。
私の夢見た敷地に自宅を構えた男が訊ねる、多くの人々が駆けつけるそれほどまでにあなたがこの場所を欲したのは何故なのかと。
私が初めて家を建築しようとするのを手助けするために彼らは駆けつけてくれたのだと、私は男へ語った。
男は考え深げに私を見つめると、驚いたことにべスパーの北に位置する小さな家の前まで私を連れて行った。
男は笑って私に言った。"これが君の初めての家だよ。"
Story 2
期間を考えれば私の思い出はそう大したものではないだろう。私の妹はインテリアデザイナーとして二年間スウェーデンで働いていた。妹とはあまり会う機会はなかったが、スカイプなどを通じて時折話すことはできた。それでも妹はスウェーデンで本当に忙しく、決して頻繁なことではなかった。
やがて、妹はがんと診断された。彼女は仕事を留め、代わりに多くの時間でオンラインしているようになった。妹は保険制度に阻まれて合衆国へ帰国することができず、スウェーデンに知人も決して多くはなかったことから、オンラインを用いるしかなかったのだ。私も僅かな期間だけ妹のもとを訪れることもあったが、私は決して金持ちではない。私には仕事も家族もあり、長くヨーロッパへ滞在することはできなかった。
私たちはスカイプを通じて話す機会が増えたものの、妹を気分転換させてやらねばならなかった。通院や化学療法以外の話題が必要だったのだ。そこで私は幾つかの古いウルティマ オンラインアカウントをアクティブ化させ、妹にクライアントをダウンロードさせたうえで、ひとつのアカウント情報を妹へ提供したのだ。
妹はゲームを全くしたことがなく、何が起きているのかコツを理解するまで幾らか時間を要したものの、何とかプレイできるようになった。家を所有することができ、設計や内装ができるとわかると特にのめり込んだ。望んだ場所にものがうまく置けないことに対して不満を口にしていたものだが、ひとたび習熟すると、妹は非常に趣深く装飾された幾つかの家を形作った。
ウルティマ オンラインのプレイは妹への身体的負担も少なかったが、化学療法や手術のあとには手の震えが止まらず、妹の反応も緩慢なものだった。そして、戦闘の類で遊ぶことは決してできなかった。それでも妹は、家の内装や園芸といった自分にもできることをやっていた。
この物語に感動的なエンディングなんてものは存在しない。妹はしばらくの期間は本当に病状が悪化しプレイを辞めるかできても多くはできぬ状態となったが、ありがたいことにやがて快方へと向かった。いま、妹は仕事へ復帰している。妹がログインする機会は滅多になくなったが、今でも妹はそのアカウントへ支払いを続けている。そして時折ログインしては、家の家具をすべて動かすのだ。妹とオンライン上で出会うことはなくとも、私は時折妹の家へ立ち寄っては、ガラリと配置を変えた内装を眺めるのだった。
Story 3
さて、まずは成り立ちから始めるとしよう。私は現実社会を共にする親友とともにちょうど正邪の大陸の時期にウルティマ オンラインをプレイし始めた。私は最初のキャラクターにミクシマス（Miximus）と名づけ、親友はノーマン（Norman）と名づけた。さあ、訓練を開始するときがきた。二週間で私たちは八億にのぼるエティンを打ち倒したのではないだろうか。幾分時間はかかったものの、ようやく私たちは訓練された戦士となった。時は過ぎ、私たちはより優れた装備品のためにお金を必要としたが、結局は革の取引をすることにした。私たちは毎晩、リザードマンの、ドレイクの、そしてドラゴンの革を剥ぎ取り続けた。私たちの得たあらゆる種類の革を買い取ってくれる仕立て屋がおり、私たちは毎週、アンブラ銀行で待ち合わせては売却していた。その結果、私たちの生計は非常に潤沢であった。さあ、私たちは訓練された戦士となり、職を得て金銭を得た。そして生活の場を欲するようになったのだ。これから語るは私にとって最も忘れがたき思い出のひとつである。私は相方とともに初めての家を共有したのだが、それはフェルッカ世界であった。ここで語る相方とは私の現実社会での親友だということにご留意願いたい。さて、ある日、彼はログインした。私の憶測となるが、彼は家へリコールしたところで襲われたのだ。家の前には4人のレッドネームが彼を待ちうけていた。彼はかろうじて危険を回避すると屋内へ逃げ込んだ。そして屋内から安全な場所へとリコールできたはずだが、私たちはいまだ初心者であって、すべてを知り尽くしているわけではなかった。さて、私が電話を受けると、それは相方だった。相方は酷く興奮して訳の分からぬことをまくしたてていた。相方は電話口で叫び始める。"おい、早くログインするんだ！"応じて私は何が起きたのか訊ねた。"殺人者がいたるところにいるんだ！奴らは家を焼き払い、私を捕らえるに違いない！"なんてことだと私は言った。わかった、すぐにログインしよう。君を助けにいくから、いま少し待っていてくれ。"早くしてくれ！奴らは私を罵り、私の名を呼んでるんだ！奴らが入ってくれば私は殺されるに違いないよ！"この時点で彼の叫びは狂気じみていた。私がなんとかログインすると、どこの街かはもう忘れてしまったが、銀行だった。私は相方へ、さて奴らはどこにいるのだい、と訊ねた。私は赴く準備をし、扉を開け放つ用意をした。"奴らは家の前に陣取ってるよ。急ぐんだ、そうすれば奴らとて君を殺せやしないさ。"それを聞いて私はうろたえた。私たちは未だかつて対人戦闘なんて経験したことがなかったからだ。四人の人々に対して初心者二人、なんとも面白い状況であろうか。私は相方へ、さあ行くとしようか、と語りかけ、セイクレッド・ジャーニーを発動させた。バン！私は家へ辿りつき、同時に紅く染まる名が表示されるのを目視した。辿りついてそのキャラクターたちを視認したとき、私は気が変になりそうだったよ。なんとそこに立っていたのはレッドネームのNPCだったからさ。相方はずっとそれが本物のプレイヤーであると思い込み、屋内で隠れる彼を焼き殺そうと狙っているのだと考えていたのだ。私たちはその後数週間、ブリガンドの集団を見かけるたびに笑い転げたものだ。
Story 4
皆さんは宿命があることをご存知だろうか。愚かでほんの些細な気まぐれが最も重要なものとなるのだ。
もう数年も前の話だ。私は故あって朝方三時頃にトリンシックを歩いていた。驚いたことに他にも同じように徘徊する人々の姿があり、特に赤いドレスを着たひとりの女の子が目に留まる。ほかにすることもなく私は挨拶すると話し始めた。数分後、彼女は酒場に腰かけないかと誘った。彼女の話し方にはどこか風変わりなところがあったが、気にすることなく私は誘いに応じた。
酒場に腰掛けて数分が経ち、私は気づいた。この女の子はロールプレイの類をしているのだと。さもなければ、重篤な精神疾患を抱えているに違いない。なぜなら、彼女はワインの瓶を買おうとして、酒場のNPC店主へ真剣に話していたからだ。しかし気にせず私は調子を合わせることができた。しばし私たちは座って雑談に興じたが、皆さんご存知のとおり、それは問題の日だった。その日はオークが正しく配置され天候の変化が描かれるといった内容が採用されたはずだが、私もはっきりと思い出せない。それは遥か昔のことだ。そのような日に私は女の子の語る中国茶の価格についての話、あるいはムーングロウにおけるマンドレイクの価格についての話にただ笑みを浮かべ相槌を打っていた。それは木曜日の朝方三時に私がしようと考えていたことよりも妙に愉しいことだった。
その後、私の画面下部に小さくパーティへの招待メッセージが表示された。彼女はキャラクターによる発言以外の方法を用いて私に挨拶をし、私たちは数分間その方法で会話をすると、ようやく彼女は本題に触れた。彼女は自らのキャラクターが実はヴァンパイアであるのだと打ち明け、私を噛みたいのだと申し出たのだ。これは私の人生において画面を見て文字通り"LOL"という文字を発した唯一の瞬間であった。
私は自問自答した。なんと滑稽なことだ、だが、それでもよいのではないか。いまは午前三時、これはインターネット、わかってるのかい。あらためて私は自問自答する。これが男性である可能性は少なく見積もっても75%はあるだろうと。間違ったことではない、私の流儀ではなかったし、気分を損なう類の考えでもなかったのだ。
結局のところ、この小さなヴァンパイアの友人は実際に本当の女性だった。
いまや私たちの娘は三歳となっている。
私は時折、娘に調教師を扱わせ、ドラゴンを率いて歩かせる。私がヴァンパイアには気をつけるんだよと諭すと、彼女の母親はくすくすと笑うのだった。
Story 5
私がムーングロウへたどり着いたときは既に遅くだった。私はその日、ウルティマ オンラインへログインしようとは考えていなかったが、友人とともに向かった赤十字社での献血から帰宅し、友人は何もすることがなくテレビなどを長時間に渡って見続けていたのだ。ムーングロウで私が目撃した光景は、私の知るウルティマ オンラインのすべてを打ち砕くものだった。
ウルティマ オンラインには、二つの鉄則が存在する。第一法則は銀行前に立ちくるくると回っていると、やがては他の人々までくるくると回り始めるということだ。そして、もうひとつの第二法則は廃棄以外の目的で地面にオブジェクトを据え置くと、走り寄ってきて拾い上げる者が現れるということだ。椅子を置いて座れば、走り寄ってきて椅子を引き抜かれることだろう。魚のステーキを地面に並べて文字を形づくれば、やって来て次々と拾い上げていくことだろう。戯れに不要な家具を積み上げていけば、歩み寄って意味もなしに解体していくことだろう。
さて、私は"the Scholar's Inn"と"the Second Defense Armory"の間にある芝生の広場に松明で照らされた巨大な合衆国旗が描かれていたことに大変驚いた。それは染め上げた布と包帯で描かれていた。むしろ私は誰も緑色へ染めかえたり、持ち去っていないことに驚いたのだろう。人々はそれを囲むようにして語り合い、私がベッドで眠りに就く少なくとも数時間に渡って、それは欠けることなく飾られつづけていた。
私の知る限り、それは15年間に渡るウルティマ オンラインの歴史上、第二法則が崩された唯一のとき、今から11年前に遡る9月11日のことだった。
Posted by Tim Chappel
2012 Oct 09 03:34 -0400 GMT
Choosing winners from the Atlantic shard was extremely tough. We had received 22 entries from the shard and enjoyed every one!
We hope you enjoy our top 5 winning selections:
The Kindness of Friends & Strangers.
There has been so many memorable moments in my years of playing Ultima Online that it is difficult to pick only one.
Foremost in my mind are the friends and just random people that I have met. These people really enhance the experience of this world we call Sosaria.
During the Earth Year 1998, my goal was to place my first house. Placing even a small house on the Atlantic shard was almost impossible back in the old days before the Trammel/Felucca split.
I was siting up one night waiting for a large forge house to collapse. A large forge spot was large enough for almost any home. I was chatting with a few people there at the time, not really knowing what to expect, because I had never really done a house camping before. Nor, did I didn't expect all the mayhem that was to follow due to hidden and red people.
A very long night rolled around to 7:30 in the morning. The house finally dropped shortly afterward, and to my surprise people came seemingly out of nowhere.
I wasn't concerned about any of the items that people were hurriedly gathering up. I was more focused on trying to place my new house once the items and people were cleared from the area.
A group of reds arrived and started killing everyone to clear the area to get it for themselves. A tremendous battle ensued with people still picking through the fallen belongings.
Later that morning, a few of my friends started to wake up and I asked for assistance. I informed them of my situation; that I was in the midst of an ongoing battle without any support.
Luckily, the spot was well known and many had runes marked for that location, and within minutes 20, members from the Lost Order of Akalabeth (LOA) guild and a few others poured through the gates and cleared the area of hostiles so that I could place my house.
I took a deep breath and clicked the deed, and there appeared a house. Sadly for me it was not my dream home. Someone hidden in the house just south of the spot had taken my hard earned placement spot; I was crushed.
Even with the unexpected and impressive support from my friends, our efforts were for nought. All night I had stayed awake hoping for a home.
The guy that had place his house on my spot asked me why I wanted it so much for so many people to show up.
I responded that they came to help me place my first house.
He looked at me thoughfully and to my surprise took me to a little house north of Vesper and handed it over to me.
He said to me with a smile, "There is your first house."
I guess my memorable moment wasn't so much a "moment" as it was a period of time. My sister had been working in Sweden for a couple of years as an interior designer. I didn't get to see her much, but we would talk on Skype and such now and again. Not too often, she was really busy out there.
Then she was diagnosed with cancer. Work was put on hold, and she had a lot more online time. Online especially because insurance woes wouldn't let her return to the United States and she wasn't really close to many people out there. I managed to get out there once, but only for a little while. I'm not filthy rich, I have a family and a job, I couldn't jet off to Europe for long periods of time.
We talked a lot more on Skype and all, but she needed a distraction and we needed something else to talk about besides hospital trips and chemotherapy and such. So I reactivated a couple of old Ultima Online accounts, had her download the client, and passed her the information for one.
Now she is totally not a gamer at all, so it took her a little while to get the hang of what was going on. She did get the hang of it though, especially when she realized she could have a house and design/decorate it however she liked. There was some complaining about not being able to get objects to sit exactly where she wanted, but once she got into the groove we had some very tastefully decorated UO homes.
It gave her something to do that wasn't too physically demanding. Sometimes after chemo or surgery her hands were really shaky and her reactions were slow, and she couldn't really handle anything like combat. But stuff like house decoration and growing plants gave her things to do that she could handle.
There isn't really any climactic ending to this story. She got really really sick for a while, to where she did have to quit playing or doing much of anything, then thankfully she finally got better. She's back to work now. She's not on a lot, but she keeps the account paid up, and every now and then logs on to move all the furniture around in her UO house. Even if I don't see her online, I stop by her house every now and then and see everything moved into different places.
Well, I guess I could start from the beginning. I started playing UO right around Age of Shadows along with a good real life friend. I named my first character Miximus, He named his character Norman. Well, now it was time to start training. I think we killed 8 billion Ettins over a couple weeks time. It took awhile but finally we were trained warriors! Now it was time to move on, we needed money for better suits. We ended up getting in the leather business. We farmed leather from lizard men, drakes, and dragons every night. There was a tailor who would buy every piece we got, every week we would meet up at Umbra bank and sell our goods to him. We ended up making a pretty good living doing this. Ok, so we had trained warriors, a job, and money, now we needed a place to live. This brings me to one of my most memorable moments. My buddy and I shared a home at first, it was in Felucca. Now keep in mind this is a real life friend. Well, He was logging in one day. I assume he recalled to the house and bam, there were 4 reds there waiting for him. He managed to get into the house safely. He could have recalled from inside the house to a safe area, but we were still noobs and were not completely hip on the whole process yet. Well, I got a phone call. It was my buddy, he was freaking out. He starts yelling into the phone “Dude, you gotta log in quick”. Ok I say, what’s going on? “There’s Reds everywhere and they are trying to burn the house down and get me”. Oh damn I said. Ok I am logging in now, be there in a few to help ya. “Hurry man, they are taunting me and calling me out”, “I think they are gonna get in and kill me”. Ok, so at this point he is in a frantic yell. I manage to get logged in, I was at a bank, can’t remember which one. I ask him, ok where they at? I am getting ready to recall in, have the door ready to open. “They are in the front of house, be quick so they don’t kill ya”. Now I am panicking, we have never PVP’ed before. Four people against two noobs, this should be interesting. Ok, here we go I tell him, I hit sacred journey. Bam, I am at the house and see the red names pop up. When I got there and seen the characters, I almost lost it. They where NPC reds! This whole time he thought they were real and trying to burn him outa the house. We had a huge laugh out of this for weeks every time we saw a group of brigands.
You know what's weird about life? The way the stupidest most random little decisions turn out to be the most important.
It's years ago and I'm walking through Trinsic at about three in the morning for some reason. To my surprise, someone else is up this late and hanging around Trinsic, specifically a girl in a red dress. Not having anything better to do, I say hello and we begin to chat. After a minute or two she asks if I want to go sit in the tavern. There's something odd about the way she's talking, but whatever, I say yes.
After another minute or two sitting in the tavern it dawns on me: This girl is roleplaying or something. Either that or she's got deep mental issues, because she's seriously talking to the NPC tavernkeeper before buying a bottle of wine. But whatever, I can play along. So we sit there chitchatting for a while about, you know, the issues of the day. Orcish rights and whether drow should be allowed to adopt, or something. I don't remember really, it was a long time ago. I just smiled and nodded and chimed in where I could, because listening to this girl go on about the price of tea in China (or the price of mandrake in Moonglow) was a lot more oddly entertaining than anything else I was going to do at three in the morning on a Thursday.
Then I get a little party invite message from her at the bottom of my screen. She says hello in an out-of-character sort of way, we chat like that for a minute or two, and then she gets to the point. She explains that her character is secretly a vampire, and that she'd like to lay the bite on me. In all my life this was the one time I had ever looked at my screen and literally said the word "LOL" out loud.
And then a little mental conversation with myself takes place. I say to myself, you know, silly as it is... why not? It's three AM, it's the internet, who's gonna know? Then I say back to myself, you'll know, and what's more you'll know that there's at least a 75% chance that this is a man. Not that there's anything wrong with that, it's just not my cup of tea and the idea sort of kills the mood for me.
What to do? Yes or no? Little did I know tis would turn out to be one of those stupid random decisions that ends up being really important.
As it turns out, my little vampire friend was in fact a real live female.
Our daughter is three years old now.
I occasionally let her walk my tamer around in circles with a dragon following. Her mother snickers when I tell her to look out for vampires.
It had to have been late when I finally walked into Moonglow. I wouldn't have imagined that I'd log into UO that day at all, but the Red Cross had already turned away my friend and I in our attempt to give blood, and one can only watch the same thing on television for so many hours before needing to do something, anything else. What I saw in Moonglow violated everything I knew about the game.
There are two ironclad laws in Ultima Online. One is that if you spin around in place for long enough while standing at the bank, eventually others will start spinning as well. The other rule is that if you place an object on the ground for any purpose other than disposing of it, someone will run by and pick it up. Put down a chair and sit in it? Someone will run by and grab it. Spell your name on the ground in fish steaks? Someone will come along and pick them up just to be a nuisance. Build a little tower out of discarded furniture for no reason? Someone else will walk up and disassemble it just as pointlessly.
So I was quite surprised to see a massive torchlit American flag decorating the grassy field between the Scholar's Inn and the Second Defense Armory, built from dyed pieces of cut cloth and bandages. Or rather, I was surprised that no one had come along to dye it green and cart away random pieces of it. It stayed there, quite intact, surrounded by chattering people, for several hours at least, until I finally decided it was time for bed.
To my knowledge the only time in fifteen years the second ironclad law of Ultima Online was ever broken was that particular night, September eleventh, eleven years ago.
