UOエッセイコンテスト入賞作品 - Baja（Memorable Moment Winners - Baja）とは、2012年10月11日に発表された5作品。
Tim Chappell
Baja シャードからは数多くの物語が寄せられ、友情溢れる思い出を共有することができた。Baja シャードから寄せられたウルティマ オンラインの思い出から上位5作品を紹介しよう。
Story 1
年老いたフィグ
それは私をあがき苦ませたが、記憶に残る素晴らしき思い出の数々であり深い感動を与えてくれたし、同じサーバーでプレイする人々のことを深く知るきっかけとなった。
世界にギルド制度が導入され、数ヶ月を経た頃のことだ。家々がレッドキャラクターの手によってしばしば荒されていた時代であった。メンバーを殺害して家の鍵を奪い取ると、家に収めてあった品々をすべて持ち去っていたのだ。このような経緯があり、私はギルドメンバーに対して銀行からギルドハウスへ直接訪れる場合を除きギルドハウスの鍵を持ち運ばないように命じた。
深夜のことだった。私は新しく迎え入れたメンバーをギルドハウスへ案内し、家へ入ろうとしたところで三人のレッドキャラクターから襲撃を受けた。私はギルドの財産をレッドキャラクターから守ろうとしつつ、新しいメンバーに対して逃げ延びるよう命じた。
三人のレッドキャラクターが私の身体を細切れにしギルドハウスの鍵を奪うことを優先することで、彼が逃げ落ちるときを稼いだ。それは深夜の出来事であり、ギルドメンバーの大半は既にいなかった。そのため私は救援を要請することも叶わなかった。ギルドのかけがえなき仲間たちによってギルドハウスへ運び込まれていた品々をレッドキャラクターたちが積み込んでいく様子を、私は死亡したまま無気力に傍観することしかできなかった。私は苦々しく感じていた。とりわけ私自身がギルドメンバーに対して鍵を持ち運ばないように命じていたのだから。ギルドの資産がことごとく持ち去られるさまを、私は悲しみに暮れながら見つめていた。
ギルドハウスのそばにひとつのゲートが出現し、さらに別のゲートが現れるに至って、私は驚愕した。
ゲートからは、私がウルティマ オンラインを始めて以来関わったことのある人々が次々と現れ出し、それは25名にも及んでいた。そして、彼らが来た目的となるレッド・キャラクターとの戦端が開かれた。それは私が今までに見てきたなかで最大の戦闘のひとつに挙げられよう。戦いは酷く激しいものとなり、結局私は戦いが終結するまで蘇生の機会を得られなかった。このような状況下で何をすべきかどうすべきか、私にはわからなかった。
なぜこのようなこととなったのか。私の逃がした新メンバーはトリンシックへリコールするなり、街中を駆け巡りすべての人々へフィグ（Fig）の家が襲撃されているのだと伝えて回ったのだった。その内容が伝わり、鬨の声が挙がったのである。
私のために戦う彼らの姿をみて、私の頬を涙が伝った。それは生涯で無二と思えるほどの苛烈な戦いだった。戦闘が終わる頃にはギルドの資産はその9割が奪還され、レッドキャラクターは敗北のうえ撤退した。さらに奪い取られた資産を奪還するために襲撃が行われ、ギルドの資産は全てが手元へ戻ったのだった。
皆さんへ示そう、たとえ皆さんが誰に力添えしたことがあるか記憶に留めてはおらずとも、いつのときか助けとなる日が来るであろうことを。彼らが私のためにしてくれたことのように。それは素晴らしき日であった。
Story 2
トリンシック、それは幾多の防衛設備と銃眼付きの胸壁、通路で構成され、侵略とは最も無縁と見えた。だがしかし、だがしかしだ、私たちは屋根を越え街を駆け、不死なるパラディン、ジュオ・ナール（Juo'nar）と彼の共犯にして裏切者のマラベル（Malabelle）を追跡していた。
下に目を向ければ、大通りでは誠実なるブリタニア市民がアンデッドの軍勢を退けていた。屋上からですら、その剣戟の激しい音を聞き取ることができた。アンデッドの悪臭と銅の如き血の匂いは屋上まで漂い立っていた。それは虐殺であった！
マラベルは立ち止まり、追跡部隊としばし対峙した。別働のブリタニア市民たちは敗退していた。遥か遠くに立つジュオ・ナールの笑い声が粘度を持っているかのように私たちへ流れ聞こえた。
邪悪な二人組は大通りへと降り立ち、乱戦のなかで私は彼らの所在を見失った。私は"Exceedingly Accurate"と"Silver"とを備えた"Vanquishing"のハルバードを振り下ろし、ゾンビをロッティング・コープスをスケルトンを地に倒しては、右へ左へ駆け巡った。骸は腿高にまで達していた。刻は過ぎ去る、それは深夜の出来事だった。
街の中央部からは人々が何事か叫ぶ声が聞こえていた。私は目の前の敵を打ち倒しつつ地道に進み、時折他のブリタニア市民たちと合流を果たしていった。The United Tamers of Britannia の軍勢は中央公園を占拠し、the Golden Brew Tavernから派遣されたゴールデン・ナイツらは南門を占拠していた。私は彼らに向けて"すぐに殲滅するんだ！"と訴えたが、彼らは私に付き従おうとはしなかった。"The Mage Tower"と"The Dark Tower"は、共通の敵を前にして一時停戦したようだった。
タウンホール、それは黒ずんだ煉瓦づくりの建造物。そこにゲートが現れると、Casiid dragon が出現した。それはかつて見たことのない、黒く強靭なドラゴンであった。挑みかかる誰もが次々と倒れ伏していった。
そして突如押し寄せたロッティング・コープスの波状攻撃がブリタニア市民による防衛線を蹂躙した。私自身も倒れ、すべてが灰色に彩られた。そして、もはやこれまでであると私は気づいていた。
朝、私はワンダリング・ヒーラーを見つけると、危険を覚悟してトリンシックへ戻った。街の大部分は邪悪で鋭く尖った柵で立ち入りを阻まれ、柵を越えようとした人々の身体で飾られていた。トリンシックは陥落し、私たちは敗北したのだ。
それは重苦しい記憶であり、私はソーサリアを愛していたのに、新しい世界へと向かった。それは奇妙なことに老人の思い出のようでいて、そうではない。
終章 - 時折、私はべスパーの北に横たわるマラベルの遺骨のもとを訪れる。そして、思い切り蹴飛ばしてやるのだ。
Story 3
古びたSOSメッセージに挑戦しよう - 混沌と地獄絵図の物語
その日の朝、私は珈琲を飲み干すと釣り師のバックパックに気づかぬまま白い古びたSOSメッセージが残されていることに気づいた。あとで挑戦する時間をとろうと考え、それでいて苦々しく思ってGeneral Chatを活用して共に挑戦する人々を募った。ひとりで挑戦した折に幾度が死んでしまい、バーグ（Berg）を呼び出して蘇生してもらわなければならなかった。ちなみに彼はゲーム内で出会った実生活の夫だ。
そこで私は募集をかけ数名の賛同を得た。そのなかには強靭で名高き者やキャノン、グレータードラゴンなどもあった。私は心中で"よし"と呟く。General Chat上で強いと話題になっていた男もいたが、私は内心でそうは見えないと忍び笑った。クラーケンと僅かな敵を倒すことは容易いことだろう。私は準備をしつつチャット上で続くキャノンとグレータードラゴンについての話題に耳を傾け、にやにやと笑った。
私たちは深海のあるバッカニアーズ・デンの港で合流した。しかし、そこで私はこの地図を用いるためには沖へ出なければならないことに気がついた。そのとおり、以前に挑戦してから随分と時を経ていたため、私はそのことを失念していた。そこで、私たちは数隻のドラゴンシップへ分乗したうえで共に引き揚げ地点へと向かった。私は引き揚げの瞬間にクラーケンが出現するものと思っていたが、代わりにひとつのチェストを引き揚げた。アハハ、チェストの中にあった白い網を見て、ようやく私は思い出した。
さて、いよいよだ（ここから徐々にフォントが小さくなっていく）。5、6名の人々と1匹のドラゴン、2隻のドラゴンシップ、私は網を投じる、それは海の中へ、陸地から遠く離れた海の中へ。
私は取り囲まれた、機転を利かせた人々が私の周りを囲む。彼らは私の身を案じたのだった。
網は沈み、パシャパシャと波立つ、時は刻まれ…
それは母に聞いていたクラーケンでもなければ、父が語っていたクラーケンでもなかった！私はそれが何であるかわからぬまま、手酷い一撃を受けることとなり、瀕死に陥った。私を取り囲んでいた人々もみんな瀕死の状況だった。あたり一面を蛇がうねり、巨大な青い存在が出現していた。チャット上では25%の確率の何某であるとかトランメル世界における別のスポーンの類であるといったやりとりが聞こえたが、私には理解が及ばなかった。ただ困惑と混乱に囚われ生き延びようと足掻くことしかできなかった。
さて、それがスカリスであったとご理解いただけただろうが、私自身にはまったく知り得ぬことだった（文字は更に小さくなっていく）。私たちは死んだ。私たちは小さなドラゴンシップを後にし蘇生すると、その後さらに数度に渡って攻撃を敢行した。決して勝利することのない戦いであると気づくまでにどれほど繰り返し臨んだことか。
誰かが、おそらくは当初からそう主張していた人物であろうが、キャノンを搭載した船舶の必要性を訴えた。永遠と思える刻を経て、ようやく私たちはキャノンを積み込んだ船舶を得て、更に幾人かのプレイヤーも加わった。先ほどと同じ人物が再び口を開き、私たちは陸地へ進路をとり、岸から攻撃を加えるべきだと主張した。私たちは船の前方に備え付けた重ぶどう弾で充填したキャノンを用い可能な限りの発射間隔で砲撃しつつムーングロウへと後退していき、私がいまやウナギに等しい存在だと認識した存在に対して誰もが攻撃をし続けた。私はウナギを憎悪しているが、これは別の物語となる。
ようやく私たちはムーングロウへ辿りつき、飛び降りるなり勇猛に襲い掛かった。そしてスカリスはもはや前進を阻まれていた。スカリスのライフバーは、数分後には回復してしまう程度にはダメージを与え、減じていることはわかった。
更に多くの人々が到着し、より多くのグレータードラゴンとクーシーを加えた。私は時刻を確認した、米国中央標準時2時30分、開始から4時間が経過していた！そして焼け石に水といった状況であった。状況の好転を求めてキャラクターを変更して臨む人々もいた。神に誓おう、これが単なるクラーケンであれば、終わりなき死の祝祭に陥る仲間たちも僅かであったことだろう。やがて私を含め私たちの多くは心折れていった。
しかし、諦めぬ人々もいた。これから語りたいのは、その内容よりもむしろ彼らの強い決意についてである。私が知り得ていることは、ただこの偉大なる人々は6時過ぎにようやくスカリスを討伐し得たということだけ。
彼らの名に言及することはしない。誰も軽んじたくはないから。しかし、私が彼らの名を挙げていけば、私が記憶にとどめなかった人もいることが明らかになるだろう。ひとりだけ名を挙げるならば、Roac Zoroff と彼のペット、THOSAS だろう。その理由とは、今宵、彼は長い戦いの末に得た財宝を私に見せてくれたからだ。他の人々も財宝を得ることができたのか、私には知る由もないことだが、そうであってほしいと祈っている。
さて、この年老いし淑女をどうかお許しください。私はこのような事態に陥ることがあるなどまったく知らなかったのです。当初、私に対してキャノンの必要性を訴えた方々へ耳をかすことなく、非常に愚かな発想だと考えたことに謝罪いたします。
Story 4
それは5年以上前のことであったと思うが、既にいつのことであったか私は覚えていない。老婆イヌは捕われ、エセリアル虚空間の砦の独房に幽閉された。早朝のことだ、冒険者の小集団は独房に囚われしイヌのもとへ辿りつくための秘密を暴こうと団結し、治療技術と隠蔽技術を備えた勇士のみがイヌの独房へと続く回廊へと辿りついた。私たちはパスワードを求めて断固たる結束を示し、あらゆる場面で消耗と忍耐とを強いられた。戦士たちが邪悪なる防衛線を食い止め、私たちはそれぞれの部屋で作業を進めていった。私たちはようやく小さな回廊へ辿りついた。わずか20×3程度のタイルでしかなかったが、そのひとつを選び取り、強大な守護者の裏をかいて発見することなど、不可能だった。私たちは破片世界に生きる他の人々へこの秘密を公開した。私たちは老婆イヌを発見し、後続の人々へ経路を指し示した。大半の人々は傷つき血まみれの姿で辿りついた。
すべての人々が各所で戦闘に突入した。弓師や敏捷重視の戦士たちは支障なく対処していたし、魔術師やネクロマンサーたちも深刻な危機に陥ることなく戦線を維持していた。敵は倒れた私たちの骸を貪り、その体力を、スタミナを、敏捷を回復させた。私たち自身が薬として牙剥いたのだ。大なり小なりの調教された生物が誘拐犯へ向けて投じられ、結果として居合わせたすべての人々を恐慌に陥らせた。敵はその体力をすべて回復させるに至り、積み重ねたすべてを失ったことに私たちは嘆き悲しんだ。
長き日もいよいよ夜の帳が下りはじめ、一人一人が冷え切った長き回廊に時折姿を現す亡霊に対して達成を志す断固たる決意は、Baja シャードのおける最高の状態へ達していった。戦略が何より求められ、叡智が結集されてブレインストーミングが交わされた。求められるは役割の分担だった！脆弱な魔術師や治療師は回廊にとどまり、可能な限り迅速に戦士たちの蘇生や治療に従事した。食糧がただちに用意された。ステルス遣いは物資の運搬に従事し、幾度も往復して幾千もの包帯と矢が運び込まれた。新たに動員された戦士は馬から下り、召喚生物やペットは退くように指示して回る者もいた。他の人々は討伐遂行を中断して見守る。号令が戦士たちへのみ発せられた。戦士たちは二度斬りつけるとすばやく退いた。戦士たちが手にするのは25個の包帯のみであり、ポーションや補助的なアイテムはすべて後方に残された。戦いは昼夜を問わず進められた。難攻不落に思えた戦いは、Baja シャードのあらゆる最良の人々を結集させ、ついに誘拐犯を撃破して老婆イヌを解放した。コミュニティは固く結束し、午前中いっぱいエールを酌み交わした。共通の敵に対する連合は、大なり小なりの共闘を強いるものである。この日、Baja シャードはひとつのコミュニティとなったのだ。
Story 5
10人くらいの友人たちで週に2度ほど私の家に集まり、ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズに興じていたものだが、件の日を迎えるまで私たち全員が顔を揃える機会はなかなかなかった。しかし、私たちはいつでも望む瞬間に友人たちと会うことができることを新しいゲームを通じて学ぶことができた。何曜日であってもダンジョンズ・アンド・ドラゴンズの如きロールプレイを、インターネットを通じて体感できる、そのゲームの名はウルティマ オンラインといった。全員がサインアップを終えると、私たちはダンジョンズ・アンド・ドラゴンズの筋書きをウルティマ オンラインへ組み込もうと試み始めた。それは興奮に満ち、私たちがともに過ごした最も忘れがたき瞬間であった。
いまだ開始から6ヵ月にも満たぬ頃のことだ、邪悪なる存在はブリテインの善良なる市民を脅かした。私たちの多くは充分な訓練を行っていなかったが、私たちのギルド"Circle of Friends"は脆弱で無垢なる市民たちを守らねばならないと決意し、プレイヤー相手でなくモンスター討伐に愉しみを見出す人々の安全確保を助勢しようとした。しかし、私たちを妨げ、鞄の中身を根こそぎ奪っては去っていく幾人かのレッドキャラクターによって活躍の機会はほとんど得られなかった。
まず、エロル（Errol）という名の荒くれ者が常に私たちの悩みの種となっていた。エロルは単独で旅する新規プレイヤーを狙って食い物にしており、べスパーとブリテインとを結ぶ街道沿いでの強奪に大変熟練していた。この殺人者に時間を割かれることなしに、モンスター討伐することも宝を掘り当てることも鉱石を採掘することも木々を伐採することもできずにいた。エロルは人々を殺害するとともに死者に対して口汚くなじっていた。
とある時には、この荒くれ者は殺したのち、私が治療師を見つけるまで待ち続け、蘇生して死体へ駆け寄る私を見るなり再び殺害した。私の死体から中身を漁ると、まるでパンのかけらを扱うように森へ道へと投げ捨てていった。エロルにとっては何の価値も見出せなかったにせよ、得るまでに一生懸命努力してきた自慢のヴァロライトプレートメイルだった。銀行へ預けてくるべきであったと私は後悔したものだ。
このような経緯もあり、私たちのギルドは遂に自らの手で鉄槌を下すことを決意した。私たちはエロルを賞金首としたうえで、この悪を陥れる計略を立案した。私たちのなかで最も勇敢で最も技術の熟達した仲間がエロルの注意を引き、残る仲間たちはコブトス第1階層入口で待ち構えた。エロルは自らの身に起きることを予見してはいなかった。エロルを殺害し彼の首をあげる興奮は、彼にいま一度無慈悲な虐殺を考え直させねばならないと私たちに思い至らせた。
私たちはもはやダンジョンズ・アンド・ドラゴンズで遊ぶことはなくなり、いまでは私ひとりだけがウルティマ オンラインで遊び続けている。仲間たちとの思い出を胸に、時折私はフェルッカ世界へ乗り込み、卑劣な手段を見咎めれば正義を振るうことを厭わない。
Posted by Tim Chappell
2012 Oct 10 13:38 -0400 GMT
We received many stories from Baja and our winners shared some inspiring memories of camaraderie.
The top 5 most memorable UO moments from Baja:
Fig The Ancient
I struggled with this one for a while...their are so many good moments to remember but this one touched me deeply, and also gave me insight to the folks that played on our server.
It was a few months after guilds were introduced into the world. It was during the times when houses were often vandalized by red characters. They would often kill members and steal the keys to your home then empty it of all its inventory. Because of this I had instructed my guild members not to carry their keys to the guild house, unless they were coming straight from the bank to the guild house.
It was late night and I was escorting our latest member into the guild house as we were about to enter the house we were attacked by three red chars. I instructed the new member to run for his life, while I attempted to hold off the red hoard.
He managed to get a recall off just in time to escape, while the three reds proceded to hack my body into little pieces, and gained the keys to our guild house. It was late at night so most of the guild was gone for the night, so I could not even call for help. I stood by dead and impotent, watching while the reds started loading up the goods stored in the house by my guild brothers and sisters. I was not a happy camper, esp since I had just instructed my guild to never carry their keys with them. I watched sadly as all of my guild assets were being carted off.
I was then surprised as as first one gate then another appeared outside my house.
Through the gate poured every person I had ever helped in the game since I started playing....no less than 25 folks showed up and started fighting the reds who then sent a call to their brothers and sisters until it became one of the biggest battles I had ever watched. The battle was so bloody I never got the chance to be rezzed until the battle was over, so i didn't know what or how all this had happened.
Turned out the person I had saved, recalled to Trinsic, and ran around the city telling everyone that Fig's house was under attack...the word spread and the battle cry was issued.
A tear rolled down my cheek as I watched them fight for me. The battle raged for what seemed like a lifetime. When all was said and done, ninety percent of my guilds resources were returned, the reds were defeated and driven back to their house which was raided for all the gear they had stolen, and was all returned.
Just goes to show you.....you never know if the person who you helped, will one day return the favor. In my case they all did...it was a great day.
Trinsic, with its fortifications, battlements and walkways, would seem the least likely place for an invasion, and yet... and yet here we were, chasing Juo'nar the undead paladin and his accomplice the traitorous girl Malabelle across the rooftops and around the city.
Down below, in the streets, the faithful Britannians were fighting off scores of undead. From the rooftops I could hear the clang of sword upon sword. The stench of the undead and the coppery tang smell of blood reached up even this high. Oh the carnage!
Malabelle paused to face her pursuers for a moment, and another Britannian bit the dust. Haunting laughter drifted back from Juo'nar who was farther ahead still.
The evil pair descended down to street level, and I lost track of them in the melee. I was swinging my Exceedingly Accurate Silver Halberd of Vanquishing, dropping zombies and rotting corpses and walking skeletons left and right. Piles of re-dead bodies reached mid-thigh level. Hours went by, and it was late in the night.
People were shouting about something going on at the town center. I fought my way there slowly, at times joining other groups of Britannians. The United Tamers of Britannia group were holding the central park. The Golden Knights from the Golden Brew Tavern were holding the south gate -- they did not come after me although I was "kill on sight" to them. The Mage Tower and Dark Tower had a temporary truce while fighting the common foe.
Atop the town hall, something had been built of dark brick. A gate briefly shown, and then a Casiid dragon stepped through. I'd never seen the like -- a black dragon! and strong! Everyone who went against it fell.
Then, suddenly, waves of undead rotting corpses overwhelmed the Britannian defenders. I fell, and all was shades of gray, and then I knew no more.
In the morning, having found a wandering healer, I ventured back to Trinsic. Most of the city was sealed off behind wicked sharp-pointed palisade, decorated with the bodies of those who had attempted to scale them. Trinsic had fallen. We had lost.
Outside the city it was as if the whole world had turned barren -- all the trees were leafless. I came upon an odd moongate on the road. Next to it there was a sign reading:
"Britannian citizen, this is a time of sorrow. We abandon this, our world, to Minax, and go to another place. Step through this moongate to join us. By order of His Majesty Lord British."
And, it was with heavy heart, that I abandoned the Sosaria that I knew and loved and stepped through into a whole new world that was strangely reminiscent of the old and yet not the same.
Epilogue: Now and then I visit the bones of Malabelle where they lie, north of Vesper. I give them a good kick.
Anyone Want To Do An Ancient SOS? A Tale Of Chaos and Pandemonium
So this morning I was just finishing up a cup of coffee and going through my fisher's backpack and noticed that the White Ancient SOS was still sitting there being ignored. So I decided it was time to do it and figured, heck, I'll ask in general chat if anyone wants to come along since the last one I did one I died a few times and had to bother the Count of Berg (my real life husband that I met in game) to come rez me.. again....
So ask I did and I got a few folks who said sure, including one who said ya know they're pretty tough, bring the cannon, greater dragons etc. I'm thinking to myself, okay, I think I've listened to this guy in General Chat before and he and seems like a tough guy. I snicker saying to myself I guess not. A Kracken and a few of it's friends is pretty easy. As I'm getting ready I'm hearing these guys in chat talk about cannon and Greater Dragons still and I'm smirking to myself.
We meet up at Buc's Den docks for the deep water and then I realize this is a map that we have to sail to. Yeah, I forgot we had to do this. It's been a while since I've done one. So we get into a few dragon ships and sail to the coords to fish up the map. While I'm fishing up the map I'm thinking that the kraken et all is going to spawn but instead I fish up a chest. Aha! The white net is inside the chest!! Now I remember...
So here we are...(note that the font starts to get smaller) 5 or 6 people, one dragon... on two dragon ships... I toss the net...... into the ocean.... far from land.
I've been invised... Good people around me! They thought of me!
The net sinks.. the waves splash around... the seconds tick by....
This ain't your Mama's kraken! This ain't your Papa's kracken! I'm getting hit hard by I don't know what, I'm dying, everyone around me is dying. Snakes all over the place... this big blue thing has spawned.. I'm hearing in chat something about a 25% chance of something or other spawning in Tram. I don't know.. I just know I'm confused and bewildered and trying to stay alive.
Well it starts to sink in that this is Scalis... I swear I didn't know(font gets even smaller)! We die. We move our little dragon ships away... we rez, we go back and attack a few more times(how many times does it take for one to realize that this is a battle you don't have a chance of winning?).
Someone says(probably the one who said so at the start) that we should get our ships and cannon. So after what seems forever we now have a ship with cannon and a few more players have signed on. That same someone says we should head for land and fight from shore. So we sail backwards all the way to Moonglow shooting our front cannon filled with heavy grapeshot as quickly as we can reload and everyone shooting away trying not to die from what I've now identified as eels. I HATE eels. But that's another story.
We FINALLY get to Moonglow where we disembark and fight like dogs and not making any headway with Scalis. His life bar declines just enough to be able to see that we've done some damage only to have it return to full health a few minutes later.
More people arrive.. more greater dragons more cu's. I look at the time.. It's 2:30CST.. It's 4 hours after we started!!! And we haven't put a dent in it. Some of us try different chars to see if that will make a difference. Nada. What was suppose to be a simple kracken and a few of its buddies has turned into a relentless death fest with no end in sight. At some point most of us threw in the towel including myself.
Some did not. For the rest of the story I let those that are stronger willed than I tell their story. I only know that sometime after 6:00CST this evening these fine people finally beat it down.
I do not mention any names because I don't want to leave anyone out and I'm sure if I did mention names I would forget someone. There is only one that I'll mention and that is Roac Zoroff and his pet THOSAS. The reason is that tonight he showed me the treasure he received for his day long battle. I don't know if anyone else received anything. I can only hope you did.
In the mean time I hope you'll forgive an old Lady. I really didn't know that there was a chance this would happen. To those of you that tried to tell me that we really should have brought cannon etc at the beginning I apologize for not listening and thinking those very silly thoughts about you.
I don’t remember now how long ago it was, perhaps 5 years, perhaps more, that Inu the Crone was kidnapped and imprisoned in an ante chamber under the Etheral Fortress. Early in the day, a small group of adventures banded together to solve the secrets to reach Inu in her cell. Only the brave who would be able to heal themselves and invis themselves were able to travel to the small hallway marking the entrance to the cells. We were a determined bunch… as our passwords, our supplies and our patience were tested beyond all measure. We worked each room as a group ensuring the weakest could advance while the fighters kept the evil and craven defense lines at bay. We managed to make it to the small hallway... I’d wager no more than 20x3 tiles in all. Impossible to just find… one needed to scratch, claw and outwit the vast defenders. We broadcast the secrets to the rest of the shard. We had found INU, and laid out the trail for others to follow. Most arrived bloodied, bruised and without so much as a single morsel to feed themselves on.
Everyone threw themselves into the fight at one point or another. Archers and dexers seemed to have little to no effect. Mages and Necromancers also failed to make any serious dent. Our foe would raid our downed bodies for supplies to regain his health, stamina and dexterity. Our own medicinal concoctions were turned against us! Tamed creatures great and small were thrown at the kidnapper and much to everyone’s horror; the foe rejuvenated all his health to the point of causing us to weep over the loss of progress.
The day wore long, and as night started to fall, one by one, Baja’s best renewed their determination to succeed, only to emerge moments later into that long cold hallway a ghost. A strategy was a must. The best minds began to brainstorm. A division of labor! The weaker mages and healers would remain in the tight hallway, healing and rezzing the warriors as fast as they were able. Food was conjured. Stealthers ferried supplies in, some making dozens of trips and bringing thousands of band aids and arrows. Some warned new fighters to leave their mounts and summons and pets outside, else all progress would be halted. The call went out to all warriors, hit the foe twice then leave immediately. Take only 25 band aids inside. Leave all potions and supplemental items behind.
The battle waged all day and all night. After what seemed like an unwinnable fight, the entire Baja shard came together with their best and brightest to defeat the kidnapper. Inu the crone was freed. A community bonded tightly together and the ale ran plentiful long into the morning hours. United by a common foe, forced to work together great and small, Baja became a community that day.
A group of about 10 of my friends would gather together almost twice a week at my house to play D&D. It was hard for us to find a time we could all meet up until one day, one us learned about this new game where any of us could meet up any time of the day, any day of the week to role-play like D&D over the internet in this game called Ultima Online. After getting us all signed up, we started to incorporate the storyline of our D&D sessions into UO. It was a lot of fun, and this is my most memorable moment with them.
It hadn’t yet been 6 months, and most of us were still not fully trained, but when evil threatens the peaceful citizens of Britain, our guild the “Circle of Friends” decided we must respond to defend the weak and innocent. Help give safe passage for players who like us enjoyed slaying monsters instead of players. However it was clear that in our own time, we could rarely venture forth without some red named player interrupting our fun, and leaving our packs empty.
In the beginning, one bandit in particular named “Errol” was a constant thorn in our side. He preyed upon new players travelling alone. He was quite skilled at stealthing along the road between Vesper and Britain. Rarely could you hunt monsters, dig up treasures, mine ore or chop wood without this murderer ruining your day. It wasn’t so much as he killed you as that he taunted you with vulgar epitaphs.
In one such instance this terrorist would kill me then wait until I found a healer, watch me run back to my corpse, and killed me again. He would remove the contents of corpse, and leave them like bread crumbs along the road and forest. Maybe stuff he didn’t value, but stuff you worked hard to acquire like my precious valorite platemail armor. I knew I should have left it in the bank.
Anyhow my guild finally decided to take the law into our own hands. We placed a bounty on his head, and laid a trap for this villain of infamy. While the bravest and most skilled of us caught the attention of Errol, the rest of us waited instead the first entrance to Covetous. He never knew what hit him. The excitement of killing him and the trophy owning his head gave us the inspiration we needed to make sure his like would think twice before preying on innocent victims again.
Although we no longer play D&D, and I alone still play UO to this day. In remembrance of them, on occasion I will venture forth into felucca to observe if these unsportsmanlike tactics are still employed, and meet out justice whenever I can.
We have more winning entries coming soon. As always keep an eye on the Herald for some more great UO moments!
