UOエッセイコンテスト入賞作品 - Legends（Memorable Moment Winners - Legends）とは、2012年10月19日に発表された7作品。
Tim Chappell
我々はLegendsシャードから素晴らしい13作品の提出を得て、審査員たちは豊かな思い出の数々を愉しんだ。そして、改めて3作品が同順位として入賞となった！それでは、Legendsシャードから選出された入賞7作品をご紹介したい。
Story 1
新人のなかの新人
10年を振り返ると、私がウルティマ オンラインをプレイして最もお気に入りの思い出とは、私がT2Aとも呼ばれる地、ロストランドで立ち往生したひと月のことであろう。当時を思い出すと、笑いを堪えることができない。私は本当に、新人のなかの新人であったのだ。どうすればT2Aで1ヶ月もの期間立ち往生する羽目になるのかと不思議に思われることだろう。さて、それは一匹のオスタードが関わってくる。そう、オスタードだ。それは2002年のことで、私は調教師セレナ（Serena）として当時は誰もがそうしていたようにブリテイン第1銀行でぶらぶらとしていた。既に名前は忘れてしまったが、二人のプレイヤーが私に歩み寄り、フォレストオスタードを調教してほしいと申し出た。そこで私はまだまだ新米の調教師に過ぎないが、フォレストオスタードを調教することはできると応じた。しかし、私はオスタードの生息地へのルーンストーンを所持してはいなかった。だがそれも杞憂に過ぎず、その新しい友人はルーンストーンを所持しており、ゲートトラベルの呪文も扱えた。"すばらしい！さあ、行こう！"と、私は応じた。その魔術師はゲートトラベルの呪文を詠唱し、私たちは旅立っていった。
到着直後に私たちははぐれてしまったが、パーティを編成していたおかげで会話することはできた。パーティチャットを通じて私は大喜びでオスタードを見つけたと報告した。さて、実際のところ私が見つけたのは、凶暴なオスタードであった。温厚な性質のフォレストオスタードとは、荒々しい気質をしたオスタードだ。ああ、お察しのとおりだ、モンバットが新参者にそうするように、私はそのオスタードに殺されてしまった。私は新しい友人たちへ自分が死んでしまって蘇生を必要としていることを伝えた。すると彼らはパーティから脱退していき、その後二度と出会うことはなかった。私は死に、その肉体は秘薬や防具、銀行で拾った素晴らしい品々とともに消え去った。私は道に沿って出発し、それはひと月に及ぶ長き冒険の始まりであった。数日間、私はログインしては街を探して駆け巡った。ある日、私は地図上に文明らしきものを認め、幽霊の足でできる限り急いでその街を目指した。蛇人間？蜘蛛人間？そこは決して友好的な場所ではなかった！そこで私は地図上にある次の街へ走ったが、そこはアンデッドであふれていた！T2Aとは、なんて土地なんだ！二週間が過ぎ、私はパプアの街を見つけて蘇生することができた。少なくとも、私は再び生者となったのだ。私はT2Aから出航しようと決め、バンクボックスから所持金のすべてを引き出すと船を購入した。四日間、T2Aから漕ぎ出ようとしたが、サーペントピラーのことなど知りもせず、ぐるぐると航海していたのだった。パプアへと寄港し、この地から脱出することはできぬに違いないと、途方にくれた。だが、やがて私はひとりのプレイヤーを見かけたのだ！私は走り寄るとT2Aから脱出する方法を教えてくれるように請うた。見識豊かなそのベテランプレイヤーは、私に言った。魔術師の店にはペンタグラムがある、その上に立ち、"recsu"と言うといい、そうすればムーングロウへと転送されるだろう、と。私は、涙をあふれさせたのだった！
Story 2
その報道官がジェロームでの合流を呼びかけていたとき、私はルナ銀行に佇んでいた。それが長く興味深いひとつのイベントの始まりのときであることを、そのときの私は気づいていなかった！アーマンド・パスカル（Armando Pascal）は私たちにシードラゴンと呼ばれる不思議な生物について語った。青色や緑色の体色をしたシーサーペントのような生物かと考える者たちもいたが、それはLegendsシャードの象徴として描かれているシードラゴンのことなのだと、まもなく私たちは気づいた。酒を酌み交わしつつ行われた話し合いの末に、私たちはブリタニアの広大な未知の海域に三匹のシーサーペントが生息していることを知った。長く取り立てて何も起きないまま時間が過ぎ去ったのち、ジェネラルチャットを通じて呼び出しがあった。私たちはベスパーの沖合において一匹のシードラゴンを確認したのだ。コーディネーターたちが発表したことを受け、数多くの人々がその美しき生物を見ようと、あるいはその捕獲を支援しようと駆けつけた。私は船仲間のスペロシティ（Spelosity）とともに、陸に沖にと捜索を続けた。そしてジェネラルチャットを通じて報告があった。新たなシードラゴンが発見されたというのだ。ただし、三匹目のシードラゴンはとうとう発見されず、少なくとも私自身は発見されたか否かを知らずに終わった。卑劣な海賊によって殺害されたのだろうと私は考えている。私たちが発見し捕獲した二匹のシードラゴンは、ベスパーにおいて新たな生活を始めた。私たちは多数の船舶を用いてその海域を封鎖したのだ。その後、私たちは世話に従事したが、シードラゴンたちがベスパーにとどまったのはほんの僅かな期間に過ぎなかった。アーマンド・パスカルからニュジェルムの小さな水路へのシードラゴン移送の指示を受けたのだ。この移送は、ありとあらゆる船種が投入され、"牧羊"を駆使して実施された。この移送は一匹ずつ行われたことから、長時間を費やすこととなった。私たちはシードラゴンを再び餌付けし、観察を続けた。驚いたことに、シードラゴンたちは雄と雌であった。まもなく、私たちは研究対象でもあり保護対象でもある幼体のシードラゴンを得たが、悲しいことに、私たちはその小さな生物を守り通すことはできず、壮絶な戦いのなかで死亡させることとなった。しかし、全てが失われたわけではない。私たちにはその両親を今一度育てる道が残されていた。私たちは二箇所の特別な地へ移送したのだ。ひとつはダガー島沖合、もうひとつはファイア島沖合であった。まもなく、更に二匹の幼体が誕生した。ファイア・シードラゴンとアイシー・シードラゴンである。私たちはチームを編成してシードラゴンたちの養育と世話に従事した。私たちの小集団は絶えず幼生体の餌付けと調査を続け、それは"シードラゴンの世話人"の称号を得る以上の働きだった。私たちは友情を築き、それはたとえウルティマ オンラインに幕を下ろす日が来ようとも続くことだろう。シードラゴンの世話人には、セラド（Selador）やアリスワンダーランド（AliceWonderland）、エリゴ（Erigo）、ベアデッド・マクヌジェ（Bearded McNuge）、ジェデディア・マクヌジェ（Jedediah McNuge）、スペロシティ（Spelosity）、そして私ルック（Ｌｕｃ）が挙げられる。名誉ある世話人も僅かながら存在する。私たちは冗談交じりに語ったものだ。私たちのお気に入りは、"この前ベアデッド・マクヌジェを見かけたんだが、彼は夕陽に向かって。尻にスカリスが張り付いてたけどな！"皆さんがLegendsシャードを訪れる機会があれば、それはドラゴンを手懐けた伝説として耳にするかもしれない。
Story 3
私は気分転換のためにその日は航海に出て、気付けばサーペンツホールド南西の島だった。旅路で誰かにあう予定もなく、私は興奮し急いで接岸した。他のプレイヤーが歩み寄ってきたので、挨拶をして言葉を交わした。そして、男の立っているそばの家が倒壊寸前であることに気付いた。恐怖に押し潰されそうになった。私はフェルッカ世界を訪れた余所者に過ぎなかったのだ。けれどもそのプレイヤーは非常に友好的であり、私は留まろうと決めて倒壊までの期間について話し合った。あわよくば、アイテムのひとつやふたつはおこぼれに預かれるかと考えたのだ。しかし、唐突に第三のプレイヤーが現れ出て、私たちは襲われることとなった！富の分配を快く思ってはいないことは明らかだった。驚いたことに、もうひとりのプレイヤーは私に加勢してくれて、襲撃者を撃退した。そして、私たちは再び会話を再開したのだった。家が倒壊したのは、まさにその瞬間であった！襲撃者が再度現れたとき、私たちは急いで品々を拾い集めていた。私たちは再び撃退しようと身構えたが、襲撃者は笑い声をあげながら逃げ去り、そしてその場には1体のハービンジャーが出現していたのだった！私と新たな友は倒壊した家のことなどそっちのけでそのハービンジャーに立ち向かうことを決意した。私たちはその建築用地が欲しいわけではなかったのだ。眼前に現れたその恐るべき魔物を打ち倒すには長い時間を費やした。しかし、幾刻も私たちは互いを治療しあい蘇生しあい、最後まで凌ぎ続けた。私たちは戦いの最中にも、もちろん僅かではあったが、会話を交わしていた。襲撃者の意には沿わぬことだっただろうが、私たちはハービンジャーを倒し、そして倒壊した家の品々は大半が腐敗してしまった。私たち二人は魔術師の衣を得ることはなかったが、その朝に結ばれた友情は何物にも代え難い無限の価値を得た。私たちは今日この日まで友のままであり、あの日倒壊した家を奪い取ろうとしたひとりのプレイヤーのおかげということだろう。
Story 4
名高きヘッジメイズの西に集結する軍勢に気付き、私はスカラブレイの都市境界にとどまった。
荷馬がとどまり、その鞄は資材で膨れあがっていた。
数多くの戦士が、魔術師が、生産者が野心を胸に指示を待っていた。
この集団がさらに規模を増していくことを予見し、近くの森からはタウンシギルを運搬する人々が現れ出た。
その数や八人目に達すると、集団の興奮は最高潮に達した。
そして、この集団の指揮官は現れ出で、"出撃！"と叫んだ。
集団はすぐにフェリーの待つスカラブレイ港へ向けて行軍を開始した。
輸送は極めて迅速であった。
進軍はスカラブレイのムーンゲートまで続いた。
先ほど出撃を指示した人物が、全軍に対して"進路をブリテインへ！"と告げた。
ブリテインのムーンゲートを発した集団は、街道沿いに北へ進路をとり、編成された一軍として街を抜け、ついにはブリティッシュの居城へと達した。
そして一同は、すぐさま東手の城壁内側を確保した。
この集団の殿が中庭へと入ると、落とし格子はすばやく落とされた。
その後、一同は謁見の間へと詰め込まれたうえで、二つの集団に分けられた…
第1集団は生産者たちで、第2集団は戦士や魔術師たちで構成された。
生産者たちはすぐさま謁見の間の入口に防壁を構築し始めた。
第2集団は謁見の間にある石柱に集まり、シギルの設置を開始した。
八番目のシギルを設置し終えると、戦士と魔術師からなるこの集団は謁見の間入口へと戻り、生産者たちを注意深く見守った。
防壁を構築し終え、集団に属する生産者たちは謁見の間のまさに西側に回廊を設けた。
この回廊において、彼らは残された資材を使用し新たな防壁を構築するための部品を作成していった。
魔術師と戦士たちは謁見の間入口にある防壁にとどまった。
刻は過ぎ、生産者たちは材料を作り終え、資源は使い尽くされた。
彼らは寡黙に立ち尽くし、防壁の準備に取りかかる指示を待っていた。
まさにそのときだ、落とし格子が上がったのである。
魔術師の一団が到来した。
女帝ミナックスの支持者たちだった。
女帝ミナックスの支持者たちは、謁見の間入口に殺到し、そこかしこで防壁の破壊を開始したのであった。
謁見の間にいた戦士と魔術師たちは、武力を以て立ち向かい、防壁破壊の企てを食い止めようとした。
集団に属する生産者たちは、この戦闘のさなか、何時間にもわたって防壁の修繕を迅速にこなしていった。
その後に起こったことは、驚愕と表現する以外にない…。
それは謁見の間で立て籠もる集団に増援が到来し、城門側から攻め入ったのだ。
女帝ミナックスの支持者たちは、前後から攻め立てられ、瞬く間に壊滅していったのだった。
Story 5
それは、私たち最高の仲間、レオルタス（Leoltus）とジューンバグ（Junebug）がともに駆けていたとある夜に起きた最高の冒険譚である。この二人は幾分なりとも性格を異にしていた。ジューンバグは幾分向こう見ずな道化であり、死を恐れようとはしなかった。彼は気取った身なりを誇示しようと、道化師の帽子を被ってさえいた。レオルタスは対照的に、名誉ある魔術師を目指し、自身の死について日々深刻に捉えていた。必然的に、彼は自らの死の原因となった人々を罵っていた。しばしばそれは、ジューンバグの単独特攻を引き金にして私たち全員が灰色の画面を見入り、OOooOOなどとしか話せぬ状況が助長した。このようなチームは災難を生み出すための典型である、と考える方もいるだろう。しかし、全く異なるプレイスタイルの下で、強い尊敬と愛情の一面も存在したのだ。問題の夜、ジューンバグはレオルタスへフェルッカで狩りをしようと提案していた。当てにならぬ友人のせいで最後に不幸な死を遂げて以後、彼がロードの称号を再び得ていたことは少なからぬ業績であった。私たちは日頃、フェルッカ世界で活動することはなく、本当にあからさまなトラメラーだったのだ！しかし、常よりも壮大な財宝と栄光を得ることができるのだというジューンバグの論は、説得力のあるものだった。さらに、それは週末の夜のことであり、レッドキャラクターでプレイしているようなお子様たちは既に寝入っているに違いない、私たちはそのように期待していたのだ。私たちは、既にトランメル世界で何十回と討伐してきた容易いピアレスボス、Lady Melisandeに挑むことにした。それならば可能のように思え、とにかくジューンバグの主張は合意された。わずか5分間で、私たちはフェルッカ世界で生きるうえで生じる些細な不快感を改めて感じとった。それはトラメラーが失念していること、スタミナ問題であった。化け物に取り囲まれ、仲間同士で交錯し、私たちは経験不足からあっという間に全滅した。烈火の如く怒りOoと叫ぶレオルタスと笑い転げるジューンバグを眺め、私は忍び笑いした。再編成し、蘇生し、骸を漁り終えると、私たちはキーアイテムの収集を再開した。その後幾、度かの突発的な死を経て、レオルタスの誇りある称号は失われ、ジューンバグの高笑いが響き、ようやく私たちは侵入の準備が整った。残念なことに、その夜、私たちは更なる不運に遭遇した。その場に現れたのは、数名のレッドキャラクターたちだったのだ！ジューンバグがLady Melisandeの住処へ私たちを転送したことで、蘇生直後だったレオルタスはすぐさま死んでしまった。サテュロスの大群に襲い掛かられ、私は死んでしまったが、今度ばかりはジューンバグがなんとか窮地から脱しようと試み、ぼろぼろになりながらも私たち全員は立ち直した。戦いののち、私はLady Melisandeの骸を漁って驚愕した。そこには、私が初めて目にするCrimson Cinctureが収まっていたのだ！ジューンバグは最も人気のあるヘアカラーを得ていた。いまやロードではないレオルタスは、彼が求め続け、いままさに手にしたセットアーマーの最後の部位について誇らしげに語っていた。一体のボスからこれほど素晴らしい戦利品の数々を得られるとは、私は聞いたことがなかった。そして、そのような出来事は二度と巡り会うこともなかった。しかし皆さん、それは私たちのこれまでに過ごした最高の夜でしたし、親愛なる仲間たちとともに共有したことでより素晴らしい思い出となったのです。
Story 6
悪夢のカジノ（Nightmare Casino）
私はLegendsという破片世界においてひとりの田舎者に過ぎず、なんら関心を惹くような者ではない。
私はこの世界における富に乏しく、悪魔の手なる叡智、その戦闘技術を…おほん、さて、その戦闘技術はLegendsシャードで知られてはいなかったのだと言うことはできる。このブリタニアの地でさえ、私に秀でたものはなく、私は魂を喪失していた、あるいは少なくとも私自身はそのように感じていた。それはあの日、私は他に比することなき機会を得た日までのことだった。
唐突に巨大なボグシングが現れ出でたとき、私はブリテイン第1銀行に佇んでいた。それは闇夜の如く暗く、幾多のティム・バートンの映画を見たかのように語った。それは街に不慣れな様子であり、ナイトメア・カジノの求職申込みをしていた。その仕事はあまりに大変なもののように思えた。カジノ・マネージャーやゲームディーラー、バーテンダーといった職だった。Legendsシャードにおける闇の勢力に誰が加担しようと思うだろうか。この男はそれを望んだのだ！*自らを指さした*これは瞬く間に私がウルティマ オンラインで経験した頂点に達した。苦難の刻を費やしたすべてが、ついに報われたのだ。私はくそったれなカジノのパートタイム・バーテンダーとなったのである。イーッヒッヒッヒッヒッヒ！我が人生、ここに極まれり。
短い研修期間を経て、私は勤務を開始した。私の仕事とは、客として訪れる全ての人々に安ワインを手渡していくことだった。さて、常日頃からイベントモデレーターが言っているように、イベントを実施しアイテムを配布していくことは重責である。今なら私自身も言うことができる、それは、大変なこと、だ！！その週、Legendsシャードにおけるくそったれなカジノのパートタイム・バーテンダーとして、私はロード・ブリティッシュの気分を味わった。破片すべての住民たちがこのカジノに集ったに違いなく、私は注目の的となった。その酒場には、いつもパトロンたちが詰めかけていた。カジノフロアは大金を得ようとする勝負師たちであふれていた。Legendsシャードのコミュニティがともに、この素晴らしいイベントを体験しているのだと、私は実感していた。ギルドや派閥は、互いの違いにとらわれずひとつのコミュニティとなって愉しんでいた。
Legendsシャードの気概ある市民たちは、ナイトメア・カジノの罪深き本質に長く対処することはできなかった。同胞たちが次々と破産していく様を眺めて1週間後のことだ、カジノは全焼した。膨大な量の安ワインが火中にはあり、その後何年も燃え続けて瓦礫と化していった。（些細なことだが、イベントモデレーターが鎮火させるまで、実に4年の月日を要したのだった。）
先日、かつてナイトメア・カジノのあった場所を訪れると、そこにはいまだ基礎が残されていた。私にとって、それはウルティマ オンラインにおける最高の日々のひとつに挙げることのできる思い出であり、このゲームとコミュニティが如何に独創的であるかを示す思い出となった。
ウルティマ オンラインは今月で15年目を迎え、私自身は30歳を迎える。私は高校を卒業し、大学を卒業し、三種類の産業を渡り歩き、五つの都市で生活した。私の人生を通じてただひとつ不変のものがあるとすれば、それがウルティマ オンラインである。私の半生は、このコミュニティとともにあり、これから続く長き年月を愉しみにしている。
ありがとうウルティマ オンライン、長年に渡って私の人生に寄与してくれていることに感謝します。
Story 7
そのゲートが開かれたとき、私はその男を怖々と見た。私の眼前に現れたその青い球体は、全くの他人から私に対するこの冒険の誘いであった。その男へ微かに頷くと、私はそのゲートへ踏み出した。冷たい風が叩きつけられ、私はそこが氷の孤島であると気付いた。私の眼前には壮大な城があり、その中では数えきれぬほどの人影が動き回っていることがわかった。私を連れてきた若き戦士は、キング（King）と名乗り、ゲートから踏み出すと城の外に立つグリーターへ私たちの入場料を支払った。うなづくと、私たちは入場を許可された。
私に対してこの冒険の目的が説明された。それは、贈収賄や会話など考え得る限りの手段を用いてトランメル世界各都市からの代表者の身元を特定することだった。賞品については思い出せないが、当時では大変素晴らしいものであったはずだ。しかし、そこから推察できることといえば、誤れば追い出されて戻ることはできなくなるということだけだった。その城は惜しげもなくあらゆる必需品で装飾されていた。ゲーム盤は廊下を埋めていたし、バーテンダーのいる台所は会議場の真上に位置し毎晩の如く誰が推理し失敗したか公表した。
私たちは必要な情報を得るため独自に買収していこうと開始した。しかし、この作戦を実施するための資金を有してはいないことはすぐにあきらかとなり、私たちは他の、邪な手段を用いるしかなかった。酒の飲み比べ勝負に2度挑戦したのち、私は黄色のローブを着込んだ男はブリテインの出身であることに気づいた。キングはチェスゲームに自らの装備一式を賭け、その条件に応じた青色のローブを着込んだ女性に勝利した。彼女はムーングロウ出身であった。
およそ一ヶ月の間、毎週土曜の夜に私はキングとこの場で出会った。第2週目を終え、代表者が誰かを突き詰めるのではなく、友好を深めようとするようになった。後々に振り返ると、私は代表者の着込むローブと彼らの出自の関連性を認識していたが、それに気づくには当時の私たちは若すぎた。結局、私たちはイベントへ足を運ばなくなり、僅かな人数でひとつのギルドを設立してKnightと名付け、その略称を決めた。私たちはともに技術を磨き始めた。私自身は魔法の力で仲間たちの生存を支援する調教師となった。キングは、その剣の技術をあらゆる名高き達人たちに比肩するほど磨いた。仲間たちの一団は、ハープを用いる技術を駆使し、敵を鎮め、あるいは互いに争わせた。数年の刻を経て、私たちは家族となっていき、今日では私は女性の姿となって過ごしている。私は顔も知らぬ彼らの名を思い浮かべる。アラゴン（Aragon）、アーウェン（Arwen）、キング。ただ画面の向こう側で踊るピクセルの思い出だけが残されている。それはピクセルか、いや、それは私にとって確かに育んだ現実の友として大切なもので、そこでは私は童心に返っていたのだった。
Posted by Tim Chappell
2012 Oct 18 18:21 -0400 GMT
We received 15 great stories from the Legends shard. Our judges had a wealth of memories to be entertained by and, once again, we ended up with another three way tie!
Here are the 7 winning entries from the Legends shard:
The Noobiest of Newbies
When I look back at the ten years, I have played Ultima Online my favorite memory is of the month I was stuck in the Lost Lands aka T2A. When I think about it, I laugh and laugh. I really was the noobiest of newbies. I am sure you are wondering how anyone becomes stuck in T2A for a month. Well it started with an ostard, yes an ostard. It was 2002 and I was on my tamer Serena hanging out at West Britain Bank like everyone did in those days. A pair of fellow players, whose names have long been forgotten, approached me, wanting to know if I could tame one of them a forest ostard. I replied that I was a newbie tamer, but my skill was high enough to tame a forest ostard. However, I did not have a rune to where the ostards were located. Not a problem, my new friends had a rune and could gate! “Great!” I replied, “Let’s go!” The mage cast the gate spell, and we departed.
Shortly after our arrival, we were accidently separated, but we had partied up so we were still in communication. I gleefully announced over party chat I had found an ostard, where were they. Well, what I had actually found was a FRIENZIED ostard, the psychopathic cousin of the mild mannered forest ostard. Oh yeah, he killed me like a newbie on a mongbat. I told my new “friends”, I was dead and needed a rez. They dropped party and I never heard or saw them again. I was dead, my body had poofed along with it my reagents, my armor, and my glorious finds from the bank floor. I started down the road and on a month long adventure. For several days, I would log in and run looking for a town. One day I saw what looked like “civilization” on my paper map. I ran as fast as my ghostie feet would go to this town. Snake people!?!? Spider people!?!? This is NOT a friendly place! Then I ran to the next town on the paper map. It was infested with UNDEAD!!! What kind of place is T2A? After two weeks, I found the city of Papua, and got rezzed. Well at least, I was among the living again! I decided to sail away from T2A. I took all the gold in my bank box, bought a boat, and for four days tried in vain to sail away from T2A. I did not know about the serpent’s pillars; I was sailing in circles. Disgusted, I put ashore at Papua and despaired that I might never escape this place. Then I saw a glorious sight, a fellow player! I ran up and begged him to tell me how to escape T2A. The wise veteran player told me. There is a pentagram in the mage shop, stand on it, say "recsu", and it will take you to Moonglow. I could have cried!
I was hanging out at Luna bank when I saw the herald spamming to meet in Jhelom. Little did I know this was the beginning of a long and interesting event arch! Armando Pascal told us about these mystical creatures called Sea Dragons. To some they look like Blue-Green Sea Serpents but soon to us Sea Dragon Herders they became an icon of Legends shard. After many drunken meetings we learned there were 3 Sea Dragons swimming in the vast semi-uncharted waters of Britannia. After many long and uneventful hours, a call came over gen. chat. We spotted one off the shore of Vesper. The coordinates were given out, many rush to see and even help in the capture of the beautiful creature. I and my shipmate Spelosity continue our search, up and down the shores. And again the call came over the Gen chat. Another Sea Dragon was found. Alas the third one was never found or at least I was never sure if it was found. I believe the poor thing was killed by the dastardly pirates. The 2 Sea Dragons we did find and capture started their new lives at Vesper. We use many a boat to block them in the area. After this we begin to feed and care for the Sea Dragons. They stayed only a little while in Vesper. We were give orders by the shady Armando Pascal to move the Sea Dragons to Nu’jelm to the small water way. This was done by “Herding” the Sea Dragons with boats of all size and description. This took a lot of time and patience as we moved one Sea Dragon at a time. We again fed and observed the Sea Dragons. Much to our surprise they were a male and female Sea Dragons. Soon we had a baby to study and protect. Sadly, we were unable to protect the little fella and he died in an epic battle. Not all was lost as we were able to breed the mom and dad again. This time we had two special locations to take them to do this. One was off the Coast of Dagger Island and the other was off Fire Island. We soon had two more babies, a fiery Sea Dragon and an Icy Sea Dragon. We worked as a team to feed and care for the Sea Dragons. The small group of us that constantly fed and checked up on the babies earned more than the title “Sea Dragon Herders”. We built friendships that will last beyond the day they close UO’s doors. The Sea Dragon Herders include Selador, AliceWonderland, Erigo, Bearded McNuge, Jedediah McNuge, Spelosity, and me. (Luc) There are a few honorary Herders too. We even have inside jokes. Our favorite is “last time I saw Bearded McNuge, he was sailing off into the sunset with Scalis on his ass!” This was from an incident involving fabled nets and feeding the dragons If you ever visit Legends you just might hear it.
I was boating one day for a change of scenery when I noticed the island just southwest of serpents hold had activity on it. Not planning to see any players on my journey I was quite excited and docked my boat as fast as I could. As I approached the other player, introducing myself and starting a conversation, I noticed the house he was standing next to was IDOC. A sense of fear overwhelmed me, as I am not usually a visitor to felucca. The other player was being very nice though so I decided to stay and chat for the duration of his IDOC and maybe I would even grab an item or two. All of a sudden a third player showed up and we were under attack! Apparently he was not planning on sharing the riches. Surprisingly the other player helped me defeat the attacker and we resumed our conversation. Just then the house fell! We hurriedly picked up items when our attacker appeared once more, we prepared to defeat him once again when he laughed and ran away just as a harbinger appeared! My new friend and I forgot about the IDOC, we had already decided neither of us wanted a house in that spot, and turned against the harbinger. It took hours to defeat the horrendous monster that had been spawned upon us, but we stuck through it to the end, healing and resurrecting each other countless times. We even carried out our conversation, in shorter bits and pieces of course, throughout the fight. Much to our attackers dismay, we defeated the harbinger and although most of the IDOC items decayed and neither of us received a conjurers garb, the friendship we had made throughout that morning was infinitely more valuable. We have remained friends to this day all thanks to that one player determined to win the IDOC.
I was wandering just near the city limits of Skara Brae as I noticed forces
gathering just West of the famous “Hedge Maze”.
Pack horses stood, their bags bulging with materials and resources.
Many warriors, mages, and crafters stood nearby ambitiously awaiting orders.
As the anticipation grew amongst this group, individuals began emerging from the
nearby woods bearing town sigils.
As an eighth person emerged, the group was ecstatic.
Then what appeared to be the leader of this group shouted “Move Out”
The group immediately began marching towards the docks of Skara Brae, a ferry
awaited their arrival.
The speed at which all were transported, was quick indeed.
The march then continued to Skara Brae moongate.
At this point, the same individual that had ordered the group to “Move Out” then
instructed all to “Move onward to Britain.”
From Britain moongate the group moved North along the road and then through town as
a tight knit unit, finally arriving at Castle British.
All of the crew immediately took position inside the East Castle wall.
As the last member of this group stepped foot inside the courtyard, the portcullis
was dropped with swiftness.
The crew then rushed into the throne room and split into two groups…
Craft persons within the first group, warriors and mages within the second.
The crafters immediately began constructing a barrier at the entrance of the throne
room.
The second group moved towards the monoliths within the throne room and began
placing their sigils upon them.
As the eighth sigil was placed upon a monolith, this group of warriors and mages
took stand back at the throne room entrance, watching the crafters cautiously.
Upon completion of this barrier, the crafters amongst the group made way to the
hallway just West of the throne room.
In this hallway they made use of their remaining resources by creating parts
required for yet another barrier.
The mages and warriors within the group remained at the barrier located at the
entrance to the throne room.
Hours had passed. The crafters had finished building their materials, their
resources devoured.
They stood silently, awaiting orders to tend to the barrier.
Just then, the portcullis rose.
A group of mages approached.
Followers of Minax.
The Followers of Minax proceeded to rush the throne room entrance. They then began
dismantling the barrier in place.
The warriors and mages within the throne room attacked back with might to slow down
their attempt to remove the barrier.
The crafters amongst the group made swift repairs to the barrier for hours as this
fight progressed.
What happened next was amazing to say the least…
What appeared to be reinforcements of the group inside the throne room, pushed in
through the castle gates.
The Followers of Minax were instantly slaughtered by forces attacking from each side.
My best hunting experience happened a night I was running with my two best mates, Leoltus and Junebug. Two buddies were never more opposite than these guys. Junebug was a bit of a reckless clown, he was never much worried about dying. He even preferred wearing a jester's hat to advertise his jaunty air. Leoltus was the opposite- always very serious in his honorable mage role and took character deaths personally. Inevitably he'd revert to railing at anyone around that could have contributed to his toon's demise. This was compounded by the fact that it often was one of Junebug's kamikaze stunts that had reduced us all to gray screens and text limited to OOooOOs. One might think a team like this is a recipe for disaster, but beneath the very different play styles was a streak of strong respect and downright affection. The night in question, Junebug had managed to talk Leoltus into actually doing a Fel hunt. This was no small feat since Leoltus had just regained his Lord title from his last unfortunate fatality caused by our flaky friend. Fel was not something we normally did. We were bona-fide, unashamed Trammies, baby! Yet, Junebug was persuasive with his arguments of much grander treasure and glory than our normal hauls. Also, it was a weekday night so surely all those mean little kids playing reds were already in bed- we hoped. We were going to do an 'easy' peerless we had done dozens of times in Trammel, Lady Melisande. It was gonna be a cinch, according to Junebug, anyway. Five minutes into the hunt we rediscovered the nasty little Fel fact of life that Trammelites always forget- the stamina issue. Surrounded by monsters and tripping over each other, we were soon wiped out from our own inexperience. I couldn't help but chuckle seeing Leoltus fire off an angry string of Oos and Junebug's LOL. After regrouping, rezzing, and body retrievals we were back to the business of key gathering. A few more accidental deaths, loss of Leoltus's prized title and much chortling by Junebug and we were finally ready to go in. Unfortunately, we were cursed with even more bad luck that night, as who would pop up but a few reds! Leoltus immediately fell dead (again) as Junebug transported us into Mel's lair. I landed in a pile of satyrs and died. For once, Junebug managed to save the day and we were soon all back in the fray. After the battle I was astonished to open Mel's corpse and snag my first ever crimson cincture! Junebug got the most coveted of hair dye. Even no-longer-Lord Leoltus was crowing about the final piece of set armor he'd needed and had just scored. I've never heard of anyone else bagging such awesome loot off the same boss, and we never had it happen again. But man, was that the best hunt night we ever had, made even better by sharing it with my best friends.
Nightmare Casino
I was but a peasant on the shard of Legends; unremarkable by any measure.
I lacked the wealth of the Sorcons of our world, the wisdom of the Devils Owns, the fighting talent of the… ahem… well let’s just say Legends has never been known for its fighting talent. Even in the lands of Britannia, I wasn’t good at anything. I was a lost soul, or at least I felt like one. Until one day an opportunity like none other presented itself.
I was sitting by West Brit bank when an enormous bog thing appeared out of thin air. He was dark as night and spoke as if he’d seen one too many Tim Burton movies. He was new to town and taking job applications for the Nightmare Casino. The jobs sounded awful; casino manager, games dealer, bartender. Who would apply to be part of such a despicable part of Legends? THIS GUY WOULD! *Points to self.* This quickly became the pinnacle of my UO experience. Everything I had worked for; all the hours of working the grind finally paid off. I BECAME A PART-TIME BARTENDER IN A TRASHY CASINO. EeeeeHEEHEEHEEEEEEE! My life was complete.
After a brief training session, I started my first shift. My job – hand out rotgut wine to all interested patrons. Now, as any EM will tell you, running events and managing item hand-outs is a big responsibility. And, as a player given the enormous responsibility of handing out event items, I can honestly say, IT. IS. AWE-SOME!!! For that week as a part-time bartender in a trashy casino on Legends, I felt like Lord British. The entire shard must have been at the casino, with me being the center of attention. The bar was always packed with patrons; the casino floor filled with risk-takers ready to win it big. It truly felt like the Legends community had come to experience this great event together; that guilds and factions set aside their differences to have fun as one unified community. *
*
The morale citizens of Legends couldn’t handle the sinful nature of Nightmare Casino for long. After a week of watching their colleagues lose their livelihood, the casino was burnt to the ground. There was so much rotgut wine in the fire, flames burned from the rubble for years to come (no seriously – it took like four years for the EMs to put out the fire).
I visited the site of Nightmare Casino the other day; the foundation still exists. To me, it’s a reminder of one of the greatest weeks I’ve had in UO and a reminder as to how unique this game and community truly is. As UO turns 15 this month, I turn 30. I’ve graduated from high school and college, worked in three industries, and lived in five cities. The one constant throughout my life has been UO. I’m privileged to have been a part of this community for half my life, and look forward to many years to come.
Thank you, UO, for your contributions to my life over the years
I looked at him nervously as the gate opened. The blue orb loomed in front of me, advertising this adventure a complete stranger had invited me on. With a slight nod to him, I stepped through the gates, where I was barraged with the cold winds of what I recognized to be Ice Island. In front of me lay a vast castle, inside of which I could make out the figures of countless people moving. My escort, a young warrior named King, stepped through the gate and offered our entrance fee to the greeter outside. With a nod, we were given access.
It was explained to me that the goal of this adventure was to discover the identities of the delegates from each city in Trammel, through bribery, chatting, and anything else we could think of. The prize has eluded my memory. All that I know is it was substantial at the time. However, you only had one guess. If you failed, you were kicked out and unable to return. The castle was decorated lavishly with all the supplies necesarry for such a feat. Game boards littered the hallways. A kitchen with an in-house bartender was right above the meeting area, where every night of the event it would be announced who had made a guess and failed.
We set out with the intent to bribe our way to all the knowledge we needed. It soon became apparent that we didn't have the funds to fuel this mission, and we had to fall to other, more devious ways. I discovered that the yellow-robed man was from Britain after a couple rounds of a drinking game. King wagered all his armor in a game of chess and won against a blue-robed woman who admitted, as per the terms of her loss, that she was from Moonglow.
Every Saturday night for almost a month I met King at this gathering. After the second week, it stopped being about finding out who the delegates were and started being about making friends. In hindsight, I realize the connection between the delegates' robes and their city of origin, but at the time we were too young to notice. Eventually, we stopped going to the event altogether. A small group of us founded a guild, called Knight or something else equally short. We began honing our skills together. Me, the tamer whose magical powers helped keep the team alive. King, whose skills with a blade rivaled that of all the well known masters. A sibling team that used their skills with a harp to calm or turn enemies against each other. This became my family for a few years, helping shape me into the woman I am today. I don't have faces to associate with their names. Aragon, Arwen, King. I just have memories of pixels flying across the screen. Those pixels, however, were just as important to me as the 'real-life' friends I made that carried me through my childhood.
