2007年06月29日
「禅都お宿の物語」(3)

倭国徳之諸島禅都を中心に起きた「禅都お宿の物語」に関する情報です。

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2007年06月05日〜2007年06月15日
「禅都お宿の物語」
2007年06月16日〜2007年06月22日
「禅都お宿の物語」(2)

2007年06月23日
禅都お宿の名裁き(日本公式)
禅都お宿の物語「大女将キクと紅き扇」
2007年06月27日
禅都お宿の物語「若女将のお茶会」
2007年06月28日
禅都お宿の物語「若旦那の酩酊」
2007年06月29日
禅都のお宿で殺人事件が!(ブリタニア☆ウォッチ)

2007年6月29日 禅都のお宿で殺人事件が!

こんにちは、メグ・ハマーです! 連日の大賑わいを見せていた徳之島は禅都にある「お宿 みやび」でしたが、先日、宿の大女将であるKikuさんが何者かによって殺害された模様です。第一報は、宿に併設された「居酒屋さけさか」の番頭Hachibeiさんによってもたらされました。禅都郊外で大女将の死体が発見され、その傍らには宿のの宝と酷似した赤い扇がありました。そして周りには大量の血痕があったようです。現在、ガードが派遣され、事件を捜査しているとのことです!

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うわーん!殺人事件が起きるなんて! 平和だったはずのお宿に一体何があったの!? 宿の人間関係や経営をうまくまとめていた大女将がいなくなっちゃったら、宿の行く末はどうなっちゃうの!? そして、真犯人は一体誰!?

久々に、レポーター魂がメラメラと燃えてきたメグが、宿を訪ねてきたお客様に突撃レポートしちゃいました!

まずは、「居酒屋さけさか」で一杯引っ掛けていたひげが自慢のお兄さんから!
 
「あーん?*ヒック*今回の殺人事件についてどう思うかだって?*ヒック* そうだなぁ、この手の殺人事件で、まず疑わなきゃなんねぇのが、第一発見者さ。ここの居酒屋の番頭なんだってな。俺は最初からあいつがいけすかねぇヤツだと思ってたぜ。*ヒック*若女将のおアヤさんにも手ぇ出しかけてたし。あーん? 番頭が大女将殺して一体何の得があるって? ……そいつは……アレだよ……アレ。おい!酒が足りねえ!もっと持ってこいってんだ!*ヒック*」

……あわわ!これ以上のレポートは困難と思われますので、次! 宿をよく利用しているというエルフのお姉さんです!

「ええ。ハチさんは犯人じゃないわ。アタシが言うんだから間違いなし。彼はちょっとおっちょこちょいなとこもあるけど、そこがなんていうの……? エルフ本能をくすぐられるっていうか・・・。アタシの考えによると、怪しいのは女将よ。なんてったって動かぬ証拠があるのよ! ……ここだけの話、女将の着物の袖に、血がついてたっていう噂よ。これはもう確定よね。大女将がいなくなったら、自分が宿の責任者として君臨できるわけじゃなあい? 動機はそこよ! 間違いないわ……。」
 
……え?メグの背中をつついてる貴方は? あ、おじいさん? ぜひ一言言わせてくれって? ええ、いいですよ! どうぞどうぞ! 

「あー。ええかの? お嬢ちゃん。わしはのぅ、犯人は宿の者じゃないと思うておるんじゃ。心当たりがあるのかって? そうさのぅ。ほれ、大女将がひいきにしていた仕入先の親父なんか怪しいわい。なんだかのう、大女将にはいつも値切られるって愚痴っておったわい。金が絡むと、人ってなぁおかしな具合になるもんじゃよ……。それによ、大昔にゃあ、あの親父、大女将に恋心を抱いてたという話じゃよ。もちろん鼻にもかけられなかったようじゃがな……そのあたりのうらみつらみもあるんじゃないじゃろうかのう。」

あーん! もうっ聞けば聞くほどわかんなくなってきます! 真犯人は見つかるんでしょうか!? これからもお宿から目が離せないですね!

なにより……大女将のご冥福を心よりお祈りいたします……。ちょっとしんみりしちゃったけど、以上、レポーターのメグ・ハマーがお伝えしました! ブリウオっ!

2007年6月27日 禅都お宿の物語「若女将のお茶会」

禅都の宿みやびでお茶会が催されるはずだった日に起きた悲しい事件、宿みやびの支柱だった大女将キクが何者かに殺害されたことによって、いよいよ物語は大きく動き始めました。果たして犯人は宿みやび従業員の中にいるのか、現場に残されていた紅い扇にはどのような意味があるのか、まだ客が知り得ていないことは数多く残されています。

女将ルリ、若女将アヤ、女中のマチに番頭ハチベイといった従業員が事件の事情聴取のため宿を離れ、しばらくたった今宵。久しぶりに従業員のひとり若女将アヤが客たちの前に姿を現しました。

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未だ大女将を失った悲しみに暮れているかと思いきや、大女将の言葉を信じて気丈に振舞おうとしているのか、明るく客たちに挨拶をする若女将。モアイに扮した客に冗談を言いつつ対応なんてしてくれました。

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ですが、やはりおかしい。若女将とは何度も顔を合わしているはずの常連客相手に自己紹介を始めたんです。気丈に振舞い、冗談を言っていてもやっぱり余裕はないよう。

事件発生以来の登場となる若女将、どうやら事情聴取から解放はされたようですが、数少ない男手はどこいってるんでしょうか!若旦那ですよ、若旦那!

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未だに宿へ戻ってきてはいないようだ。宿みやびの大女将が殺害されたという噂は既に徳之諸島では広まっているらしく、若旦那の耳にも入っているはずだという若女将。他の従業員は客に迷惑をかけまいと、通常営業に戻っているようだ。

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中でも、大女将の死に最もショックを受けていた様子の女将ルリだが、若女将がドジなふりをして炊きつけ、叱れる位には元気になったのだという。

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さて、折角久々に従業員の姿を拝見し、更にそれが若女将だったことで、客たちは紅い扇に関する質問をしたんだよ。やっぱり事件の真相にたどり着くためには紅い扇の秘密は外せない。しかも、その知識があることが判ってるのは、今のところ女将ルリと若女将アヤだけとくる。

だが、若女将自身も女将になりたてのため、女将になったら知ることが出来るということや、わざわざ贋作を用意するほどのとても大切なもの、という程度にしか聞かされていなかったらしい。これは、先日の証言から判っていたことだ。

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若女将も、いずれは全てを教えてくれるものと期待していたようだが、それも叶わぬこととなって残念そうだった。

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まだまだ宿みやびの組織立て直しには時間を要すると見える。そのような中、わざわざ若女将が客の前に現れたのは、なんと大女将殺害当日に予定していたお茶会を是非執り行いたいからだそうだ。

深々と客に謝罪する若女将。
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なんとひとりで準備をしたのだという若女将。

よもやお茶会が本当に実施されるとは思わなかったが、宿みやびに集ったお客たちは若女将に連れられ、禅都郊外へと向かった。ただし、今までとは逆に南手。ちょうど禅都を取り囲む外壁の南西端。

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若女将を気に入ってくれたようだ。
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早速準備したものを並べ始める若女将。

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更に柱まで立て始めた!?凄すぎますよ、若女将!
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こうして、あっという間に立派な東屋が組み上げられていったのです。

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金槌で指を叩いたりはしていたようですが・・・
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目の前で行われる建設はためになるのです。

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まず、配られたのは和菓子・・・
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ならぬ、パンプキンパイ!これはブリタニア出身者である若女将の好物だったはずだが、まさかの組み合わせ。緑茶と一緒に食べた経験なんてない。

ひとりひとりに手渡ししてくれた若女将だが、私は受け取ることができなかった。何故なら、私の鞄の中は書物と食物でいっぱいだったからだ。我ながら生活感満載、持ち歩いてる雑貨類の中から折紙を道にポイ捨てして鞄を空けた。

ポイ捨てへの非難を受けつつも、パンプキンパイを獲得。
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続いて若女将によるお茶。

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以上、若女将のお手前でござった。

それにしても、大通りではないが道を掘り返して囲炉裏を作ってしまってる。道交法違反で逮捕されかねない強引な設営。

その後は若女将のたてたお茶が振る舞われ、茶に対する心が語られるのであった。案の上、私は荷物がいっぱいであわやお茶を飲ませて貰えぬところだったけどね。

Aya
茶を作った人の苦労
茶を点てた人の心
それらを推しいただく
全てのものに感謝して
茶をいただくのです
それが茶の心。
我が宿みやびも
お客様あってのこと
常に感謝の心を大事に

では、粗茶ではございますが
どうぞ召し上がれ

"むしゃむしゃ"といただいた。

ちなみに今回使った茶碗はみやびの倉にあったものを引っ張り出して来たんだそうだ。めっちゃ茶碗ごと喰ってしまったんだが、高価な茶碗じゃなかったんだろうか。

消毒済だから大丈夫だという若女将・・・・
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こうして無事、終える事の出来たお茶会。若女将が宿へ去ったあとも東屋にとどまり、談笑しているとお客のひとりが囲炉裏にあった茶釜を喰うというハプニングが発生。後から女中のマチさんが片づけに来ると言っていたからなんと弁解しようかと焦る客。

禅都の食器や茶器はすべからく食用なのかもしれん。

結局、片づけに来たマチさんに茶釜がなくなっていることに気づかれ、釈明するお客であった。

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それにしてもマチさんの怪力は凄い。囲炉裏を一気に引き抜いたかと思えば、東屋もどんどん壊す壊す。屋根が次々と取り外されていった。

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ものを壊すのはいいけど、人間関係は壊してくれるなよ。

2007年6月23日 禅都お宿の物語「大女将キクと紅き扇」

やってきました三度目の週末!前二回は仕入れという実に地味なことを手伝わされる羽目となったお客様一同。三度目になってやっとお客様らしくお茶会なんぞに招かれるのでありました。

招かれたはずで、ありました。

ルンルン気分でお茶会のためにお色直しするわてくし。
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やはり禅都のお茶会に招かれたなら和服です。なんだか随分やつれた感じに見えるのが不満。やっぱりオークはぽてっとした小腹が魅力なのです。

マントを脱いで悪代官様オーク完成!
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脱線しちまいますが、「蘇りし王国」との調整のせいか従前の本の改行が狂ってしまったんでしょうか。自宅で集めてる大量の本が無事か大いに不安。しばらく怖くて帰宅できないかもしれません。

お茶会と言えば厳かぁな雰囲気の中でオホホホホと笑いながら緑茶をボリボリ喰わなければならぬのかと思ってたんですが、話の方向は徐々に狂っていきました。

最初にお宿に姿を現したのは若女将のアヤさん、酒場さけさかでお茶会なのかと思いきや、外で開催されるとのこと。

お客は若女将に続いてゾロゾロと宿の外へ。どこへ連れて行かれるのかと思ってたら、そこへ番頭のハチベイが猛突進してきました。

その慌てぶりたるや、ただごとではない。もともとせっかちうっかりな雰囲気を醸し出していた番頭ハチベイなんですが、日頃とは比較にならぬ程の慌てぶり。厳かな中でのお茶会は早くもぶち壊しです。

ですがこの番頭、何を申し奉るやと思えば、とんでもないことを口走ったのです。

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番頭ハチベイは禅都の北で倒れている大女将を見つけたのだとか。そして、倒れていた大女将をよく見ると・・・

死んでいたのだとか。うっかり身内の遺体を見つけるなんて、とんでもない男だ!

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どよめくお客。お宿みやびで唯一大人な対応を見せていた大女将に何があったというのだろうか。番頭ハチベイに連れられるがまま、若女将、そして客らは宿をあとにした。

向かいたるは禅都の北。だが、進むごとに奇妙な感覚となる。この道を通るのは今回が初めてではない。一度目は若女将と共に酒の泉を観光に、二度目は大女将と共に墓参りに赴く際に通りし道だ。

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そして、嫌な予感は着実に的中していくのだった。

和服を着た女性が倒れていたのは、とある木の下。そこには供えられてまだ日が浅いと思われる花々が周囲を取り巻いていた。

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そう、そこは先日大女将と共に出向いた墓参りの場所、大女将の旦那が眠ると伝え聞いた場所で、花を紅く染めるように広がる大量の血溜まりに沈む女性、それこそが大女将だったのです。

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横たわる大女将に歩み寄り、その身体を揺する若女将。当然、遺体が目を覚ますこともなく、若女将も大女将が息絶えていることを悟ってしまったようだ。だが、大女将の教えを守るため、気丈に振舞おうと歯を食いしばる。

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この状況を冷静に殺害であると断言する番頭ハチベイ。そんな中、お客は現場にあるものが落ちていることに気づいた。大女将の周囲に広がる血溜と同じ色のもの、それは宿みやびに飾られていたはずの扇だった。

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確かに今晩、宿みやびの一階に飾られていたはずの扇がなくなっていたことは客たちも気づいていた。宿の改装をしているせいかとも思われたが、どうやら今回の事件のせいだったようだね。

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客の指摘に気づき、扇を覗き見る若女将。そして扇が間違いなく宿に伝わる家宝の扇なのだと呟いた。

ただし、それは盗難防止用の"贋物"の方なんだとか。
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宿にあったはずの家宝の扇。状況だけ見れば盗賊に奪われた扇を取り戻すために追った大女将が返り討ちにあったとも見受けられるが、その場所が思い出の地であるとなると何らかの見立てではないかとの疑念も生じる。

そもそもこれが"他殺"だと断定することも早計だとは思うのだが、状況から見て第三者の存在或いは意思があった可能性は大いにあるね。

新たな物的情報を得たところで森を抜けてくる人影が目に入ってきた。それは何故か女将ルリ。偶然通りかかるには随分街道から離れた場所なんだが、番頭といい女将といい、不思議とここを通るもんなんだな。

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だが、歩み寄ってきた女将に対して番頭ハチベイはとんでもない指摘をしたのですよ。なんと女将の袖に血が付いているというんです。

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ハチベイ、着物の袖に染み込んだ血なんてよく気づけたもんだな。

突然の指摘に困惑する女将だが、何故自分の着物に血が付着しているかなんて判らないのだという。むしろ何故そんなことを言うのか逆に問いかけてきた女将をハチベイは案内した、横たわる大女将のもとへね。

そして、惨状を目にしていよいよ錯乱してしまったようだ。

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そして、何故か冷静に制する番頭ハチベイ。
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完全に場を仕切るハチベイ。
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確かに現場を荒らすことは得策ではないが、いつの間に冷静さを取り戻したのだろうか。或いはもともとそんなに興奮状態ではなかったのか。ハチベイは女将に疑いの眼差しを向けた。女将に遺体を触れさせなかったのも、証拠隠滅させないためなんだろうか。

疑念は身近な存在、すなわち女将や若女将らに降りかかるは必然といったところだろう。ハチベイが身内が疑われる危険をうっかり気づかず口にしたのか、或いはそれすらもしっかり意図的なのかは判らないが。

こうして状況は客たちが想定していた通り、2時間サスペンスドラマの様相となってくるのだった。

大女将の死が他殺であるとすれば、犯人は誰か。

まず疑いをかけられたのは大女将の遺体を目の前にして泣き叫ぶ女将ですが、過剰なまでの反応が逆に演技ともいえるし、何より袖に付着した血の存在があるわけです。先日、大女将から一喝される現場を客の目の前で晒しているだけに名が挙げられても当然なわけということ。それでも若女将は女将のことを信じるという。

それを聞いて泣き崩れる女将ルリ。
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大女将が叱るときは相手に非があるときだけなのだから、それを恨むような真似はしないという女将。確かに筋は通ってるな。

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でも、若女将はどうか。女将ほど取り乱した様子もないが、大女将の身体に触れていたことに不審が指摘された。

そして最後に、何喰わぬ顔してホームズを気取っている番頭ハチベイ。お前、第一発見者なんだから、真っ先に疑われるべきだろ!これで本当にハチベイが犯人だったらミシシッピ殺人事件。

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ここでまたもや森を歩いてくる人物があったんですね。なんと衛兵です。誰もガードポストに連絡していないにもかかわらず、偶然現れるという不自然ぶりです。ここが思い出の場所である大女将はともかくとして、第一発見者のハチベイやふらりと現れた女将や衛兵なんてのは、どういう理屈でこんな場所に来たのか判らない。ここは大女将の思い出の場所以上の何かがあるのかも知れないね。

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こうして事情聴取が開始された。当然確認されるのは第一発見者。
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名乗りを挙げるハチベイ。この衛兵はハチベイとは顔馴染みらしく、第一声は的を得た質問。そう、"うっかり"見つけたのか確認した。

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ハチベイ・・・そこは否定するところじゃないだろ。偶然見つけたんじゃなかったなら、どうして見つけれたっていうんだ。

こうして事情聴取は終わり、衛兵は後で人をよこすと言い残して去っていった。

ところで、被害者キクの関係者はまだまだ残されている。我々が知り得るだけでも、女中のマチや食事処こくの亭主ヤスケなんぞは深い関係にあったと言えるだろう。

二人がどこにいるのか確認したところ、マチは休憩中なのでお気に入りの場所である禅都南東にある休憩場にいるのでないか、ヤスケはまた釣りに出かけているのではないか、との情報を得た。

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さて、どちらへ向かうべきか。この選択はどちらがより怪しいかというより、どちらに会いたいか程度でしかない。ノリの良さならばヤスケなのだが、私は女中マチのもとへ向かうことにした。若女将に嫌がらせを繰り返す現場を見てきただけにイメージは悪い女性なのだが、先日行われた酒の席で準備をしてくれた恩義があったから、礼をしとかなければならないと思ったわけだ。

禅都の東手にある橋を南に抜けて進んだところに休憩所はある。朝っぱらにこの辺りをふらふらしてる機会が多いので休憩所の存在は知っていたが、本当にそこで休憩してる奴はなかなか見かけたことがなかったな。

当のマチは独りでリュートを奏でていた。さすがはブリタニアの魔法体系に属すリコールを扱える女中マチ、西洋楽器のリュートまで扱えるようだ。彼女の素性はよく判らないんだが、ブリタニアの出自なのか、或いはすっごいブリタニアマニア?

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早速、マチに大女将が亡くなったとの事実を告げる客一同。だが、マチもこの事実をたちの悪い冗談だと笑い飛ばす。

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まぁ誰しも嫌な現実なんざ見たくない。嫌なものなら現実だろうが仮想世界だろうが見たくない。

こうして客とマチとの小競り合いが始まった。ほとんど強制連行に近い形で宿へ戻るよう促されるマチ。心休まるはずの休憩時間にまで客に囲まれるとは、ある意味哀れだ。

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宿で待っていたのは番頭改め探偵ハチベイ。
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今日はお暇を貰ってリュートの稽古をしていたのだというマチ。若女将に対していじめを繰り返していたマチも、先日女将ともども大女将に叱られたのだが、女将同様嫌っての仕打ちではないことを重々承知していると殺意を否定。

また、話は現場に落ちていた紅い扇に及んだのだが、マチ自身は1階のものが贋作だとは知らなかった様子。若女将によると、2つの扇については代々女将になるときに伝えられるものだったようだ。ということは、この事件以前に扇について知っていたのは女将と若女将、そして亡くなった大女将自身だけということになる。

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その後、衛兵が宿を訪れて大女将の遺体はガードポストに安置した旨が伝えられた。先ほどから姿のない女将ルリはショックのためか上で休んでいたようだが、衛兵の指示で起こされ、宿みやび関係者は衛兵による事情聴取のため任意同行されるのだった。

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結局、ヤスケの方は宿へ戻ってくる様子がなかったんだがね。この事件が古典的サスペンスとなっていくのであれば、まさに犯人はこの中にいる、と言えるのだが。

果たして、どのような展開を見せるのだろうか。

2007年6月23日 禅都お宿の名裁き

〜お茶会のご案内〜

いつも宿 みやびへお越しくださいまして、誠にありがとうございます。

この度、日頃よりご愛顧いただいておりますお客様への感謝と致しまして、女将一同揃いましての茶会を催させていただきたいと存じます。

徳之諸島名産でもあり、香り高いことで知られるGreen Teaをぜひこの機会にご賞味ください。

なお、茶会は地球時間2007年6月23日22時より受付を開始いたします。どうぞ皆様お誘いあわせの上お越しくださいませ。

伝統の名宿「宿 みやび」従業員一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

禅都四夜の花吹雪

辛いことがあったとて

挫けはしません 負けません

期待と思いを胸に抱き

笑顔を咲かせてみせましょう

あぁ、旅のお方。

また会いましたなぁ。

「宿 みやび」に変わりはないかって?

ははぁ相当あそこが気に入ったようだねぇ。

俺も紹介した甲斐があるってもんだ。

そうだねぇ・・・変わりというか揉め事ならまた起きてたみたいだぜ。

女将(Ruri the Okami)が若女将(Aya the Young Okami)にまた無茶な仕入れを指示したんだよ。

さらに従業員のおマチ(Machi the Chambermaid)の差し金で魔物が出るような所に向かわされたりな。

たまたま居合わせた番頭のハチベイ(Hachibei the Manager)が仕入れを手伝ったそうだが、

魔物から助けようとした弾みで、若女将をこう *ぎゅっ* としちまったんだってよ!

更に更に!その瞬間をおマチが目撃しちまったってんだから始末が悪い。

あることないこと女将に吹き込むに決まってらぁな。

あとこれは信じられねぇ話なんだが聞くところによるとな。

なんと徳之諸島にいるはずのないGiant Ice Serpentの群れがいたんだってよ!

以前にも若女将がSilver Serpentに襲われたって噂があるし、若女将にゃ蛇難の相でも出てるのかねぃ。

おっと話が逸れちまったな、それでな。

慌てて若女将がみやびに帰ったら案の定、待っていたのは凄い剣幕をした女将。

可愛い可愛い一人息子を奪われた怒りが一気に爆発しちまった。

そりゃもう凄かったの何の!向こうの通りにまで怒鳴り声が響いてたそうだぜ!

だがな、興奮した女将でも唯一頭が上がらないのが大女将(Kiku the Grand Okami)だ。

騒ぎを聞きつけた大女将の一喝で女将もピタッと黙っちまった。

女将とおマチに若女将、それぞれを叱り、なおかつ含蓄のある名裁きをするんだから、やっぱり貫禄が違うってぇんだろうなぁ。

おや噂をすれば何とやらか。ありゃ大女将じゃねぇか。

あんな血相を変えて走るのなんて初めて見るぞ。

一体どうしたんだろうな。もしや物盗りでも追っ掛けてるとか?・・・なんてな。

まさかそんなことねぇってなぁ、ははははは。

投稿者 Siel Dragon : 2007年06月29日 22:14
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